小さいけど確実なビジネスを選ぶ

投稿日:2022.10.24 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
ラスベガスで『スリッパ オシャレ』で検索しているキングコング西野亮廣です。
#後ほど分かります
#ラスベガスの無駄使い
 
さて。
最近は、ラスベガスで毎日エンタメを観ているのですが、その話はまた今度やるとして(#なんでや)、今日は西野が今ハマりにハマっている『キンコン西野の家』の話です。
テーマは、『小さいけど確実なビジネスを選ぶ』です。
よろしく、どうぞ。
 
 

大勝ちには興味がない
 

昨日は、 YouTuber講演家の鴨頭さんが『キンコン西野の家』を使ってくださいました。
配信もされていたのですが、「僕の家からの配信を、僕が観る」という不思議な体験をさせていただきました。最高です。
 
サービスを始めてみると、いろんな穴が見えてきて、それを秒速で改善していく作業が(ナゾナゾみたいで)凄く楽しいのですが…たとえば「清掃はどうするか?」「トイレットペーパーの替えはどうするか?」という問題があります。

「管理する人を雇う」という打ち手もありますが、『キンコン西野の家』の運営理念は「大勝ちしなくていい。負けない戦いをする」なので、「人を雇う」はちょっと違うよね。
#突然の親近感
 
人を雇ってしまうと、その分、たくさん売らなきゃいけなくなります。
先日『脱・完売思考』というお話をさせていただきましたが、「たくさん売らなきゃいけない」という環境は、リスクも上がれば、健康でもない。
予約が月に1件でも、「ラッキー」と思える建て付けにしておいた方が、負荷なく続けられそうです。
 
なので、「清掃とトイレットペーパーの替えは、人を雇わずにおこなう」をゴールに考え、
徒歩3分圏内にお住まいの方に「地元特典」として無料で『キンコン西野の家』を貸し出して(予約が空いている日に、月に1度ぐらいね)、その代わりに清掃とトイレットペーパーの替えをお願いすることにしました。
これでウィンウィンですし、こうすることで「その辺に住もうかな」と考えてくださる変な人も出てくるかもしれません。
これで管理費はゼロ。
 
 

面倒なお客さんを集めない
 

お店を経営されている方なら共感いただけると思いますが、「面倒なお客さん」が一番コストがかかるんです。
 
たとえば、呑み屋なのに「水で何時間も粘る」とか。
店長は笑顔で接していますが、本音は「いやいや、スタッフの人件費もあるんだから、店に長居するんだったら、それなりに店にお金を落とせよ」です。
 
あとは、どの店でも「私物化」する人が必ず出てくる。
株主でもないのに「自分ルール」を持ち込む人です。
 
「たくさん売らなきゃいけない経営」をしていると、こういう「面倒なお客さん」も呼び込んでしまいますが、運用コストをゼロにして「たくさん売らなくてもいい経営」にすれば、そもそも、そういうお客さんを相手にする必要がない。
 
なので、「面倒なお客さん」には一度は「やめてください」と注意をしますが、それでも聞いてもらえなかった場合は「秒速で出禁にする」というシンプルなスタイルでいきます。
「差し入れ」なんて置いていった日にゃ、一族まとめて出禁にします。
 
これも『脱・完売思考』の話になりますが、「面倒なお客さん」にかけるコストは高すぎるので、「寄ってらっしゃい。見てらっしゃい」ではなく、経営者として「いかにして面倒なお客さんを呼び込まないか」を考えるのは、ここからとても重要になってくると思います。

とにもかくにもコストをかけず、「負けない経営」を目指します。
 
 

スリッパを売る
 

個人的にはこのネタが最近では一番好きなのですが…『キンコン西野の家』を貸し出す時に「スリッパ問題」があったんです。
 
スリッパは昨日の時点で処分したのですが、内覧用に用意してくださっていたスリッパが残っていて、なんとなく、それを使う形になっていたのですが、どっこい、そのスリッパが世界観に合わない。
 
なので、世界観に合うスリッパを用意しようかと思ったのですが、よくよく考えてみたら、他人が履いたスリッパは、あまり履きたくありません。
 
というわけで、『キンコン西野の家』は(今日から)「スリッパ持参」になったわけですが…よくよく考えてみたら、他人の家に上がる時にスリッパって「まぁまぁ必需品」なんですね。
#絶対必要というわけではないんだけど
 
そこから「そっかー。スリッパ、おもしれーなー」となり、「ならばオリジナルスリッパを作って、スリッパの自販機を家の中に用意して、『キンコン西野の家の中でしか売っていないオリジナルスリッパ』を販売しよう」となりました。
 
自販機で売るので、人件費はかかりませんし(売れなくても問題ない。いつか売れればいいパターン)、たぶん僕の読みだと、転売目的(あるいは友達のお使い&おみやげ)で『キンコン西野の家の中でしか売っていないオリジナルスリッパ』をまとめ買いする人が出てくるような気がしています。
 
そんなこんなで今は「オリジナルスリッパを作ってくださる業者さん」と「スリッパの自動販売機(小型)」を探しています。
どうせ作るなら、とことんこだわって、めちゃくちゃ可愛いスリッパを作ろうと思います。
「ウチで作れるよ〜」というメンバーさんがいたら、コメントください。
 
こういう感じで少しずつ手を加えていって「負けないビジネスってこう作るんだ」みたいなところを共有していけたらいいなぁと思います。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 
※この家の雰囲気に合うスリッパを作るゾ!!
https://iookup.base.shop/

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