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これからも、このことを意識して作っていこうね

2022.12.30 / 西野亮廣エンタメ研究所



 

おはようございます。
昨日は13時間呑んだキングコング西野です。
#限界突破
#天才万博

さて。
今日は、本日閉幕する『天才万博』の「二つのニーズ」をスタッフ&お客さんと共有させていただきます。
「これからも、このことを意識して作っていこうね」というメッセージです。

 

大人になってからの友達を作る
 

これは方々で叫ばれていることですが、未婚者が増え、寿命が伸びた日本が抱えている爆弾は「孤独」です。

多くの人が後回し(問題を先延ばし)にしていますが、定年退職後の人生はメチャクチャ長いです。しぶとい人で「40年」ほどあります。

このまま何も手を打たなかったら、「20年間、30年間、ほぼ誰とも喋らない…」という未来はべつだん珍しい話じゃありません。

小学校、中学校、高校、大学…は、孤独回避機関でもあって、そこには「友達を作る」という選択肢が常にありましたが、社会人になると、極端に減ります。
その結果に「知り合いは会社の人間だけで、定年退職後は繋がっている人がいない」という展開が待っています。

ということもあって、ここから「繋がれる場所」のニーズが高まるのは間違いない。

昨日、『天才万博』の演出(BGM)の話を少しさせていただきましたが、そういえば、もう一つ。
第一回(7年前だっけ?)の『天才万博』を観た時に、禁止したものがありました。

それは幕間(アーティストさんの準備中)のMCトークです。
一般的に「トークで間を繋ぐ」は正義とされていますが、トークで間を繋いでしまうと、お客さんの矢印はステージに向いてしまい、その分、“お客さん同士の”コミュニケーションが減ってしまいます。

なので、「幕間はトークで繋がずに、音楽を流してください。そして、急いでスタンバイをする必要はなく、幕間の時間をたっぷりととってください」とお願いしました。

幕間の捉え方を、「お客さんを待たせる時間」から「お客さん同士のコミュニケーションを増やす時間」に変えたのです。

天才万博の攻めどころはココで、「どうすれば、お客さん同士のコミュニケーションが増えるか?」を問い続けることが大切です。

これからの日本では、そのニーズは確実に増えるので。

 

主役は「お客さん」
 

その昔、「どうやってディズニーを超えようかなぁ?」と考えた時に、「作ったモノを70億人に届けるのではなくて、70億人で作るエンターテイメントを作る」と結論しました。

「主役を観に行くエンターテイメントじゃなくて、主役になるエンターテイメント」です。

CHIMNEYTOWNが「着ぐるみ」を作らない理由も、CHIMNEYTOWNが「キャラクター」ではなく、「町」を押し出している理由も、それ。
コチラが用意するのは「場所」で、主役は「あなた」です。

『天才万博』もそのコンセプトで作られました。
#さっきの幕間の話なんてまさに

アーティストさんが出演するイベントなので、当然、お客さんの矢印がステージに向かうことはありますが、ポイントは、「お客さんがステージに背を向けても(自分の世界に入ったり、お客さんがお客さんの方を向いても)、罪悪感が生まれない空間をどう作るか?」という部分だと思います。

その打ち手の一つとした「ドレスアップをドレスコードにする」はイイんじゃないかなぁと思い始めています。
ドレスアップすることで、見られることを意識するので。

舞台を作る時に面白いのは、客席案内のスタッフさんに「衣装」を着ていただくと、表情や、立ち振舞いが変わるんです。
自然と、衣装に合った表情・立ち振舞いになり、見られていることを意識するので、気を抜かない。
面白い効果だなぁと思って、いつも見ています。

『天才万博』のお客さんも徐々にその方向に持っていけるといいかもしれません。
#客席に変なキャラがいっぱいいたら単純に楽しいしね

「孤独を埋めるコミュニケーションの創造」と「主役の創造」、この二つが『天才万博』のテーマだと思いましたので、ここに共有させていただきます。

そんなこんなで今日は『天才万博』最終日。
気持ちに余裕がある人は、普段は着れないような恥ずかしい服でお越しください。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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