おはようございます。
「Snapchatで生成した変顔画像に名曲をのせる」という誰得遊びにハマっているキングコング西野です。
#人生で最も必要のない時間
今日は、『今日も、分からないことをやる』というテーマでお話ししたいと思います。
今日は、具体的な話ではなくて、僕の「スタンス」とか「大枠」の話です。
見えている未来に用は無い
いきなり口が悪くなっちゃうのですが(ごめんやで!)、昔から「世間の皆様が求めているコトのほとんどは、あんまり面白くないなぁ」と思っています。
コミュ障甚だしいのですが(汗)、「なんで、限られた時間を、わざわざ『皆が知っていること』に使わなきゃいけないんだよ…」というのが僕の本音で、こんな奴を生かしてくださってマジでありがとうございます。
#ついでにハイボールを奢ってください
言葉を選ばすに喋っちゃうと、どこまでも口が悪くなるのでこれ以上は差し控えますが、
テレビの世界から軸足を抜くことを決めた時(25歳)は、皆さんが求めている「タレントの成功像(=レギュラー番組がたくさん)」には完全に興味を失っていて、そんなことよりも、「ここに人生を張ったら(賭けたら)どうなるんだろうな?」ということに目が向いていました。
年齢を重ねるごとに体力は落ちていく(労働時間は減っていく)わけですから、「できること」だけをやっていたら基本的には生産量が落ちるよね…という考えです。
なので、
「できることをやる」に時間を割くのではなく、「できるようになる」に時間を割いて、そこで獲得したノウハウとIPを関係者(次の世代)にお渡しして、生産量を増やすことにしました。
川西市の「えんとつ町づくり」は、いよいよ来週から工事が始まりますが、その規模の作品を作っている先輩がいないので、右も左も分かりません。
#ググっても出てこない
今の僕は「アパートの一階にはコインランドリーを作った方がいいのかな?」「そもそも、コインランドリーって、どのぐらいの回転率でペイできるんだろ?」といったレベルです。
こんなことを一つずつ失敗しながら学んで、手探りで駆ける毎日。
なので、仕事や人生で迷っている方に朗報ですが、ご安心ください。
西野も毎日迷っています。
「ありゃ、コッチの道じゃなかった。やっぱ、アッチだったか…」の連続です。
昨日は、深夜24時から、トンコハウスの堤大介さん(元・ピクサーのアートディレクター)と、新作絵本『ボトルジョージ』の打ち合わせがありました。
『ボトルジョージ』の打ち出し方は二転三転しているのですが、基本的には、「ショートムービー化」を見越して進めています。
昨日の打ち合わせでは、(最初の段階から)グローバル狙いで、「ショートムービーの台詞を無くしましょう」ということで話がまとまりました。
こうなってくると、台詞キッカケで物語が展開していくシーン(※「誰か見たのかよ!(byルビッチ)」的なシーン)はカットしなくちゃいけなくて……そうなってくると、絵本のストーリーも大幅に変わってきますので、脚本は、また最初から書き直し(笑)。
ですが、僕は「それがイイ」と心から思っています。
絵本も何年もやっていると自分の中で「必勝パターンめいたもの」ができてしまっていて、その中でやりくりすることの退屈さったらありません。
『ノンバーバル(セリフ無し)のショートムービーをゴールにした絵本づくり』は、はじめての経験で、右も左も分かりません。
超絶初心者ですので、やれるようになるまでやるしかありません。
今日、皆様にお届けした記事の内容は「『ボトルジョージ』がコッチの方向に進むことになりました」という情報の共有と、そして、もう一つ…
「まだまだ先は長いんだから(70歳ぐらいまで働く時代なんだから)、『できること』の中で賢く収まってないで、お互い、常に半歩ハミ出して、挑戦していきましょう」
というメッセージです。
現役を退いた人間が外野からアドバイスをしたところで響かないと思うので、現役バッキバキの西野が、「できるようになったら辞めて、次に挑戦する」を繰り返していく姿をお届けしようと思います。
今日は、これからさっそく『ボトルジョージ』の脚本の直し(最初から書き直す)です。
「セリフを全て省く」が前提だと、ストーリーをどう運べばいいんだろ?
まだ、ちょっと分かりませんが、必ず答えを出します。
頑張ります。
あなたも、頑張って。
現場からは以上です。
【追伸】
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