文化の創造

投稿日:2023.03.29 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
「キングコング西野が飛行機のファーストクラスに座っていない」というだけでニュースになったキングコング西野です。
#スターなのかもしれません

さて。
今日は『文化の創造』をテーマにお話ししたいと思います。
内容は「CHIMNEY TOWNの活動の整理」ですが、まずは昨日の記事の振り返りから。
 
 

「ルール」はクダラナイ
 

すべてのサービス業は「作る」と「届ける(届け続ける)」で構成されています。
当然、「届ける」を怠ってしまうと、作ったものは誰にも知られずに死んでしまうわけで、そのプロジェクトに参加した全てのスタッフの苦労が水の泡。

「すみません!告知忘れてました!」というのは、「赤ちゃんを産んでおいて、ご飯を与えるの忘れてた」といったようなことで、「それって忘れることだっけ?」というのが僕の単純な疑問。

自分に当てはめて考えた時に、『映画 えんとつ町のプペル』を公開する時や、武道館でライブをする時に「告知を忘れる」は考えられなくて(忘れ方が分からない)、僕の場合は、「集客の不安」が朝から晩まで消えることが無いので、「もっと他に、(届けるための)手は無いか?」と四六時中考えています。

こうして文字にすると非常に厄介なのは、「なんでなんだろう?」という疑問が、「なんでできねーんだよ!コラ!」と問い詰めているように受け取られてしまうこと。
くれぐれも問い詰めているわけではなくて、心の底からの疑問で「なんで『忘れる』ということが起きるんだろう?」と思っています。

🦖
そんなこともあって昨日は「丁寧に告知をしないことで殺してしまうモノ」について書かせていただいたところ…CHIMNEY COFFEE 代表の山邊から「すみません!今度(4月1日?)にオープンする2号店の宣伝をしてませんでしたーっ!」というコメントが飛んできて、(嫌味とかじゃなくて!)さすがに笑ってしまいました。

会社の命運がかかっている「お店のオープン」の宣伝を忘れることも凄まじいし、なにより、CHIMNEY COFFEEに関しては、2ヶ月前に渋谷のアパレルショップの告知をキチンとしていなかったことに西野から物言いがついて、チームメンバーで「ちゃんとやろう!」と話し合ったばかり。

山邊のコメントを見て、思考回路は理解できないんだけど、「宣伝することを忘れる人がいる!(産んだ赤ちゃんにご飯を与えない人は一定数存在する)」ということは分かりました(信じがたい現実を受け止めました)。

こうなるといよいよ「ルール」を設けなきゃいけなくて、CHIMNEY TOWNでは昨日「赤ちゃんには1日○食ご飯を与えて、そのことをキチンと報告してください(※喩え)」という糞ルールを作りました。

昔、先輩から「ルールはバカの為のモノ」と教えられたのですが、僕もそれには完全同意です。
そして、ルールを設けると「目的」が「ルールを守ること」になってしまうので本末転倒だなぁと思っています。

今回の場合だと「3週間前から告知をすること」を目的に動いてしまう。
だけど、本来の目的は「仲間と作った作品(お店・商品)を届けること&守り抜くこと」なハズ。

ルールを作ることによって、ここの目的がブレてしまうことは全く腹落ちしませんが、ルールを作らないと生きられないのが(考えることが不得意なのが)人間なんだと思います。
そして人間は今も生存しているので、「ルールで縛る」は正解なのかもしれません。
#くだらねー
 
 

文化が下地にあるサービスは強いよな
 

「ルール」がバカによって作られるバカの為のものであるなら、「ルール」の対義語は何でしょうか?

ルールが「考えられない人」の為にあるなら、その対義語は「考えられる人」の為にあるもののハズで、僕の結論としては「ルール」の対義語は「文化(暗黙のルール)」です。

「河原にゴミを捨てると罰金!」という“ルール”よりも、「次に来る人(自分も含む)の為に河原のゴミは持ち帰ろうぜ」という“文化”の方が僕は好きです。

一人一人が「どうすれば、より良い世界になるか?」を考え、行動した結果に生まれるものが「文化」で、コミュニティーは「ルール」の上に作るよりも、「文化」の上に作った方が遥かに強い。

CHIMNEYの若手スタッフの「告知をサボる問題」も、文化で解決できれば最高だなぁと思っております。
#まだ打ち手は見つかっていませんが

そんな中、CHIMNEYまわりの文化で「間違いなくウチが日本一」と言えるのは『支援文化』です。

先日、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の演出助手のMOEKOさんが、「宮本亜門さんの作品で全国をまわったんですけど、プペルを観に来てくださった方がたくさん来てくださって、そして支援もメチャクチャしてくださったんです!カンパニーの皆が驚いてました!」とCHIMNEYの『支援文化』について話してくださいました。

文化は1ヶ月やそこらでできるものではなくて、CHIMNEYの『支援文化』に至っては、西野亮廣のクラウドファンディングから始まる10年の歴史があります。

CHIMNEYまわりのコミュニティーに属していない他のクリエイターさんが西野亮廣の真似をしてギフト戦略を仕掛けても、なかなかハマらないのは、コミュニティーの支援文化が創造できていないから(※場合によっちゃ支援文化を否定した過去すらある)。

ここはウチの(皆さんの)圧倒的な強みで、昨日、チラッとお話しさせていただきましたが、eギフトサービス『AnyGift』を運営するAnyReachさんと、パートナーシップ契約を結ばせていただいたのも、これが理由です。

「すでに支援文化(ギフト文化)はできているので、よりスムーズに支援できるようにしよう」という。

手始めに「化粧水&クリーム」から→https://c-w.town/products/gift

※【eギフトサービス】=相手の名前や住所を知らなくても、商品購入後に発行されたURLをLINEやメールで送るだけでギフトとして商品を贈ることができるサービス。

まだ立ち上げたばかりなので、どんな展開になるかは分かりませんが、「化粧水&クリーム」が上手くいけば、『CHIMNEY TOWN カタログギフト』を作って、他の作品・商品も手軽に贈れるようにしたいです。

こんなことができるのも「文化」が下地にあるからで、「ルール」で支配することに逃げたコミュニティーには再現できない。

そう考えると「文化の創造」というのは、(目には見えないけれど)思っている以上に大きくて、この問題とはトコトン向き合っていきたいと思います。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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