短編映画の極めて面白い可能性が見つかりました

投稿日:2024.05.06 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



おはようございます。
大戸屋がある国に生まれたことを週一ペースで感謝しているキングコング西野です。

さて。
今日は『短編映画の極めて面白い可能性が見つかりました』というテーマでお話ししたいと思います。

興奮しているので、さっそく本題です。
 
 

短編映画のマネタイズ問題
  

オンラインサロンなので(もう皆さん御存知でしょうから)細かい説明はスッ飛ばさせていただきますが、短編アニメーションはマネタイズ(予算回収)がメチャクチャ難しいです。

なので、「そもそも大きな予算がかからないように作る。そして、それをネタに長編アニメーションのチャンスを掴みにいく」が最適解となっており、「ガッツリと作り込んだ短編アニメーション作品で食っていく」という選択肢は世界のどこにも見当たりません。

だからこそ『ボトルジョージ』で、その答えを探したくて、すべての可能性にフットワーク軽く参加できるように、まずは自分達の意思で全てハンドリングできるように、製作費を全額負担しました。

先日、サンフランシスコでのディナーの途中で、堤監督から「夏に日本でおこなうトンコハウスのイベントで『ボトルジョージ』を流してもいいですか?」と聞かれ、「どうぞどうぞ!」と。この調子。

さて。
そんな短編アニメーションのマネタイズ方法ですが、最近だと「一点モノのアート作品として販売する」の他に、「DVT(デジタル・ビデオ・トレーディング)として販売する」という選択肢が爆誕しました。

DVTというのは、「特定のNFTを持っている人だけが視聴できる仕組み」です。
【鍵付きの映画館】みたいなイメージですわ。

その映画館に入る為の鍵がNFTというわけですね。

あまり知られていませんが、DVTのプラットフォームはすでに存在していて、僕も試しに利用させてもらっています。
#システムを見ることが目的なので作品はまだ観れていないのだけれど

鍵の購入は結構サクサクといけて、視聴ページまでもストレス無く進むことができたので、「いいサービスだなぁ」と思ったのですが、自分が出品者として利用することを考えた時に、プラットフォームの影響力の弱さが気になりました。

『ボトルジョージ』を出品するなら「限定1万点」と思っているのですが、そのプラットフォームがまだ1万人のユーザーを抱えていない。

これだと、僕らが「プラットフォームの宣伝(および説明)をしながら、『ボトルジョージ』を販売した上で、手数料をお支払いする」ということになってしまいます。

くわえて、そのプラットフォームを運営する会社が倒産してしまうと『ボトルジョージ』の権利が宙に浮いてしまう。
#このあたりがNFT風

そこで、クラウドファンディングのプラットフォームを自分達で作ったように、DVTのプラットフォーム(というか『ボトルジョージ』専用のDVTページ)を作ってみてはどうかしら?と考える西野。

さっそくエンジニアの中田さん(CTDで大活躍)に相談したところ、「もしかすると、動画の配信にかかるコスト(=DVTの運営コスト)が見合わないかもです」と返ってきました。

「方法としては既存の動画メディア(Vimeoなど)との合わせ技で、どうにかこうにかいくか?」という話になったのですが、すぐに中田さんの方から折り返し連絡がありまして…

「よくよく考えてみたら、長編映像なら配信コストがバカ高くなっちゃうのですが、短編映像なら計算したところ『1配信=約○円』でいけるので、サービスとして回せそうですね」

と。

ここにきて「短編」の大逆転で、「短編だからマネタイズできる」という面白い結果が出ました。

「そして、これぐらいのシステムならすぐに作れると思います」と中田さん。
まもなく「デザインは一旦無視していただいて、『視聴ページ』までの流れのテストページを作ってきました」とリンクが飛んできました。
#天才なん ?

「これは仮に『心臓NFT』と『たまごNFT』を持っている人だけが観ることができる映像です。NFTを売っちゃった人は観ることができません。そしてリンクのコピペはできません」と。
#天才なん ?

どうやら、『ボトルジョージ』専用のDVTは実現可能です。

これから挑戦する海外の映画祭には『プレミア(その地域で初めて上映)』が参加ルールになっているものもいくつかあるので、ボトルジョージDVTを走らせるとしたら、映画祭ツアーが終わった後です。

ちなみに、『DVT』の競合は『DVD』であって、『映画館』ではありません。
映画館で上映された作品が、その後DVD化されるように、映画館で上映された作品が、その後DVT化されても何ら問題はない。

ここを握った上で、配給会社さんとも良い話し合いができれば最高だなぁと思いました。

時代はグイグイ進んでおります。
振り落とさないので御安心ください。

現場からは以上です。

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『視聴ページ』までの流れのテストページ
https://vimeo.com/943116562/340f3de3d1

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