やっぱり現地に足を運ぶこと(対面のコミュニケーション)が大事!

投稿日:2023.03.20 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
梶原君のオリジナルソング『雨しぐれ』のメロディーがキモすぎて、何回聴いても歌詞が入ってこないキングコング西野です。
 
【雨しぐれ】
(24:00から→)https://youtu.be/3m_sCVtUG9U
  
さて。
今日は『やっぱり現地に足を運ぶこと(対面のコミュニケーション)が大事!』というテーマでお話ししたいと思います。
 
 

『星の絨毯』の現在地
 

これまでも何度かお話しさせていただきましたが、僕の地元・兵庫県川西市(※厳密には宝塚市の山。キングコングのコンビ結成の地)から観る夜景が、神戸や函館の夜景なんて比べ物にならないぐらいブッチギリに美しくて、「いつかココに宿でも作れたらいいなぁ」と思っていたんです。
 
そんな矢先、なんと、その夜景が望める料亭『明月記』のオーナーさんから「実は場所を持て余しておりまして…」と相談をいただきまして、パクリと食らいついたのが去年の末の話。
 
一旦は「宿を作る」ということを考えたのですが、そこは「旅館業」をしてはいけない場所であり、それより何より「集客し続けるコスト」を考えると「宿」というのはあまり良い打ち手では無さそう。
 
というわけで、「『別荘』にして、100人ぐらいでシェアしよう」という結論に至りました。
 
毎年1月1日~1月3日は「梶原さん」のもの、毎年1月4日~1月6日は「西野さん」のもの…といった感じの【シェア別荘】です。
 
夜景が最大の売りになる別荘なので、名前は『星の絨毯』。
一秒も迷わずに西野が命名しました。
#この名前しか無いでしょ
 
そして、ここからが『星の絨毯』の現在地の共有です。
 
明月記がある場所(夜景スポット)は【市街化調整区域】といって、“市街化開発をせず、都市化を抑制しよう”というエリアなんです。
その為、新しく何かを建てるのはかなり難しいんですね。
 
今回は新しく建てるわけではなく「料亭の大広間を別荘にする」という、いわゆる『内装工事』なのですが、それでも勝手に工事を進めちゃダメで、キチンと許可を取らなくちゃいけない。
そして、この許可を取るのが非常に難しい。
 
そんなこんなで、法をキチンと守った上で(※弁護士の白土楊子さんが走り回ってくださってます!)、「どの角度から攻めれば別荘化の許可が取れるか?」というのが、星の絨毯プロジェクトの目下の課題であります。
 
こういう時は“外野”から遠隔でゴチャゴチャやっても無駄で、手を貸してくださる地元の人に会いに行って、お酒を呑んで、直接相談するのが吉。
というわけで、昨日は新幹線に飛び乗って、現地に足を運び、挨拶&飲み会をしてまいりました。
 
「西野って、あんまり見かけないけど、普段、何してるの?」という疑問を持たれている方もいると思うのですが、基本はアトリエに籠って仕事をしていて、それ以外の時間はこうして「人に会いに行く」をしています。
 
これだけ色んな活動をしているので断言できるのですが、ネットには「美味しい案件」は落ちていません。
それこそ、今回の話だって、そもそもは僕が明月記に行って、明月記からの夜景の素晴らしさを明月記のオーナーさんに語ったところから、「実は持て余してまして…」という話に繋がっています。
 
美味しい案件はいつだって現場にあって、そしてお酒を酌み交わしているうちに(対面のコミュニケーションを繰り返しているうちに)、「キミはオモロイ!この案件はキミに任せる!」という展開になる。いつも、これです。
 
なので、今回も現場に足を運び、地元の方に挨拶をして、地元の方とお酒を酌み交わすことにしました。
 
 

面白い話は現場に落ちている
 

昨夜も、地元の方(様々な決定権を持っている方)とお酒を呑み、「西野さんって面白いですね。是非、お手伝いさせてください」という有難い言葉を頂戴し、イイ気になっていたところ、その方から驚きの発言がありました。
 
なんと、僕がチマチマと町づくりを進めている場所の目の前を流れる『猪名川(いながわ)』に“橋を架けたい”というのです。
 
『橋』です。はしっ!!
 
実は、町づくりを進めながら、「ここに橋が架かったら最高だな」「…というよりも、そもそも自分の人生で一度でいいから『大きな橋』を作ってみたいな」と、ずーっと思っていたんです。
#ロンドン橋を生で見たときに僕も橋を作りたいと思ったんです
 
もちろん、橋を作ることが本決まりしているわけではなく、まだまだ構想段階ではあるのですが、とはいえ、そのへんのオッサンの夢物語ではなくて(#口が悪い)、“決定権を持っている人の構想”なので、実現性は決して低くありません。
 
もちろん、その話に飛び付く西野。 
「橋のデザインは誰が担当するんですか?」と質問したところ
 
「まだ決まってません。西野さん、お願いしますよ!」
 
という言葉が返ってきました。
#ニヤリ
 
実現したとしても、まだまだ先の話ではありますが、「橋を作るチャンス」なんてネットには絶対に転がっていません。
あらためて、「対面コミュニケーション(飲み会)」の大きさを知った夜でした。
 
「今どき、飲み会なんて流行らない」という言葉をよく耳にしますが、僕が手掛ける大きめのプロジェクトはいつも飲み会で決まっています。
#ボトルジョージも飲み会キッカケ
 
「肝臓と肝臓がぶつかり合うところに、大きい話が落ちている」という名言(あるいは失言)を皆様にお届けして、今日は終わりにしたいと思います。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
  
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