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レターポットに【実用性】はどこまで必要か?

2024.03.18 / 西野亮廣エンタメ研究所


 

おはようございます。
水中メガネで散歩することに抵抗が無くなったキングコング西野です。
#花粉症対策

さて。
今日は『レターポットに【実用性】はどこまで必要か?』というテーマでお話したいと思います。

さっそく本題です。
 
 

使うシーンが増えた
 

ここにきて『レターポット』が(少なくとも僕の中で)シックリきている理由は、コミュニティーメンバーと共創する機会が増えて、「ありがとう」を贈る機会が増えたからだと思います。

つまり、レターポットの再燃には「生成AI」が大きく関係している。

事実、レターポットのセカンドシーズン(今)は、AIでアレやコレやを作ってくださっている方にレターを贈っていて、皆の“役割”が増えれば増えるほど、レターポットの使用頻度が増えることを実感しています。

前々から、「いろいろ動いてもらっているのに、キチンと御礼ができなくて申し訳ないなぁ」というモヤモヤがどこかにずっとあったんですね。
そのモヤモヤは今、「レターを贈る」という形で解消されています。

ここから分かるとおり、結局「贈り物」というのは、「贈る側の人間のモノ(贈る側の『申し訳ない(借り)』を解消する行動)」だということ。

レターポットはそこ(贈る側の心理)をキレイについていて、『他の人に贈ることができる権利』をプレゼントしているから、受けとる側も嬉しいわけですね。
なぜなら、そのうち自分(受け取った側)にも「贈らないとモヤモヤする」という日が来るから。

最大の贈り物は「『贈ることができる権利(借りを返す方法)を贈ること』というのがレターポットの結論です。
 
 

少しアップデートしたよ
 

昨日・一昨日と、ひたすらレターポットを触っていたのですが、その中で一点気になったことがありました。

『レターを贈る』というページに飛ぶと、下の方に【本日誕生日の皆さん】と【最近参加した皆さん】という欄(レターを贈るキッカケ)があるのですが、どうせレターを贈るならアクティブユーザーに贈りたいじゃないですか?

とういわけで、

①【本日誕生日の皆さん】
②【最近参加した皆さん】

を入れ替えて、

①【最近参加した皆さん】
②【本日誕生日の皆さん】

にしてみました。
今一番レターを欲している人にレターが贈れるように。

ほら、最初に優しくされたら「自分が先輩になった時に優しくしよう」って思うじゃない?
あれです、あれ。

そんなこんなで、レターポットは7年目の今日もノラリクラリと改善を続けております。

また皆で開発会議(アップデート会議)やりたいですね😁
#その時は宜しくです

そんなこんなで本題です。
#こっから本題かい!
 
 

レターポット(トークン)の実用性はどこまで必要か?
 

今、お伝えしたとおり、レターポットには「誰かに『ありがとう』を伝えることができる」という“実用性”はありますが、お金のように、「おむすびやサンドイッチを買うことができる」という実用性はありません。

ついでに言うと“換金”もできません。

『公開ポット』を立ち上げて被災地支援をすることはできますが(公開ポットに贈られた文字は運営がレターポット市場から消却して、消却した分の日本円を運営から被災地に贈っています)、まぁ、“使い道”としてはそれぐらい。

この時、「レターが使える店をたくさん作ろう」という話になりがちなのですが(※僕も過去に言ったことがあります)、「実用性(レターで何かを買える機会)が増えれば増えるほど、レターがお金そのものになってしまう(お金そのものに見えてしまう)」というマイナス面は確実にあると思っています。

それこそ、「ボランティアのつもりでやったのに、500円を払われて、ちょっとモヤモヤしちゃう」という感じに。

「現金を貰うのはチョット気を使うけど、レターだったら嬉しい」というラインが丁度良いと思っているのですが、レターの実用性を作りすぎてしまうと、その現金とレターの境目が無くなってしまう。

金(きん)との交換券であったハズのお金が、金本位制が無くなってからも(金と交換できなくなった後も)、価値を保ったように、「そこに価値を信じたら価値が生まれる」という共同幻想は実際にあります。

お金の場合は「お金を持っていれば何かを買うことができるから」「税金を払わないと捕まるから」という実用性が、その価値を担保しているような気もするのですが、どっこい、「貯金が趣味です」という人もいて、この人達はそもそもお金を使うつもりがない。

つまり、お金の“機能”に価値を感じているわけじゃなくて、お金そのものに価値を感じているひとがいる。
#キングコングの昔のマネージャーは増えていく銀行残高を眺めることが趣味でした

レターもお金と同じように「何かを買えるなら価値がある」「買えないなら価値がない」という“実用性”が価値の担保になっているのだろうか?…というのが今日の議題なわけですが、この1~2日触り倒してみた結果、「モノを買うなら、現金で買うわ」というのが僕の結論で、レターに「モノが変える」という機能はあんまり要らねーじゃねえかと思っています。

それより何より、「限られた文字を自分に使ってくれた嬉しさ」の方が勝っていて、どうせ30レター(150円)を使うなら、缶ジュースを買わずに、30レターを使って、誰かにこの嬉しさをプレゼントしたい。

レターは、価値も変動しないし、何も買えない。

レターポットを触ったことがない人からすると、こんなものを欲しがる気持ちが、まるで理解できないと思うのですが、そこには確かな面白味があって、世間に伝わるのはまだまだ先かもです😁

壮大な社会実験に引き続きお付き合いください。

現場からは以上です。

【追伸①】
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宜しくお願いいたします。

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