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販売

2024.01.01 / 西野亮廣エンタメ研究所


 

明けましておめでとうございます。
あけおめLINEは自分からは送らないようにしているキングコング西野です。
#返信はします

年明け一発目の記事なので「2024年の抱負」的な内容をお届けしようかと思ったのですが、それは昨日・一昨日の記事でなんとなく書いちゃったので、元旦からゴリゴリのビジネス記事をお届けしたいと思います。

今日は『販売』のお話です。
現時点では答えがまだ見えていない話も含まれています。
 
 

接客と販売
 

年末(12月26〜30日)開催された『天才万博』の会場では、スタッフのタケダ(と、その仲間)がバンドザウルスのグッズ販売を頑張ってくれたのですが、5日間で…

・HAKUA(シャンパン) =81本
・Tシャツで草(オリジナルTシャツ)=77枚
・ピンで草(草ピン)=72個
・カチューシャで草(草カチューシャ)= 9個
・恐竜のお面(恐竜帽子)=15個

…が売れて、なんと合計売上は『287万2000円』に上ったそう。

イベントの種類(バンドザウルスの単独公演じゃない)や、
イベントのキャパ(250〜300×5日間)や、
グッズの種類(新しく作ったグッズじゃない)を考えると、
『287万2000円』は凄い数字で、バンドザウルスのグッズの魅力もさることながら、「シャンパン」の強さと「販売員」の強さを見ました。

『天才万博』最終日には、僕もノリで『COMET & WHINNY』(シャンプー、トリートメント、化粧水、乳液)の販売のお手伝い・呼び込みをさせて頂いたのですが、(自分で言うのもアレですが)その日は長蛇の列で、ものすごーく売れたんです。

(※コメット&ウィニーはコチラ→https://c-w.town/

結果を見れば一目瞭然ですが、平たく言えば「売る人次第(で結果が5倍も10倍も変わってくる)」といったところ。

やっぱり「お客さんが買いたくなるようなノリが作れるスタッフ」は強いです。

となってくると、お店側は「誰を店頭に立たせるか?」という話になるわけですが、この時、気をつけなきゃいけないのは、『接客技術』と『販売技術』は別物だということ。

「気配りができて、テキパキと動けて、ハキハキと受け答えができて、お客さんに不快な思いを一切させない『接客技術』を持ったスタッフが、『販売技術』も持っているか?」というと、それはまた別の話。

僕の経験上、「大は小を兼ねる」で、『販売技術』を持っているスタッフが『接客技術』を持っていることはよくあるけれど、その逆はあまり見かけません。

ですが、「接客技術は持っているけれど、販売技術を持っていないスタッフ」に販売を任せている現場(スタッフの配置ミス)をよく見かけます。
ここに関して、ちょい具体的な話をします。

たとえば『CHIMNEY COFFEE』のスタッフが渋谷の店舗で求められるのは『接客技術』です。
お客さんが店に入ってきた時点で、お客さんはコーヒーを買うことを決めているので。

ですが、『CHIMNEY COFFEE』がイベントに出店して、カフェ・オ・レボトルなんかを販売する時に、そのスタッフに求められるのは『販売技術』です。

店舗で活躍しているスタッフが、イベント出店で活躍するとは限らない。

同じ『CHIMNEY COFFEEのスタッフ』でも、役割が全然違うので。

「販売技術が求められる場所には、販売技術があるスタッフを立てなきゃいけない」という話です。

それと、もう一点。

会社側が“スタッフを”煽りすぎた結果、スタッフがお客さんに強引に売り付けるような動きをしてしまって、会社(ブランド)の信用を落として、結果的に長期的な売り上げを落としているケースも時々見かけます。

会社としては「売上」も大事なのですが、「どう売ったか?」の方が遥かに大事なので、ここはキチンと教育しなくちゃいけない。
#下品なのはダメよダメダメ

そう考えると、エンタメ屋はイベント会場でグッズ販売をしているのに、このあたりのスタッフ教育がまったくできていない(その日限りのバイトさんに頼んだりしている)ので、山ほど機会損失がありそう。

ここは、もっと勉強していきたいです。
またデータと共に共有させていただきます。
 
 

あらためてライブコマース強し!
  

『天才万博』の翌日(12月31日)は、2023年いっぱいで幕を閉じたコワーキングスペース『ZIP』で、ヴィンテージ家具一掃セール(生配信)がありました。

※アーカイブはコチラ→https://www.youtube.com/live/yMX3uN6lSs4?si=93iASNomnPmsZmyk
#追加で何点か出ました

ヴィンテージの家具なので決して安くはないのですが、それでも生配信中にバシバシ売れていって、ライブコマースの強さを目の当たりにしました。

面白いのが、ライブ配信が始まる前から、ZIPのヴィンテージ家具の販売サイトはオープンしていたんです。

ですが、その時点では一点も売れていなくて、ライブ配信が始まって、ヴィンテージ家具の説明や、購入を検討されている御客様とコミュニケーションをとった途端に、どんどん売れ始めた。

なんなんでしょうね、ライブコマースって。

でも、一つあるのは、もともとCHIMNEY TOWN代表の柳澤からZIPのヴィンテージ家具を販売する話を聞いていて、その時は心は動かなかったのに、ZOOM画面でヴィンテージ家具の説明を受けている時に「…いや、ちょっと待って! 今、僕、メチャクチャ欲しくなってる!ていうか買う!!」となりまして、「これ、ECサイトで普通に売るより、ライブ配信しながら売った方が売れるんじゃね? 事実、今、僕の心が動いたわけだし」という流れ。

今回のヴィンテージ家具一掃セール(配信)は、それが上手くハマった感じですが、僕自身、まだまだライブコマース素人なので、ここ、もう少し掘り下げてみます。

シャンプーとかもライブコマースで伸びるかもしれないので。

年明けから実験実験です!
また結果を報告させていただきます。

今年も宜しくお願いいたします。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権をお求めの方はコチラまで。
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