おはようございます。
堤下君が活動自粛中らしいので冷やかしで堤下君の自宅まで呑みにいこうかと思っているキングコング西野です。
#ガードレールに車をぶつけて芸能活動を自粛する男
さて。
今日は『西野亮廣のInstagramの活用方法が分かった』というテーマでお話ししたいと思います。
少し長くなりそうなので、今日と明日の二回に分けてお届けしようと思います。
僕のオンラインサロンは法人会員(契約企業数150社突破)もやっておりますので、今日の話(前編)は”経営者さんや従業員さんの役に立つような話をしたいと思います。
(法人会員の登録はコチラ) →https://salon.jp/nishino-corporatemember/
こういったこと(前編でお話しすること)はチーム全員で共有しておいた方がいいと思います。
明日の話(後編)は、僕のInstagramの活用方法についての話なので、聞いたところで何の役にも立ちません(笑)
「また西野が変なことを始めようとしてる…」といった感じでニヤニヤしながら読んでいただけると幸いです。
トータルのポイントで考える
さっそく踏み込んだ話をすると、一つ確かなことは「僕達の資源(体力・時間)は有限」だということです。
(あまり横文字は使いたくないのですが)、この有限の資源のことを「リソース」と呼びます。
「ビジネスセンスがある」という凄く曖昧な言葉を分かりやすく翻訳すると、「リソースの分配が上手い」という言葉に置き換えられそうです。
極端な話、100あるリソースのうちの「90」を、(何の見込みもない)『電話ボックスの開発』に割いたところで、1ポイントにもならないので、その人は「ビジネスセンスが無い」。
限りあるリソースを上手く分配して、より多くのポイントを獲得するのがビジネスゲームの基本で、今日は、ここをもうチョイ掘り下げて考えていきたいと思います。
▼
大切なのは、「ジャンルごとのポイント」ではなく、「トータルポイント」だということです。
つまり、そのジャンルの満点を叩き出しても、そこで100のリソースを使いきってしまっていたら、その人はそれ以上のポイントを獲得することはできません。
自分の身の回りの人間は基本的にはほぼ全員「業界人」なので、『業界No.1』という椅子はそこそこ居心地が良く、多くの人間は、一度その椅子を手に入れると、そこから動きません。
業界自体が調子が良い時は、それでも良いのかもしれませんが、その業界の満点を叩き出したところで「60ポイント」しか獲得できないぐらい業界が弱っても尚、60ポイントを獲得する為に相変わらず全てリソースを割いてしまう人(会社)は少なくありません。
#沈む船から離れられない人
基本的には「リソースは増えない」と考えておいた方がいいでしょう。
となると、獲得ポイントを増やすには、リソースの分配方法を見直さなければなりません。
#西野亮廣の歴史はずっとこの繰り返しです
今、お話ししたのが「“業界自体の浮き渋みを見越した”リソースの設計(見直し)」です。
次に、「業界自体の浮き沈み」を一旦忘れて、もうちょい手前の話をします。
『自分がインフルエンサーだったら?』で考えるとイメージしやすいと思うのですが、あなたなら次の3つのうち、どれを選びますか?
①100あるリソースのうちの全て(100)を『YouTube』に割いて、YouTubeで100ポイントを獲得する。
②100あるリソースのうちの『50』をYouTubeに割いて、YouTubeで60ポイントを獲得し、
残りの『50』をVoicyに割いて、Voicy で60ポイントを獲得し、
トータル120ポイントを獲得する。
③100あるリソースのうちの『20』をYouTubeに割いて、YouTubeで30ポイントを獲得し、
『20』をVoicyに割いて、Voicy で30ポイントを獲得し、
『20』をInstagramに割いて、Instagramで30ポイントを獲得し、
『20』をnoteに割いて、noteで30ポイントを獲得し、
『20』をtiktokに割いて、tiktokで30ポイントを獲得し、
トータル150ポイントを獲得する。
…今日の話の流れだと、まず①は外す人は多そうです。僕も外します。
でもって、やっぱり「トータルの取り分」や、あとは、「リスクヘッジ」などの観点から、③を選ぶ人が多いんじゃないかなぁと思うのですが、図星ですか?
これは、あくまで僕の経験則なのですが、勝率でいうと②①③の順番で、③が最も生存確率が低いと思います。
というのも、リソースを細かく分配して獲得しようとしている「30」というポイント(結果)って、その業界に「飲み込まれちゃう数字」なんです。
たとえば皆さん、「12番目に好きなYouTuberのチャンネル」とか、観に行かないと思うんです。
最低でも、「ベスト5」ぐらいには入っていないと観に行かない。
つまり、「12番目に好きなYouTuber」になる為に割くリソースは無駄なんです。
ビックリするぐらい無駄。
同じことを何度も繰り返しますが、「リソースは有限」なので、そんなところに割いちゃいけないんです。
勝負はトータルのポイントなので、『業界No.1』になる必要はないのかもしれませんが、「その業界のイイ位置」にはつけておかないと、そもそも、その業界のポイントを獲得できない。
つまり、「トータルポイント」の勝負に持ち込めない。
「リソースを細かく分配して、たくさんの業界で少しずつポイントを稼いで、トータルポイントで勝つ」というのは妄想の範疇を出ていなくて、各業界には「足切りライン(ここから下の人にはポイントは入りません)」が必ず存在するので、その計画は上手くいきません。
ちなみに、YouTubeに50のリソースを割いて、60ポイントを獲得できる人間が、仮に60のリソースを割いて62ポイントを獲得した場合、これは「オーバースペック(過剰性能)」で、(50を超えてからは)費やしたリソースがポイントとして跳ね返ってきてないので、元に戻した方(60→50にした方)が得策です。
この局面で「職人性(=さらなる高みを目指す)」を出しちゃダメ。
#ビジネスの現場はこういう判断の連続
#経営者がここに陥っていたら従業員から経営者に進言すべき
今日お話ししたのは、リソースの分配の「基本のキ」なので、ここは確実に押さえておいていただきたいです。
このことを踏まえおいていただいた上で、明日は、「なるべく少ないリソースで、なるべく多くのポイントを獲得しようとしている西野亮廣のInstagramの活用方法」についてお話ししたいと思います。
これまで、まったく(真面目に)手をつけていなかったInstagramの正しい使い方を見つけました。
お楽しみに。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。