こんにちは。
髪の毛が伸び散らかしていたので、髭剃りで髪の毛を切ってやったキングコング西野です。
#床屋に行く時間がない
さて。
今日は「『面白い』は何によって潰されるのか?」というテーマでお話ししたいと思います。
「面白いことをしようと思ったら、こういう問題と立ち向かわなきゃいけないよ」というようなお話です。
嫌がらせと親切
ミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』のプレゼン公演の準備が進んでおります。
18日と19日のプレゼン公演は両日ともに見学の募集を締め切らせていただいて(当日参加の投資家さん用に席に余裕を持っています)、ちょうど今日、「3回目公演をやります? どうします?」という話になっていました。
「え?こんな公演直前で、そんな話になるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「客席を埋めること」が目的ではなくて、「投資家が一人でも見に来るなら、やりましょう」という世界線で、このあたりは僕ら日本人(というかブロードウェイ村の外の人間)の感覚には無いところで、なかなか味わい深いです。
もし、追加公演が決まれば、またご案内させていただきます。
さて。
連日、オンラインサロンを沸かしているブロードウェイ戦ですが、下手すりゃ僕らの挑戦がキラキラと輝いて見えているかもしれないので、今日は、“挑戦の面倒な部分”についてもキチンと共有しておきたいと思います。
何度もお伝えしているとおり、ブロードウェイはガッチガチの「村」で、日本の田舎でも見られるような「嫌がらせ」はキチンと存在します。
椅子取りゲームの席数は極端に限られているし、やっぱり皆、自分の生活がかかっているので、そこはシビアです。
日本人のお家芸のような「生き残りをかけた嫌がらせ」はブロードウェイでも、しっかりと存在します。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』にしても、プロジェクトから外れた(外された)メンバーは各地で延々とネガキャンをするし、その裏で、僕には「プロジェクトに参加したいです!また宜しくお願いします!いつでもスケジュールを空けます!連絡ください!」と調子の良いDMを送ってきます。
(※本人はネガキャンをしていることが西野にはバレていないと思っている)
まともな感覚で生きていると、いとも簡単に人間不信に陥ります。
(※西野は「村だなぁ~」とニヤニヤしているので御安心ください)
それと同時にあるのが「親切」で、実は、コイツがまぁまぁ厄介です。
これに関しては、ブロードウェイに限らず、僕自身、これまで全ての業界(すべての村)で経験してきたことなのですが、「邪魔」や「嫉妬」が理由ではない、「親切(心配)が動機となっているドリームキラー」に、毎回それなりにブロックされてしまいます。
「絵本業界はこういう世界だから、こうした方がいいよ」
「ミュージカル業界はこういう世界だから、こうした方がいいよ」
「映画業界はこういう世界だから、こうした方がいいよ」
という、アレ。
皆さん、ご存知のとおり、西野亮廣はいつも「外国人(よそ者)」として、それぞれの業界に参加しているので、まずは、この手の重力に襲われます。
厄介なのが、相手はそこそこ親切・親心で言ってくれているし、実際に、その人の言うとおり、その業界にはそういう側面もある(正義だし、嘘じゃない)ので、「うるせーよ」とは言い切れないところ。
ですが、その時に絶対に忘れちゃいけないのは、「『絵本業界では、こうですから』とアドバイスをくれる人のほとんどが、絵本業界で結果を出していない」というところ。
『正論』と『正解』は違って、「だったら、なんで貴方は結果を出していないの?」「貴方の言うとおりに動いた結果(貴方のアドバイスのゴール)が、今の貴方ですよね?」という残酷なナイフは常に忍ばせていないといけない。
それはブロードウェイでも同じこと。
コチラに来てみると、二言目には「ブロードウェイでは、こうした方がいい」「トニー賞を取りたいなら、こうした方がいい」という優しいアドバイスが飛んできます。
「うんうん、そうだよな」と思うし、実際に、そのアドバイスが正解の場合もある。
だけど、正論が正解ならば、全員、成功して、全員トニー賞を取っているわけで…そこには大きな矛盾が孕んでいる。
くれぐれも「村に中指を立てろ」と言っているわけではありません。
「聞くところは聞いた方がいいけれど、全部、聞いちゃうと無味無臭の村民になっちゃうよ」という話です。
外国人は、ただでさえ立場が弱いので(村民マウントを取られちゃうので)、外国人(よそ者)として参加する際は、このあたりは覚悟を決めておいた方がいいと思います。
僕が一つの判断基準としておいているのは、「ダメだった時に、どっちの方が納得がいくか?」というもの。
「自分達のやりたいことやって、ダメだったのか?」、それとも「相手の言うことを聞いて、ダメだったのか?」という。
参考にしてみてください。
嫌がらせと、親切と、椅子取りゲームが渦巻くブロードウェイで今日も頑張っています。
この現場レポートが皆さんの挑戦のエールになると嬉しいです。
引き続き、応援よろしくお願いします。
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
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ミュージカル『えんとつ町のプペル』
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