※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。

『コミュニティー』か『エンタメ』を持たない企業は、ほぼ終了

2022.08.11 / 西野亮廣エンタメ研究所


おはようございます。
「キンコン西野がフットサルをやっているクリエイティブな理由」を皆がアレコレ考えてくださるので、その中から一番良かった答えに「正解。よく分かったね」と言っているキングコング西野です。
#ただ走り回りたいだけ
#ナイショだぞ

さて。
今日は「『コミュニティー』か『エンタメ』を持たない企業は、ほぼ終了」という恐ろしいテーマでお話ししたいと思います。

サービスを設計する時は、ミクロの目(職人性)と、マクロの目(大局観)を交互に切り替えることが重要ですが、今日は後者の話です。

 

そのままだったら死ぬぞ
 

僕が大好きな映画監督「ビリー・ワイルダー」のアトリエの壁には『How would Lubitsch have done it?』という紙が貼られています。

日本語に訳すと「ルビッチならどうする?」です。
「ルビッチ」というのは、ビリー・ワイルダーが尊敬してやまない映画監督「エルンスト・ルビッチ」のこと。

「大変な難題が降りかかってきたが、ルビッチだったら、この局面をどう乗り切るだろうか?」とワイルダーは考えていたわけですね。

自分が尊敬している人間は、いずれ古くなります。
当然、『自分が尊敬している人間が作ったルール』も古くなります。

なので、『自分が尊敬している人間が作ったルール』に従うのではなくて、「自分が尊敬している人だったら、この局面をどう乗り切るか?」と考える方が、答えが常にアップデートされるので良さそうです。

劇団四季さんならば、浅利慶太さんの作ったルールに従うのではなくて、『How would KEITA have done it?(浅利慶太ならどうする?)』と面白いかも。

兵庫の大天狗ナルシストたる西野亮廣は、なんと自分から後輩達に「新しく始めることに答えなんてないんだから、迷った時は、『西野亮廣ならどうするか?』を考えろ」と言っています。
すっごい上の立場からアドバイスをするのは、昔からですが、その責任は取るのでオッケーだと思ってやっています。

さて。

日頃、いろんな経営者さんから相談を受けている西野ですが、やはり、そこでも僕が考えるのは「西野ならどうするかなぁ?」です。

厳密に言うと、「西野が、『フォロワー数200人で、予算は70万円で、このプロジェクトがコケたら、もう後がない』という状況だったら、どうするかなぁ?」です。

僕は、西野が出す答えをよっぽど信頼しているのでしょう(笑)。

そんな調子で、企業(経営者)の「かかりつけ医」のように動いている僕ですが、最近、共通しているアドバイスは…

①「零細企業は零細企業の戦い方をしろ」
②「コミュニティーに参加しろ」
③「エンタメを持て」

…の3つ。

僕が零細企業の経営者なら、「零細企業の戦い方」を正しく選ぶし、コミュニティーに参加するし、あわよくば自社のエンタメを作ります。

影響力もなければ、大企業みたく大ロットで生産することできないので、無名なのに(まだ何の信用も稼げていないのに)、自社製品の価格は大企業よりも高くなる。

この穴を埋めてくれるのは、①と②と③しかなく、①と②に関しては、これまで散々言ってきたことなので(※人検索)、ここでは割愛させていただきます。

重要になってくるのは③で、ここを上手く作り出すことができれば、(大企業よりも高い)価格に納得感が生まれます。
競合他社との差別化にも繋がるでしょう。

というか、この時代、サービス(商品)のクオリティーなんて、もはや、どこも「どんぐりの背くらべ」になっているので、『コミュニティー』か『エンタメ』を掘り下げないと、選ばれない。

ところが、『エンタメの作り方』って、全然、体系化されてないんです。

…いや、「アニメーション映画を作れ」と無茶を言ってるわけじゃないんです。

たとえば、イベントの作り方、
たとえば、BBQ大会の作り方、
そういった「僕たち私たちでも立ち上げることができるエンタメ」の作り方が、まったく体系化されていない。

(西野以外の)講演会の素人主催者は、いまだに、何の勉強もせず、“あてずっぽう”で講演会を作って、お客さんの不満を量産する始末。

コミュニケーションを深める為にBBQ大会を企画しておきながら、「お客さんに楽しんでもらいたい」を理由に、BBQの中にイベントを詰め込んで、「レストラン型」にしてしまったり。。
#アホかよ

せっかく、時間とお金をかけて立ち上げているのに、実に勿体ない。

大切なのは、自社エンタメを持っていないことに危機感を持つことと、そして「エンタメの作り方」に興味を持つこと。

これは、仕事としてやった方がいいと思います。
「俺がやってるのは『ビジネス』で、『エンタメ』には興味がないっす」は、もう通用しない時代に突入したなぁと思うオイラです。
#ひろゆき

ビジネスも、エンタメも勉強しましょう。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。


※この記事にコメントしたい方はFacebook連携が必要です。

ルール

内容はシェア・口外禁止です。

※ただし、投稿から1年が経過した記事はサロンメンバー特典として、
口外 ( コピペ ) OK!でも「右上にマル秘マーク」のあるものは
公開しないようにお願いします。
サロン記事
×
いいね
×
  • 玉木皓一