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今の日本の課題

2024.07.09 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
久しぶりに来た大好きな店(@ニューヨーク)の店員さんがサロンメンバーさんで、ちょっとサービスしてもらっちゃったキングコング西野です。
#嬉しい
#世間は狭い

さて。
CHIMNEY TOWNが夏季のインターンを募集するということで、そのことを踏まえつつ、今の日本の課題についてお話ししたいと思います。

 

『ボトルジョージ』の世界戦が着々と
 

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のニューヨーク公演のミーティングと、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の映画祭関連で、ニューヨークにおります。

ちなみに『ボトルジョージ』の上映スケジュールは以下のとおり↓

【上映スケジュール】

『New York Asian Film Festival(ニューヨーク・アジアン映画祭)』
■日時:2024年7月12日(金)午後2時15分から(ニューヨーク時間)
■その他:上映のほか、松本紀子氏と西野亮廣によるパネルトークも予定

『JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)』
■日時:2024年7月13日(土)午前11時から(ニューヨーク時間)

『LA Shorts International Film Festival(ロサンゼルス国際短編映画祭)』
■日時:2024年7月24日(水)午後1時から(ロサンゼルス時間)

お時間あれば是非ご参加ください。
チケットは各映画祭の公式HPから。

 

ミュージカル『えんとつ町のプペル』の世界戦も着々と
 

明日からはミュージカル『えんとつ町のプペル』のスケジュールが朝から晩までビッチリと詰まっておりまして…

内容に関するミーティングや今後の進め方についてのミーティング、その他、ディレクター(演出家)との顔合わせもなんかもありつつ、水曜日の夜はブロードウェイの関係者(投資家や、その他、ものすごーく偉い人達)をご招待して、「AKIHIRO NISHINOを囲む会」が企画されています。

絵に描いたような「業界人の夜」ですが、この会の仕掛人はミュージカル『えんとつ町のプペル』の広報まわりを担当してくださっているブロードウェイの偉いオジサン。

ブロードウェイはバッチバチに村社会なので、こういった時間(身内に勝たせる世界なので身内になる努力)が、ものすごーーーく必要なんです。
#投資家さんとのディナーとかにもマメに参加してるんですわ

さて。
日本では「グローバルで戦える人材を作る」と叫ばれて久しいですか、(少なくとも僕がいるエンタメ業界における)世界戦は「村社会戦」だということを伝えていかないと、いつまでたっても世界戦は始まりません。

ここが「ボクシング」や「テニス」などの“個人スポーツ”と違うところで(※100メートル走は、どれだけコミュ障であろうとも世界で一番足の早い人間が世界一になれる)、自分が足を突っ込んでいる分野の「世界戦」の進め方に関しては今一度調べておいた方が良さそうです。

基本的には、どこにいっても結構「村社会戦」です。
#個人スポーツが稀

んでもって、ここからが本題です。

先日、写真週刊誌の方の車に乗せていただいた時に記者の方に色々とお話を伺ったのですが(#何しとんねん )、写真週刊誌も今は色々とご苦労が多そうです。

とくに感じたのは「熱愛スクープにかける労力は変わらないのに、インフルエンサーが細分化しているから、熱愛スクープがあまり売れない」といったところ。

「コムドットやまとの熱愛発覚!」という記事を出したところで、「誰ですか、それ?」となってしまう人が結構多いという話です。

現代は「スターの細分化」が進んでいて、「メディア」と呼ばれるものがテレビの数チャンネルしかなかった当時のように皆が同じ番組を観て、皆が同じスターを観ているわけではないので(「皆のスター」がいないので)、スクープの費用対効果がとにかく悪い。

そんな中、ひたすら張り込んで取材をしたのに、「公園を長時間歩いていた」というネタしか出てこなかった日にゃ最悪。
#ごめんなさい

「熱愛スクープ」というのは前時代的なもの(スターがいた時代のもの)なのかもしれません。

そう思って、色んな人に話を聞くと、「今の週刊誌は『相続ネタ』『健康ネタ』『老後の不安ネタ』がほとんどですよ」と尾原さん。
→ https://salon.jp/obara

