キンコン西野のYouTube戦略

投稿日:2023.07.18 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
昨夜は生配信中に酔っ払って寝たらしいキングコング西野です。
#くたばれ

さて。
今日は『キンコン西野のYouTube戦略』というテーマでお話しさせていただきたいと思います。

今朝のVoicyで話した内容の延長戦なので、お時間あれば、そちらも合わせて聴いてやってください。
→ https://r.voicy.jp/ByKo7LkrKnx

 

古くならない動画
 

昨日、立川志の輔師匠と呑ませていただいたのですが(※何故か枝太郎もいたよ)、その席で志の輔師匠から「最近、西野君の近畿大学の卒業スピーチ(動画)、観たんだよー。あれはアッパレだったね」というお言葉をいただきました。

その言葉を頂いて西野がニマニマしたことは言うまでもありませんが、それはそうと、「近畿大学の卒業スピーチ(動画)」って4年前の話なんです。

→ https://youtu.be/dJT_L6d_fU8

去年、梶原君とヒカルさんと呑ませていただいた時に「近畿大学の卒業スピーチの動画」の話になり、再生回数を見たのですが、その時は『1300万回』、そして今朝見てみると『1400万回』となっていました。

3~4年前の動画が、この1年で100万回再生されているわけです。

おそらく今年の春、卒業スピーチの動画が新しくポコポコ立ち上がるタイミンクで「関連動画」として上がってきたか、検索されたか…そこでまとめて再生されたのだと思います。

泣いても笑っても、卒業式は毎年やってくるので、来年も再来年も「近畿大学の卒業スピーチの動画」は再生され続けることでしょう。

今でも、この動画を見て「西野さんに興味を持ちました」という人はいて、中には、「近畿大学の卒業スピーチの動画を見てCHIMNEY TOWNのインターン生に応募しました」という若手もいます。

「近畿大学の卒業スピーチの動画」は明らかに僕の資産になっていて(僕の預かり知らぬところで僕の為に働いてくれていて)、YouTubeの戦い方の1つはコレだと思っています。

 

「ドキュメンタリー」と「アーカイブ」
 

まずは、YouTube動画は現在進行形で(YouTuberの今を)お届けする「ドキュメンタリー型」と、近畿大学の卒業スピーチのような「アーカイブ型」の2つがあることを整理しておきたいです。

その上で僕は「アーカイブ型」に興味を持っていて、「どうすれば、アーカイブ型の動画が作れるのかなぁ?」と考えているわけですが、これは何年か前に(キャリオクさんのCMを作った時に)お話ししましたが、当たり前ですが「古くなってしまう動画」はアーカイブとして機能しません。

→ https://youtu.be/PkygrwLV0NM

なので、「アーカイブ型」を追い求めるのであれば、「バズらなくてもいいから、古くならないように作る」が基本になってくると思うのですが、とはいえ、確実に年齢を重ねてしまう「人間(ビジュアル)」に依存している以上、ジワジワと古くなってしまいます。

一方で、TikTokで、若者に90年代Jポップがまるで新曲のように聴かれたり、70年代~80年代の日本のシティーポップが世界で流行ったりしているところを見ると、「音楽」はアーカイブとして機能しています。
#資産になっている

バンドザウルスの活動の面白さは「歳をとらない(ビジュアルが変わらない)」と「カバー曲&アートが活動のベースになっている」というところで、NFTやらAIやら今っぽいことをやっていながら、アーカイブ性が高い。

バンドザウルスのYouTubeチャンネルは、7月21日の19時に1発目の動画をあげるのですが(#ようやく音楽活動をスタート)、すでに予約公開はしていて、そしてその動画の『概要欄』で、「アートパネル(限定5点)」を10万円で販売しているのですが、すでに3点が売れています。

バンドザウルスのYouTubeチャンネルは「再生回数(広告費)」でマネタイズするのではなく、「概要欄(直接販売)」でマネタイズをする…という形をとっていて、動画公開前にすでに「30万円」の売上を作っています。

これは、もうしばらく走らせてみないと分からないですが、動画を公開する度にアートパネルが完売するのであれば(それによって撮影費が賄えるのであれば)、慌てて動画を公開する必要なんてなくて、バンドザウルスの動画の公開は不定期で、皆の趣味として、「そろそろ新作を作っちゃう?」ぐらいでいいのかもしれません。

そのアーカイブ性の高さから考えると、2~3年後にバンドザウルスを知った人にとっては「新作動画がたくさん並んでいる」という状態なので。

「YouTubeをギャラリーのように(アート作品を販売する場所として)活用する」というのが、バンドザウルスのYouTubeチャンネルの打ち手で、ギャラリーとして未来永劫機能させ続ける為には動画のアーカイブ性がすっごく重要になってくるので、「マスク×音楽」はドンズバ。

※ドンズバ=めちゃくちゃハマってる

バンドザウルスのYouTubeチャンネルは、新しい動画ビジネスモデル構築の為の、かなり面白い実験だなぁと思っています。
どうなるか分かりませんが、今日の話を念頭において、チェックしてみてください。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
舞台『テイラー・バートン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから
https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton
#映像はメチャクチャ作り込みます

宇多田ヒカル - First Love / THE FIRST FAKE【Cover by BAND SAURUS】
https://youtu.be/mL0lUui3P-A

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