おはようございます。
DJイベントの最後に「トークショー」の出番を入れられてしまって、全然気持ちがノッていないキングコング西野です。
#7時間近く踊って呑んだお客さん相手にトークショー
#イベント作るの初めてかい
#温泉ぶっかけフェス
さて。
今日は『お仕事とコミュニティーの作り方』というテーマでお話しします。
結構、面白い話です。
AIアートのクリエイターさん同士でお店を出したい
今朝、保湿化粧水&保湿クリーム「コメット&ウィニー」(https://c-w.town/)を作られているナガモトさんとのニシノコンサルがありました。
そのコンサルの中身がとっても面白かったので、ナガモトさん(と、ナガモトさんのお友達)の応援も兼ねて、そちらの内容を共有させていただきます。
🦖
ナガモトさんからの御相談は、ナガモトさんの会社のサービスに関することではなく、「CTD(チムニータウンDAO)で、いつも頑張ってくださっているAIアートのクリエイターさん達と、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で屋台を出したいのですが…」といったものでした。
ナガモトさんがAIアートのクリエイターさん達と考えられていたのは、「AIで恐竜のタトゥーシールを作って、販売する(屋台)」だったのですが、西野はそれに難色を示します。
タケダP曰く、西野が「(…う~ん、違うな)」と思っている時のリアクションは「へー」らしいのですが、もしかしたら今朝は「へー」が発動していたかもしれません。
「恐竜のタトゥーシールを販売する屋台」と聞いて、まず最初に思ったのは、「お祭りの屋台の定番にそんなものは無いよなぁ」といったものでした。
これは、何年か前に、どこかで話したような気がするのですが…アメリカで映画を作る際の企画書で求められるのが「どの作品に似ているか?」なんです。
ここが、多くの方(素人)と考え方が違う部分だと思うのですが、「『お客さんが何を求めているか?』『お客さんが何を求めていないか?』 の答えは(ヒット作という結果で)すでに出ているのに、なぜ、わざわざ『何にも似ていないもの(お客さんが求めていないもの)』を作るの?」という考え方なんです。
「何にも似ていない(まったくのオリジナル)」は最悪で、「何かに似ている」が重要視されるわけですね。
「何かに似ているものの上に、個性をのせてけー」という考え方です。
僕がよく「変化球を投げるな」という理由もそれです。
ただ、友達同士で集まって、アイデアを出し合っちゃうと、「こんなの、面白いんじゃない?」「あんなの、面白いかも!」とアイデア出しが加速して、その結果、「斬新なアイデア」という名の「誰も求めていないアイデア」に辿り着きがちです。
ナガモトさん達が「恐竜のタトゥーシールを販売するお店」に辿り着くまでの思考ルートは手に取るように分かって、まず間違いなく「AIで繋がった仲間なのだから、AIを使った何か」というところからスタートされたと思います。
そうして、「恐竜のタトゥーシールを販売するお店」に辿り着いた。
ただ、アメリカの映画じゃないですが、「お祭りの屋台」って、もう答えが出てるんです。
先人達が何万パターンも、何十万パターンも試して、淘汰されまくった結果、『ベビーカステラ』や『りんご飴』や『かき氷』になっているです。
自分達の時間をここに使うことが大事で、今回、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で屋台を出すCHIMNEY TOWNのスタッフにも「新しいことはするな(定番だけをやれ)」と伝えました。
そんなこんなで、「バンドザウルスの恐竜カステラ(ベビーカステラ)」や「バンドザウルスの恐竜ハイボール」になったわけですね。
この手のイベントで屋台を出した時に一番ツライのは実は「赤字」なんかじゃなくて、「暇な時間が長い(お客さんが来ない)」で、そこだけは全力で回避しなくちゃいけない。
というわけで「AIで生成したタトゥーシールを販売するお店は違うかも」とナガモトさんにお伝えしました。
AIアートにかけた時間は何の為だったのか?
「AIアートにかけた時間を実りのあるものにしたい」という気持ちは痛いほど分かって、「マネタイズできたらいいな」という気持ちも痛いほど分かります。
ただ、僕個人的にはクリエイターの皆さんが「AIアートにかけた時間」というのは、こうしてクリエイター同士が繋がって、「何かをしよう!」という話し合いが起こった時点で、もうとっくに回収されていると思っています。
AIアートを触っていなければ、生まれなかった繋がりなので。
そこで「お祭りだし、何か一緒にやろうぜ!」と集まったAIクリエイター達のアウトプットは「AIじゃないといけない」というわけではないと思っていて、もっと「お客さんが求めているお祭り屋台」に手を挙げて、AIクリエイター同士で共に汗を流して、共に(やりがいのある)時間を過ごした方が、「これまでAIアートにかけた時間」が実りのあるものになると思います。
ナガモトさんには「AIクリエイターさん同士で、『フランクフルト屋』をやるのが良いと思います」とお伝えしました。
フランクフルト屋だと客足が途絶えることは無く、お客さんから求められ続け、充実した時間が過ごせるでしょう。
そして、祭りが終わった時に、「よくよく考えたら、僕らがこんな充実した時間が過ごせたのも、AIアートをやってたから(AIアートが繋いでくれたから)だよね」という感想を持たれると思います。
「クラフトビールを提供するスナックCANDYと、バンドザウルスのハイボール屋さんの隣にフランクフルトの屋台を構えたら、確実に勝ちゲーなので、そこを押さえてみてください」とお伝えして本日のニシノコンサルは終了。
今日の学びは「『ヒット作に似ている』というのが大事だよ」と「集まった理由とアウトプットが一緒じゃない方がイイ時もあるよ」の二点です。
参考にしてみてください。
『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の屋台出店は「定番」を押さえた人が勝ちます。
#恐竜フランクフルトを宜しくお願いいたします
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
『スナック西野inキンコンの丘』(9月17日開催)
キングコング結成の地(にある料亭)でおこなわれる西野亮廣との飲み会(限定15名)はコチラ↓
https://chimneytown.us/products/10-9-17-in-kingkongsnack
「えんとつ町の"踊る"ハロウィンナイト」を一緒に盛り上げてくれる皆様を募集いたします!
https://odoru-halloween.jp/news/0822
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