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悪に染まらない

2024.06.22 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
この夏、神戸でビアガーデンのアルバイトの予定をいれたキングコング西野です。
#絶対にこんなことをしてる場合じゃない
#新幹線に乗ってバイトに行くからマイナス
#8月18日予定

さて。
今日は『悪に染まらない』というテーマでお話ししたいと思います。

本題に入る前に、コチラの共有です。
 
 

支援が続いています。
 

普段、家庭の事情でエンターテイメントを受け取ることができない子供達を、2025年8月9日~30日に上演するファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)に無料招待すべく立ち上げたクラウドファンディングに、現在、【1193名】の支援者様から【1834万8000円】という大きなご支援をいただいております。

たくさんのご支援(そしてシェア)、本当にありがとうございます。

セカンドゴールであった「1800万円(3000人招待)」を突破後も支援の輪はジワジワと拡がっていて、無料招待できる子供の人数が伸び続けています。

絶対に見落としちゃいけないのは、「素敵な経験を子供達にさせてあげたい(子供達に贈りたい)という大人がこれだけいる」ということ。

そして、「暴力的な描写が多い作品」であったり、「エロの描写が多い作品」であったら、この流れは作れなかったということ。

バトルシーンのニーズやお色気のニーズを押さえ、熱狂を生んでいる作品を見て、「僕には逆立ちをしても作れないな…」と不毛な比較をしては、時々羨ましくもなったりするのですが、それらの描写が無いから生まれているニーズ(ギフト需要)を知らず知らずのうちに押さえていて、すべてのアプローチは一長一短だとあらためて知ります。

昨日の記事の「劇場からの手紙」も、「観光地として舞台作品を作るなら…」が思考の出発点で、他の作品の勢いにやられて、「舞台作品のグッズといえば…」で考えていたら、あのアイデアは出てきませんでした。

いや、本当に普通にあるんです!
「人気を出すためにバトルシーンを入れましょう!」とか「人気を出すために食事シーンを入れましょう!」というアドバイスが。

もちろんそこを考えることも大切ですが、「持ち合わせていない」ということが最大武器になるケースもあるわけで(今回のような)、無いなら無いで、「無いからこそ有るものは何なんだ?」とナゾナゾのような自問自答をすることも、どうやら大切です。

これからも『エログロの無い冒険ファンタジーのハッピーエンド』を届け続けていきたいと思います。

引き続き応援宜しくお願いします。

🎁子供チケットの支援はコチラから↓
https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

 

悪に染まらない
 

昨日は随分遅くまでファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の座席割のミーティングがありました。

「SS席、S席、A席、B席をどこで区切るか? また、それぞれの料金はどうするか?」みたいな話し合いです。

今回は「子供料金」も設けるので、プロデューサーとしては、その分、チケット料金(大人が料金)を引き上げて、どうにか収支を合わせたいところですが、そのやり方で収支を合わせに行くことは個人的にはあまりしたくなくて、「他の方法を探りましょう」と食い下がる西野。

僕らの最大のアドバンテージは、公演1年前から、そして公演終了後何ヵ月も(ヘタすりゃ何年も)『グッズ』を売り続けられること。
#売り続けられる場所を持っていること

出演者に依存したグッズ(※出演者のアクリルスタンドなど)だと、こうはいきませんが、『えんとつ町のプペル柄のトートバッグ』なら、西野亮廣講演会の会場ロビーでも販売できます。

僕らのアドバンテージはそこなので、「チケット料金を引き上げるのではなくて、どうにか、そこで収支を合わせにいきましょう!」と提案させていただきました。
#なんとかする

そんな中、「どこまでをSS席にするか?」という話にもなりまして…当初は「一階は全てSS席」と考えていました。
#同劇場の他の作品でもそうなんです

ただ、実際に下見に行って、あらためて写真でも見返してみたところ、一階席後方を「SS席」としてしまうことに疑問を覚えました。

「SS席」として出しても、頑張れば(たぶん)売れるんです。

だけど、「売れるからといって、売っていいのか?」という問題はあって、「一階席後方を『SS席』とするのは辞めない?」と提案してみたところ、「うん!辞めておこう!」と満場一致。

皆も同じことを考えていたみたいです。

結局、一階席後方は「S席」になったわけですが(すごく良い席なんだよ!)、それによって、チケット売上がガクンと落ちました。が、長期的に見たら、お客さんの満足度を後回しにすることの方が遥かに大きな損失で、「売れるから」の誘惑に負けちゃいけないなぁと思いました。

これは昔から言っていることですが、僕らの戦いが10年戦争、20年戦争、30年戦争である以上、イベント開催時に運営サイドがやらなくちゃいけないことは「集客すること」ではなくて、「集客力を上げること」で、これは、すべての業種に共通して言えることだと思います。

今こうして大きなご支援をいただいているのも、これまで、ただの一度も悪に染まらなかったからで、このことは一緒に現場に入っている後輩達に伝えていきたいです。
「売れるけど、それは売っちゃダメだ」と。

連日連夜、こんな攻防戦が繰り広げられていますが、すべてにおいて誠実に向き合うことをお約束します。
今日は、そんな意気込みを語る回でした。

今日も1日頑張るぞ🔥

現場からは以上です。

【追伸①】
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