おはようございます。
昨日、スタッフから「テメエが後先考えずに美術館の土地を買いまくるから会社の財布はカツカツだ!来年3月までは絶対に大きな買い物をするなよ!絶対に買うなよ!」と言われて、これはダチョウ倶楽部システム(「押すなよ」=「押して」)だと察した「株式会社にしのあきひろ」代表の西野亮廣です。
さて。
今朝のお話は、今後も表で話すつもりがない内容なので、コチラでコッソリと。
昨日発売となった絵本最新作『ほんやのポンチョ』。
これまでの絵本とは大きく内容がことなり、いわゆる『児童書(子供向け)』と呼ばれる内容となっております。
漢字が一文字もありませんし、ページ数&文章量が圧倒的に少ないので、これまでの絵本を期待していた大人からすると「あら?」という内容になっていると思うのですが、「ターゲット層をグッと下げている」ということを踏まえていただけるとニヤニヤしていただけるかと思います。
ただ、「子供にも分かるように、大人は無視!」という判断を、(吉本興業の養成所の講師陣が口を揃えて「10年に一人の天才」と言った)西野こと宇宙的大天才人間がするわけがなくて、「ポンチョの本屋は一体何なのか?」「何故、ポンチョの本屋は急に火事になったのか?」は、もちろん、後々回収していきます。
サロンメンバー特典として、一つ、少しだけネタバレになるようなことを話すと、『ほんやのポンチョ』の物語は、次回作『チックタック ~約束の時計台~』と同じ時間&同じ場所で繰り広げられています。
ときどき『戦争』を描く西野氏
「どれ、奇跡の話をしようじゃないか」の一文で始まる『オルゴールワールド(2012年出版)』(https://www.amazon.co.jp/dp/4344022750/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_pHCcCbQN8EF9N)という作品では、「ボクらは何故、戦争を終わらせることができないのか?」というテーマで描かせていただきました。
『オルゴールワールド』で出したボクとタモリさんの結論は、「人間に『愛』があるかぎり、戦争は無くならない。しかし、先伸ばしすることはできる」でした。
「戦争」というテーマは僕が描く絵本の世界の中の一つの軸として、ずっと続いていて、次回作『チックタック ~約束の時計台~』は、第二次世界大戦を下地にした物語となっております。
その中で、火の雨を降らす『火の鳥』という銀色の怪鳥が出てくるのですが、勘の良い方はお察しのとおり、『火の鳥』のモデルはB29爆撃機です。
『ほんやのポンチョ』の中にも出てきているので、探してみてください。
「西野、テメエ、児童書に、なんてモノをブチ込んでるんだ!」とお叱りを受けそうですが、僕が描く絵本は全て繋がっているので、ここはチョット外せないっす(*^^*)
ちなみに『火の鳥』が何の為に存在しているのかは、10年後ぐらいに発表する絵本で出てきます。
お時間ある方は、西野亮廣が描く絵本の世界を徹底考察してみてチョ。
数ヶ月前に、自宅アトリエからお届けしたサロンメンバー向けの動画の中に、ヒントがたくさん隠れています。
すべての物語のキーマンは『マルタ・サンポーニャ』(えんとつ町のプペルの冒頭で心臓を落っことしたヤツ)です(*^^*)
結局、何が言いたいかというと、「『ほんやのポンチョ』は、いかにもユルフワな雰囲気を出しているけど、そんなもんじゃねぇからな」です。
来年、物語を描くのが好きなサロンメンバーに声をかけて、どこかで合宿してぇです。
サロンメンバーには、物語を最初から最後まで喋るので、それを各々の想像で拡張して欲しいです(*^^*)
ちなみに。
世界観のルールさえ守っていただければ、『えんとつ町の○○』という作品を僕以外の人が発表するのは全然オッケーだからね。
ギリシア神話ぐらいは軽々超えたいです。
いけるでしょ、あれぐらい。
【追伸】
今日、20時前に新宿を通るので紀伊国屋書店新宿本店さんに顔を出そうかと思います。
紀伊国屋書店さんで『ほんやのポンチョ』をお買い求めいただいた方には、その場でサインを入れさせていただきますので、見かけたら声をかけてください。
(※これ、各書店でやりたいな)