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リターンが確定していない場所にも行く

2024.10.05 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
今週1週間の梶原先生は呪われているとしか考えられないキングコング西野です。
#炎上からの炎上
#そして怪我

さて。
今日は「リターンが確定していない場所にも行く」というテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。
 
 

ブロードウェイ村の玄関の鍵は「人」
 

ミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロデューサーのミーガン・アンに誘われ、昨日はワシントンD.C.へ。
(※ニューヨークからワシントンD.C.までは特急電車で3時間30分ほど)

ワシントンD.C.にあるジョン・F・ケネディーセンターで、今月12日からミーガン・アンが手掛けるショーがあり、そのリハーサルを見学させていただきました。

僕の忙しさをよくよく知っているミーガン・アンが「アキ!良かったら、観に来ない?」と言うからには何か特別な理由があるのだろうと思って(長時間電車に揺られ)ワシントンD.C.まで行ってみたのですが…なるほどなるほど、ジョン・F・ケネディーセンターはミーガン・アンがその昔、学生インターンとして働いていた施設だったのです。

「昔、インターンで働いていた場所で、こうして自分のショーがやれるようになったの😍」と嬉しそうに語る彼女の横顔を確認することができて、今回の旅の目的は十分に果たせました。

「ニューヨーク←→ワシントンD.C.」の往復は一日仕事で、人によっては「たった、そんなことの為だけに行ったの?」という感想を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
#少なくとも以前の僕ならそう思っていた

ですが、「ブロードウェイは村」と何度も言うように、この村で生きるには「どれだけ(魂レベルで)繋がっているか?」が本当に大切で、ここは「お互いにメリットがあるから一緒にやりましょう」というビジネスライクな関係(算数)が通用する世界ではありません。

村のそこかしこで「彼とは魂レベルが違うから組まない」というスピ系御用達な台詞が当たり前のように飛び交っていて、それだけに「相手に理解してもらうこと」が重要で、「相手を理解しようとすること」が重要です。

リハーサル中の劇場に入ると、ニューヨークで共に戦った仲間達が次から次へと「アキ!!」と飛びついてきて、自分が少しずつブロードウェイ村の村人になっていることに気がつきました。
ニューヨークで起きた全ての問題に自分事として向き合ってきて本当に良かったです。
仲間と再会し、「ミーガン・アンにもこんな顔があるんだ」と知ったワシントンD.C.の夜でした。

西野のワシントンD.C.の様子はコチラ↓
https://www.instagram.com/p/DAt7I7nRk7G/

 

「自分が寝ている間に面白い話が進んでいたら嫌だ」と叫んだ20代
 

そんなこんなで、再び長距離列車に乗り、ニューヨークに戻ってまいりました。
ワシントンD.C.のホテルを出たのは午前中だったハズなのに、ニューヨークはすっかり夕方です。
今日はこれから会食が入っています。

社名は言えませんが、今夜は日本の(超)大企業の役員の方との会食です。

一度もお会いしたことがない方なのですが、聞けば、会社としてこれから「エンタメ」に力を入れられるそうで(まぁ、よく聞く話だけど)、僕に白羽の矢が立ったそうです。

帰国後には、また別の大手芸能事務所2社の偉いオジサン達と会食のスケジュールが入っておりまして(2日連続)……実は、今年1月にブロードウェイ村の扉を開いてから、このようなお誘い(「何か面白いことを一緒にできれば」「教えて西野先生」…など)が途端に増えました。

「ここから具体的に何かが始まる…」というわけではないのですが、「こういうことをしておかないと何も始まらない」のは間違いない。

ミーガン・アンの出会いにしたって、始まりはスタジオ前のスターバックスです。
(そこで話が盛り上がり「明日の夜も会おう!」となり今に至ります)

僕は今年で44歳になったのですが、同世代の連中を見渡してみると、二言目には「その会に参加することに何のメリットがあるの?」と口にする中年が増えました。

20代の時に「自分が寝ている間に面白い話が進んでいたら嫌だ」と叫び、とにかく夜中であろうと家を飛び出していった連中が、すっかりこの調子です(笑)

多くの「実りのない会」を経験して、
守るものが増えたりして、
体力の衰えなどがあったりなんかして、
「実ることが確定している会」にしか足を運ばない身体になってしまったのでしょう。

だけど、ブロードウェイでは今日もトップクリエイター達が「とりあえず会おう」と朝(朝ごはん会)から出会いを繰り返していて、鈴木おさむサンは今日も「なんかおもしろそうな人で集まろう」と様々な「実るかどうか分からん飲み会」に参加しています。

これを辞めた瞬間に、気心の知れた仲間だけで集まるようになり「老い」が加速し、始まるかもしれなかった未来が始まらずに終わってしまうのだと思います。

ニューヨーク滞在中は夜中に日本の仕事をして、朝から会食が入っていたりもするので(そのまま昼も会食で、夜も会食の日もある!)、体力的にはラクではありませんが、去年、ミュージカルのバトンを引き継いだ時に「すべてのチャンスに飛び込む」と決めたので、全部やったります。

「経営者の仕事は『人、カネ、モノ』を引っ張ってくること」とよく言いますが、会社員であろうが、その組織の中で存在感を示していかなきゃいけないことを考えると(社長が欲しい人材は「社長」だということを考えると)、これは全員の仕事だと思います。

「人、カネ、モノ」を引っ張ってくる体力をつけて、引き続き世界戦に臨みます。
それでは行ってきます。

現場からは以上です。

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