おはようございます。
コロナの陽性者さんよりもホテル隔離をしているキングコング西野です。
#ニューヨークでもほとんどホテルから出ていない
さて。
今日は「コミュニティーを甘く見ている情弱と、コミュニティーを最重要視しているハリウッド民やブロードウェイ民やNFT民」というテーマでお話ししたいと思います。
世界のトップは「村」
映画とミュージカルで海外とコミュニケーションをとっていますが(なので、「その範囲内での海外」ということになりますが)、僕が知っている「世界(海外)のドレスコード」は、「クオリティー」と「コミュニティー」です。
#本当にこの2つ
「クオリティー」は分かりやすいですね。
圧倒的なモノを作れば、世界のトップランナー達と繋がることができます。
ここは夢があって素敵。
ただ、それはあくまで「繋がることができる」という話であって、「そのシーンで勝ち抜けるか?」となると、また別です。
各国の映画祭にしても、ブロードウェイにしても、「コミュニティーの思惑」が確実にあります。
エグい話ですが、基本的には、「主催者コミュニティーにとってプラスになる作品」が勝つようにできています。
主催者コミュニティーにも生活がありますから、どこの馬の骨とも分からない才能を勝たせるようなことはしないんですね。
非常にややこしいのですが、僕が体験している海外は「クオリティー至上主義」であり、「コミュニティー至上主義」で、覗いてみると、そこは日本以上に「村社会」だったりします。
もっとも、「コミュニティー」というのは人類の生存戦略なので、彼らはそれを愚直にやっているだけの話だと思います。
繰り返しますが、世界は「コミュニティー」を生存戦略の柱に置いています。
コミュニティーの外にいる個人の発信なんかにゃ興味はない
一方、日本はどうでしょう?
2022年になっても、まだ「個の時代」と言っている人がいて、「個人でせっせと発信しては、誰からも相手にされず沈んでいく」を繰り返しています。
「個人の発信」なんて、(スーパーインフルエンサーの発信以外は)他人からすると、完全に他人事です。
知らない人のライブとか、知らない人のお店とか、マジでどうだっていいし、千回告知させたところで絶対に行かないじゃん。
時代時代で脱落していく人のタイプがありますが、今、脱落しているのは明らかに「コミュニティーを軽く見ていた人達」です。
時代は残酷なぐらい正直で、「コミュニティーとかって、宗教でしょ(笑)」と言っていた人達は今、「自分の商品を買ってくれる人」を完全に手放してしまって、もう見る影も無い。
昔からオンラインサロンに能動的に参加していたり、今だとDAOを経験している人ならば、「外で発信すること」よりも、
「大きなコミュニティー内で活躍すること」の方が、自分の取り分が遥かに大きいことを知っています。
#ここ大事
多くの人は「インフルエンサーの数字」に狂わされていますが、個人が生きていく上で(家族を守っていく上で)、獲得しなきゃいけないファンは「30人」もいれば十分です。
にも関わらず、「誰も見ていないタイムライン」に発信を続け、1000人、1万人のフォロワーを作ろうとする人が後を絶ちません。
#いつ学習するん
厳密に言うと、「30人」のファンを作らないと、「50人」のファンは作れませんし、
「50人」のファンを作らないと、「100人」のファンは作れないのですが、
いきなり「1000人」のファンを作ろうとする人が後を絶たない。
ならば、まずは「30人」のファンが作りやすい環境に張った方がいい。
自分は「アカの他人の発信」をガン無視するくせに、なぜ、自分が「アカの他人」側になった時に、その発信が受け止めてもらえると思ってしまうのでしょうか?
とにもかくにも、もう(よっぽどの天才以外は)「コミュニティー」に張るしか生きていく道はなさそうです。
「自分達のコミュニティーを作って、コミュニティー内で仕事を回し、外からお客さんを引っ張って来れるだけのクオリティーを出す」という……それこそ、ハリウッドやブロードウェイの生き方から学ぶ必要がある。
NFTの民は気づいて動いている
このことに気がついて、積極的に動いているのは、今だと、日本では「NFT民」です。
NFTを扱っている人達が他の誰よりも「コミュニティー」の重要性を理解しています。
NFTシーンの内情を知らない人からするとメチャクチャ意外かもしれませんが、彼らは「オフラインイベント(交流会)」を積極的におこなっています。
オフラインから最も遠いイメージのある彼らが、他の誰よりも「やっぱ、直接会って、膝を突き合わせることって大事だよねー」と田舎のお婆ちゃんみたいなことを言っています。
これは、日本でもNYでもそう。
NFTの場合は、コミュニティーが盛り上がれば、自分が持っているNFTの価値が上がる(落ちない)ので、コミュニティーの重要性がイメージしやすいのでしょう。
それがキッカケで交流が生まれ、彼らは「大人になってからの友達」を作っています。
「大人になってからの友達」は、「自分のことを贔屓してくれる人」なので、その人が、いるといないのとでは大違い。
ここに対して、もっと自覚的になった方がいいと思います。
大阪で面白そうなオフラインイベントがある
サロンメンバーさんのイベントの告知になりますが…10月23日に大阪・ミナミにある『味園ビル』という抜群にイカしたビル(小さな呑み屋が集まったビル)を丸々一棟貸し切った大宴会イベントがあるそうです。
「各店舗1杯目無料」(10店舗まわれば10杯無料)という特典が付いている「ビルの入場チケット」を買って、同じような趣味を持つ人達と、ひたすら呑み明かすイベントです。
当日のビルの装飾を(いつもお世話になっている)美術の佐藤さんがされるそうで、今、その内装費を集めるクラファンが立ち上がっています。
そして、そのクラファンのリターンに「イベントの参加券」が入っています。
悪いことは言いません。
こういう機会が本当に大事で、ここで繋がりを作っておくことが、後々、本当に助けになってくれるので、お時間ある方は是非参加してみてください。
#クラファンを添付しときますね
最後はサロンメンバーさんのイベントの告知になっちゃいましたが、しかしながら、「共通の趣味で集まって、コミュニティーを作る」は、ここから更に更に更に重要になってくるので、これまでオフラインの交流に対して消極的だった方は、危機感を持った方がいいと思います。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。