週刊誌を読んでいる世代も年齢が上がっているので、共通の話題(皆が気になるテーマ)がそのあたりになっているそうです。

さらに、そこに追い討ちをかけるように、「『異世界転生モノ』の漫画も、だんだん中年から老年の主人公が増えてきてます」と、けんすうサン。
→ https://salon.jp/alu

あらゆる分野で普遍だと思われていた「恋愛ネタ」に少し陰りが見えている?といった感じです。

ただまぁ普通に考えると、今の日本の平均年齢は50歳ぐらいなので、「共通のスターがいるorいない」に限らず、年齢的に「恋愛」の重要度は高くないわけだから、そりゃそうなるよなぁという話です。

べつに僕は「恋愛ネタ」を届けたい人間ではありません。
ただ、その一方で、「国内にだけ目を向けていると、『老人ネタ』に重心を移さざるをえない」という現実から目を背けるわけにはいかない。
#老人ネタがダメという話ではなくて
#表現の選択肢が絞られてしまうことが良くない

「やっぱ、グローバルに仕掛けていかなきゃなぁ」という月並みな結論になるわけですが、先ほど申し上げた通り、エンタメ業界における「世界戦」は「(海外の)村社会戦」なので、海外の村の人達とまずはコミュニケーションがとれる人間じゃないとキビシイです。

少し前に「挨拶はしなきゃいけませんか?(「挨拶をしない」という多様性も認めて)」という日本の若者の主張が話題になりましたが、んなもん、若手人材が不足している地方の企業なら通用しても、「コミュニケーションがとれなかったら戦わせてもくれない」という世界戦(海外村コミュニティー)からすると寝言もいいところ。
(※こちとら挨拶どころか朝はハグから始めるんだから!)

少なくともブロードウェイでは「挨拶しない」は普通に【危険なヤツ】です。
#いきなりナイフで刺してくるタイプのヤツ

(※もともと『握手』は互いに利き手を制することで、武器を隠し持っていないことを示すことが目的だったそうです)

「挨拶しなきゃダメっすか?」という価値観を持った若手を採用した時点で、その会社は国内老人戦まっしぐらで、長年、そのノリを続けてきた人間(それで身体が仕上がっている人間)を再教育することに会社のリソースを割いている場合じゃない。

そして、会社に「国内老人戦以外の選択肢」を残すのならば、やっぱり「英語力」は無視できない。
英語が話せなければ、海外に出ていくことはおろか、海外の人を迎えることもできない。

サービスの対象が日本人(限定)だと、客単価は極端に下がるし、サービスの内容が高齢者向けに絞られてしまいます。

そう考えると、日本の学校教育は基本、日本人相手にビジネスをすることしか想定していなくて(※ぶっちゃけ、それすら想定していなくて「暗記しかできないバカ」を量産している)、「超少子高齢化」「地獄的円安」がまるで想定されていない。

被害者は、そんなことを知らずに学校に通わされ、「少子高齢化時代(円安時代)に使えない人材」に育て上げられてしまう子供達で、つくづく「親の教育」の重要性を痛感します。

あと、日本語で日本人とコミュニケーションがとれない人間が英語を覚えたところで、海外でコミュニケーションがとれるハズがなく、「世界戦は(海外の)村社会戦」ということを踏まえて、コミュニケーション能力の重要性も痛感します。

日本を憂いてばかりいても仕方ないので、僕は僕で結果を出します。後が続くように。

CHIMNEY TOWNの学生インターンは、どうなることやら。

現場からは以上です。

【追伸①】
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【CHIMNEY TOWN】2024年夏期学生インターン募集!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0m8obX9eSr4yJB9Q3jQIIVTHn2SxHIkOm5xxSkNRQlHI9gA/viewform

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