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ボトルジョージが見つかり続ける仕組みづくり

2023.11.21 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
セントラルパークで犬にタックルされたキングコング西野です。
#なんやコラ

おかしな時間の投稿は西野が海外かぶれしている時のお家芸として受け止めていただくとして、今日は『ボトルジョージが見つかり続ける仕組みづくり』というテーマでお話ししたいと思います。

本題に入る前に、まずはコチラ。

 

絶滅系アイドル、復活!
 

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で燃え尽きた絶滅系アイドル『バンドザウルス』が、12月28日の『天才万博』(えんとつ町の忘年会)で復活することが決まりました。

過度の期待をされてしまうと困るので先に現地点で決まっているセットリストを発表しておくと…

・ポニーテールとシュシュ
・THEピース
・おどるポンポコリン
・モンキーディスコ
・エロティカセブン
・ジンギスカン

…といったところです。
ビックリするぐらい守りに入った(手堅い)選曲ですが、でもまぁホラ…皆が知ってる曲の方がノリやすいじゃんっ!!!

それに、他のアーティストさんがシッカリやってくれると思うので、恐竜は骨の髄まで媚へつらう所存です。
お楽しみに。

🦖12月28日のチケットはコチラから
→ https://tensaiexpo.thebase.in/items/70376640

そんなこんなで本題に入らせていただきますが、今回の「前置き(バンドザウルスの話など)」が本題でも少し絡んできます。

それでは、Let's サロン!
#流行ってねーよ

 

「集客され続ける仕組み」に執着する
 

昨日投稿したテーマ(評判ではなく、仕組みで集客せよ!)について、引き続き考えさせられています。

ブロードウェイでは、素晴らしい作品が次から次へと終わってしまって、昨日もお伝えしましたが「『面白くて、評判になる』だけじゃ続かない」を嫌というほど思い知らされます。

そして、その現実から目を背けて、幻想を抱いてチャレンジをして、現実を叩きつけられるクリエイターの姿も目につきます。
まさに「夏草や兵どもが夢の跡」といった。

クリエイターや表現者からすると、ぶっちゃけ目を背けたいところかもしれませんが、これは何もブロードウェイに限った話じゃなくて、日本の演劇シーンでも同じこと。

頭を掻きむしり脚本を書き、
喧々諤々のミーティングを重ね、
丁丁発止の稽古を重ね、
決死の覚悟で「お客」と「予算」を集め、
やっとの思いで作ったオリジナル作品は、はたして自分達を前に進めてくれたのか?

3年前よりも作品の規模は大きくなっているのか?
今回のチャレンジによって、「集客力」は伸びたのか?

厳しすぎる現実だから、皆あまり口にはしないし、「やりがい」で誤魔化しちゃっているけれど、実際のところは「引退までの時間稼ぎ」になっているケースがほとんどで、3年前、5年前と同じ場所に立っているケースがほとんど。

前に進んじゃいない。

昨日お話ししたことが全てなのですが、「良い評判」は自分を上のステージに押し上げてくれるけれど、評判には「老い」がある。

多くのプレイヤーは自分目線(虫の目)でしかエンタメを捉えていないけれど、エンタメ史(鳥の目)で観た時に、『評判』だけで生き残っている作品は、ほとんど存在しません。

生き残っている作品には(作為的なのか、偶然なのかは知らないが)必ずと言っていいほど「仕組み」が絡んでいる。

「バレンタインデーだから、チョコレートを買う」のような。

“美味しいらしいから”ウナギを食べることもあるが(=評判)、“土用の丑の日だから”ウナギを食べることがある(=仕組み)。
たとえば、そんな話。

作品のクオリティーはドレスコードでしか無くて、国や時代を越えて愛され続ける作品に仕立てあげるには、やはり「仕組み」が必要だ。

さて。

コマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』は、どう“届け続ける”のか?

ここを考えてみます。

 

ボトルジョージの入り口
 

日本屈指のイベント屋から言わせると、『ボトルジョージ』で集客をするのは極めて難しいと感じています。

「焼肉」や「ラーメン」といったタイプの、大味&お腹膨れる系の作品ではないからです。

くれぐれも言っておきますが、これは「そこまで面白くない」という話ではなくて、「『面白い』の種類が違う(=商業作品の面白さじゃない)」という話です。

たとえるなら、「俳句や短歌のイベントで集客をする」みたいな感じです。
#俳句や短歌は面白いけれどエンターテイメントショーとして成立させるのは難しい

「向いていないこと」は絶対にやっちゃダメで、『えんとつ町のプペル(焼肉!)』のような届け方はできない。
やはり、『ボトルジョージ』ならではの届け方を探らなきゃいけません。

それも、“届き続ける”やり方を。

そこで、色々と考えてみたのですが、僕たちCHIMNEY TOWNは、オフラインイベント(踊ハロのような)や、オンライン配信イベント、あとは、映画もチョコチョコ作っていますし、作り続けていきます。

その際、オフラインイベントや映画ならば「スクリーン(踊ハロなら巨大提灯)」が、オンライン配信ならスマホやパソコンの画面があり、そこで“映像を流せるチャンス”があるんですね。

それこそ、今度の『映画 えんとつ町のプペル』は吉本興業ではなくCHIMNEY TOWNが製作委員会の幹事で入っているので、映画上映前に『CHIMNEY TOWN 』という会社名を出すことになる。

ピクサー映画の最初に流れるアレみたいなやつです。
→ https://youtu.be/gX0CmJa5Gdk?si=31e0s0jNmpFovYHN

この15秒ぐらいの映像(会社名は入れる)を『ボトルジョージ』にして、オフラインイベントや映画や、オンライン配信の最初に毎回差し込めば、「どうやら、CHIMNEY TOWNのオープニングムービーは短編映画らしいぞ」という話が生まれ続けて、結果的に『ボトルジョージ』の宣伝に“なり続ける”。

実は僕自身、ディズニー映画のオープニングムービー(ミッキーが口笛を吹いて船を運転してるアレ)を観て、『蒸気船ウィリー』に興味を持ったクチです。

【蒸気船ウィリー】
https://youtu.be/g6sLOnRxLoU?feature=shared

『ボトルジョージ』が見つかり続ける仕組みの一つに、「CHIMNEY TOWNのオープニングムービー」というのはあると思っていて、この種をいくつ仕込むか?が大切なんだと思います。

一つずつ丁寧に進めていきます。

現場からは以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権をお求めの方はコチラまで。
↓↓
https://support.chimneytown.com/hc/ja/requests/new

【限定80名】12月13日わくわくトークショー|クラウドファンディング
https://www.picture-book.jp/projects/bottle/rewards/39226

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