おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリ話をお休みして、今、ボンヤリと思っていることを正直に綴ろうと思います。
また最初から
どこかで皆さんにも共有しようと思っているのですが、裏でコソコソと制作を進めていた『ボトルジョージ』というショートアニメーションの地盤工事(ストーリーづくり)がそろそろ片付きそうです。
「時間とお金をかけてショートアニメーションなんて作ったとして、それを、どうやって回収するの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが……正直に白状すると、そこはまだ1ミリも考えていません。
エンタメで食っていく以上、「マネタイズ」はとても大切な作業ですが、やっぱり僕は、そういうものを自分の興味・衝動よりも前に持っていきたくなくて、「こういうものを作りたい」という欲に従って動いています。
作ったものをどうやって仕事にしていくか?はこれから考えます。
完成までには、まだまだまだまだ時間がかかりますが、『ボトルジョージ』は今日も一歩ずつ確実に前に進んでいます。
派手さは無いですが、とても優しい物語です。
他方、先週お伝えしましたが『映画 えんとつ町のプペル』の続編は、これまで数ヶ月間かけて作ってきたものを一旦白紙にしました。
続編の制作にかけた時間は、「裏設定」として血となり骨となりましたが、少なくとも、脚本の上には、一文字も残っていません。
当然、やり直したところで、次のチャレンジが上手くいく約束なんて無いわけで、街灯も月明かりもない夜道を、震えながら、手探りで進んでいます。
もう一度最初からやり直すことを決めて1週間が経ちました。
流産をした無念は確実にあります。
「なにクソ!」と思っている自分と、その自分がこの谷から這い上がってくるかどうか?を見ている自分がいます。
ただ、僕が知っている西野亮廣は、「あの時の判断は正しかった」というところまで、強引に持ち込むヤツなので、今回も、そうしてくれると信じています。
不幸中の幸いは、今回の判断により、「負けるもんか」「諦めるもんか」という気持ちが色濃くなり、どうやらそれがそのまま続編のメッセージとして織り込めそうなこと。
最近、『えんとつ町のプペル』の主題歌を、あらためて聴き倒しているのですが、『えんとつ町のプペル』は、やっぱり「チャレンジ」や「再チャレンジ」の物語なんですね。
歌詞には「臆病な僕らに教えてくれた 立ち向かう強さを」とありますが、作者や作品がそういう存在であることが大切だなぁと今あらためて思います。
先日、『スナック西野』の収録があって、ゲストに山口トンボ君が来てくれました。
(※放送順はオリラジ中田君の次)
その収録に、ブロードキャスト房野君が立ち会ってくれたのですが、昔、彼らには酒場で「今、こんな物語を考えてるんだけど…」という話をよくしていました。
その景色を思い出したのか、酒がまわりすぎたのか……『スナック西野』の本番中に、うっかり『えんとつ町のプペル』の続編の構想を話してしまいました。
自分の中でも、まだまだまとまっていないフニャフニャなヤツです。
同じく収録に立ち会っていた田村Pが、「いや、コイツ…もう前に進んでんじゃん…」という顔をしていた記憶があります。
そうなんです。
まだ首が座っていませんが、続編の物語は産声をあげています。
この一週間は「こんなに苦しい1週間は無かった」というぐらいハードな時間でしたが、持ち前のナニクソ根性で「原石」は掘り起こせた感じです。
きっと皆さんは「なんちゅう世界を作ってんだ!お前は、なんて角度から攻めてくるんだ!」とドン引きすると思います(笑)。
いち早く知りたい方は『スナック西野』をご覧ください。
※ここで光夫さんに話したストーリーは全部白紙にしました😁↓
https://youtu.be/JVNZTT0hRMc
今はまだ「やり直して良かった」と思えるところ(安心できるライン)まではきていませんが、「ちゃんと芽吹いているよ」ということを皆様に御報告しておきます。
現在地を正直に白状し続けるので、僕の成功も失敗も、そこからのリベンジも、全て見届けて欲しいと思っています。
とくにリベンジ。
その七転八倒が、あなたへのエールになれば嬉しいです。
素敵な日曜日をお過ごしください。
西野亮廣(キングコング)
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
https://youtu.be/HWLPX8Yn_Ac