“アイデア段階”を共有できるのもサロンの面白味の一つ

投稿日:2019.02.01 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
昨夜、「サケ」と「シャケ」の違いについて調べていたら、「鮭」と「サーモン」が別の魚だという衝撃の事実に辿り着いてしまい、「一度、鮭周辺をキチンと整理しなきゃいけない」と思っているキングコング西野です。

さて。

本日の内容もトップシークレットなので、口外したら訴えられることを踏まえた上で、お読みいただきたいのですが……

TOYOTAさんから、PRイベントで展示する『新型クラウン』のラッピングデザインのお仕事をお受けしました。
(※ここまでの情報はオンラインサロン内で公開する許可をいただいているのですが、ラッピングカーの展示が「3月14日~」なので、くれぐれも、それまでは秘密厳守でお願いいたします。)

今回、何故、トップシークレット案件をこうしてオンラインサロンの皆様に共有しているかと申しますと、代理店さんの方からも「西野さんは絵本を作るときもチームで進められていて、今回も、たとえば『西野亮廣エンタメ研究所』を絡めてやれたりしないですかね?」と御提案いただいたからです。

んでもって、今現在の僕の考えを正直にお話しすると、『皆が出した意見をまとめたデザイン』は当たり障りのないモノになってしまうので、まったく面白くないと思っていて、やっぱり「0→1」は僕が一人でやった方がいいと思っています。

その先(1→100)の作業を『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーの皆様と一緒にやれたらいいなぁと思っているのですが、サロンメンバーと一緒にやれる「1→100」の作業が一体何なのか(どのようにオンラインサロンを絡めたら更に面白くなるのか)が、まだ見えていません。

「こんな絡め方をしたら面白いんじゃない?」というアイデアがあれば、是非、頂戴したいのですが…そのアイデアを出していただく上でも、新型クラウンのラッピングデザイン(「0→1」の作業)について、今、僕の頭の中にあるイメージを共有しておきたいと思います。

クライアントさんから出されたラッピングデザインのテーマは『革新』です。

まだまだ僕の中でもボンヤリとしていますが、“アイデア段階”を共有できるのもサロンの面白味の一つだと思うので、形になる前のフニャフニャの状態をお届けします。
 




「どんなデザインにするか?」の前に、「このデザインだけはNG!」を明確にしておきます。

それが、コチラ。
「ラッピングカー」で検索すると、だいたいこんなのが出てきます。

これらのデザインにも、それなりの思い入れやメッセージがあると思うのですが、事情を知らない他人からすると、『ド田舎のヤン車』でしかありません。
『柄』や『文字』を入れると、こんな感じになりがちです。

今回は、この方向には進まないでおこうと思います。




新型クラウンは、そもそもデザインが洗練されております。
僕は、この洗練されたデザインが活きるようなラッピングをするべきだと考えます。
となってくると、やっぱり『柄』や『文字』は目線な散ってしまうので、アウト。

『カラーリング』と、その色に込めた『メッセージ』で勝負しようと思います。


新型クラウンの特徴は何といっても『燃費の良さ』と『走行性能の高さ』です。

この二つは新型クラウンの『売り』なので、この「二本の武器」という点からスタートして、今回のテーマである『革新』に辿りつこうと思います。

そこで僕が頭に思い浮かんだのが『バイコーン(Bicorn)』です。



『バイコーン』というのは、“二本の角”を持つ伝説上の生き物です。

“一本の角”を持つ馬が『ユニコーン』で、
“二本の角”を持つ馬が『バイコーン』です。

ラテン語で『1』を表すのが『Uni(ユニ)』で、
ラテン語で『2』を表すのが『Bi(バイ)』で、
『corn(コーン)』は『角』ですね。

新型クラウンは“二本の角”を持っているので、「バイコーン」ですね。

 

⑤ 
てなわけで、『バイコーン』を意識したカラーリングを考えます。

派手派手なカラーリングは嫌いで、自分でも乗れる色の車にしたいのですが、かといって、当たり障りのない色だとキングコング西野に依頼した意味がありません。

「あるていど攻めた色で、かつ、品のある色」が良いなぁと思いまして、『ネイビー×ゴールド』の組み合わせが良いと思いました。

 


イメージとしては、これに近いですね。
これのルーフ(天井部分)もネイビーして、車体の『中央』と『側面』で色を分ける。

こればっかりは、色をのせてみないと判断できないのですが、もしかするも、車体の『中央』のラインがゴールドで、車体の『側面』がネイビーというパターンもあるかもです。

ところで、何故、『ネイビー×ゴールド』にしたかと言うと…

 



『ネイビー×ゴールド』は、革命(革新)の象徴であるナポレオンの帽子の色の組み合わせですね。

この帽子には差し色として『赤』が入っているのですが、車のブレーキランプが赤色なので、『ネイビー×ゴールド、ときどき赤』で、ちょうどイイと思います。

 



んでもって、このナポレオンの帽子の名前が『二角帽子』……そう、『バイコーン(Bicorne)』なんです。

新型クラウンの売りである『燃費』と『走行性能』という二本の武器、そして、今回のテーマである『革新』を、こうして『カラーリング』と『メッセージ』で結ぶことができたので、この方向でいこうかなぁと思っております。

さて、ここから、どうやってオンラインサロンを絡めていこうかしら?

何か良いアイデアがあれば、聞かせてください。

あと、『ネイビー×ゴールド』の新型クラウンのイメージ画像を作ってくださった方には御礼に500レターをお贈りしたいので、画像を添付したコメント欄に御自身のレターポットのリンクを貼ってくださーい。

現場からは以上でーす!

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