寄付NFTの進め方を共有する

投稿日:2022.11.11 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
フットサル終わりに会議を入れると、会議の前半はフットサル話(「皆も運動した方がいいよ」というオジサントーク)になり、会議の効率が格段に下がることが分かったキングコング西野です。
#今日も朝からフットサルです

さて。
今日は『寄付NFTの進め方を共有する』というテーマでお話ししたいと思います。
ゆくゆくは『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の広告戦略に繋がっていく話です。
#黒西野のスイッチが入っています

 

子供から学ぶ


まず最初に「そもそも寄付NFTのデザインを、なんで『コイン』にしたの?」という部分の説明をさせていただきます。

理由は二つありまして、一つ目は以前お伝えしたとおり、「あらゆる寄付NFTの規格(デザイン)を統一することで、『コンプリートしたい欲』から、これまで興味が無かったジャンルの寄付NFTにも興味を持つようになるから」という天才みたいな理由が一点。

CHIMNEY COFFEE が独自デザインの『寄付NFT』を出しても、それはCHIMNEY COFFEEのファンの方しか買いませんが、絵本寄付のNFTと規格を合わせれば、絵本寄付のNFTを買った人の中で「CHIMNEY COFFEE のNFTも!」というニーズが生まれる。

「ジャンルを越えて規格を合わせた方が皆がお得」という設計ですが、これはもう天才としか言いようがありません。
さすが世界のNISHINOですね。

寄付のNFTのデザインを『コイン』にした、もう一つの理由ですが(※実はコッチの理由の方が人間っぽくて好き)…

今でも観光地(国内外問わず)に行くと『記念コイン』が売っているんですね。
巨大なレバーを「ガシャコン!」と引けば、その日の日付けをコインに刻印できる、あのアナログな機械と共に。

仕事柄、子供と遊ぶ機会が多いのですが、彼らに「お前、最近、何買った?」と聞くと、そこそこの割合で『記念コイン』という答えが出てきます。
#動物園に行った時に買ったりするそうです

『マインクラフト』だの『フォートナイト』だの言っている時代なのに、『記念コイン』のニーズは全然死んでいなくて、こうなってくると、「イイ感じのコインを持っておきたい」というのは人間(とくに僕のようなアホ男子)の本能的な(逆らうことができない)欲求なのかもしれません。

「食べようと思ってなかったのに、目の前に『韓国のり』があったら、とりあえず食べる」みたいな。
#もっと良い例えがあるに違いない

そんなこんなで寄付NFTのデザインは『記念コイン』になりました。

 

寄付NFTの販売方法


ここからは、寄付NFTの販売方法についてお話しします。
たとえば、「誰の売り上げになって、誰が税金を払うの?」という問題や、「このスタッフさんは『円』でお給料で稼働してもらっているし…」という問題なとがあって、NFTを取り扱うからといって、「NFTの売り上げの全てをDAOに貯めておく」というのは(少なくとも日本の法律では)筋が通りません。

そのあたりをキチンと理解して、DAOと株式会社の棲み分け(役割分担)をしていった方がいいなぁと思っているのですが……

昨日チラッとお話しした『絵本寄付』や『映画チケット寄付』に関しては、CHIMNEYTOWNのオンラインショップで「絵本を寄付できる権」を販売して(※つまり、CHIMNEYTOWNの商品として『円』で販売して)、「寄付したことを証明するNFT(記念コイン)」を購入者さんにお贈りするのが良い落としどころなのかなぁと思っています。

というのも、たとえば今回の『絵本寄付のNFT』でいうと、5種類(5色)御用意させていただいていて、「1冊~50冊を寄付された方には『青色』の記念コインNFTを」「51冊~100冊を寄付された方には『緑色』の記念コインを」…みたいな感じで、寄付冊数(寄付金額)を『色』で認識できるようにするつもりでおりまして…

そうなった時に、

“価格が毎秒大きく変動してしまうイーサリアム”で取り扱ってしまうと、のちのち、「この人は青色コインだけど80冊ぐらい寄付した」「この人は緑色コインだけど、寄付できたのは15冊ぐらい」みたいなシッチャカメッチャカが起きる可能性があって、「コインの色の価値」がチョット分かりづらくなる。

きっと、コインの色の価値は変動しない方が良くて、もっと、「この人、金色コイン持ってんじゃん!凄い寄付されたんだ!すげー!」というバカな世界観の方がイイと思っています。

ここで、「寄付(NFT)プロジェクトを進める上で、とっても大切なこと」を共有しておきます

ときどき、「差し入れは要らない」と言っているのに差し入れをしてくる方がいますが、寄付(差し入れ)というものは、「相手が求めている」がマナーです。

被災地に千羽鶴は要らないのです。

というわけで、絵本寄付のNFTを出す場合は、「絵本寄付を求めている子供施設」を募集することが先です。

「うちの施設に絵本を45冊贈ってください」という声を先に集めてから、「◯◯という施設に絵本を45冊寄付できる権」を販売し、絵本を45冊寄付したことを証明するNFT(記念コイン)を、購入者さんにお贈りする。

絶対にこの順番です。

というわけで、こんな応募フォーム(=うちの施設に絵本を贈ってくださーい応募フォーム)を作りました。
【絵本寄付をお求めの施設はコチラまで↓】
https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new?ticket_form_id=12094581933593

コインに施設名(チムニータウンなら「CT」とかでもOK)を刻印して、「記念コインの購入者さんが、どの施設に絵本を贈ったか?」を明らかにしようと思います。

絵本『えんとつ町のプペル』の寄付をお求めの施設さんは、応募フォームまで是非是非。

こんな感じで、寄付NFTのプロジェクトは丁寧に進めております。
ここで作った雛型は、そのまま映画にも転用できると思うので、まずは、ここを確実にいきたいです。

ご協力の程、宜しくお願いいたします。

【追伸】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

☆絵本NFT(記念コイン)のデザインが完成しました。こんな感じでーす↓



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