町づくりを真面目に考えて、具体的に進める

投稿日:2022.02.02 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



 

おはようございます。
ここにきて、Snapchatに激ハマりしているキングコング西野こと『41歳』です。
 
さて。
今日は『町づくりを真面目に考えて、具体的に進める』というテーマでお話ししたいと思います。
今日は、町DXに関して、整理・共有する回です。
よろしくどうぞ。
 
 

みんなで町を作る
 

人間が創造できる作品の最大単位は『グローバルサービス』で、次に『国』、その次に『町』かなぁ…と思っています。
 
んでもって、どうせ作るのなら「できるだけ大きな作品」を作りたくて、その中でも僕は「空間(建物や舞台セット)」が好きなもんですから、『町作り』を選んでみました。

そんなこんなで一昨日、「地鎮祭がありまして、来週から工事がスタートします」という記事を投稿させていただいたのですが、「何? ちゃっかり進めていたの? …ていうか、お前、ミュージカルとか、歌舞伎とか、米国の映画公開とかやってなかった?」と思われた方がいたかもしれませんね。
 
そうです。ちゃっかり進めていたんです♥️
 
「進めているんだったら、逐一、共有しろよ」という話なのですが、実は、ここまでの作業というのは、「書面でのやりとり」がメインで、どうにもこうにも見栄えが悪かったんです(笑)。
 
ただ、ここからは、実際に建物ができていくので、面白くなるかなぁと。
そんなこんなで、ここからは「町づくり」を積極的に共有していきたいと思います。
 
 

土地の整理・共有
 

ちなみに「兵庫県川西市」に作ろうとしている『えんとつ町』ですが、現在、「美術館」用に購入した『土地A』に加え、
「美術館を作るにはAだけだと狭くね?」という理由から『土地A』の隣の『土地B』も購入。
 
そして、いろいろと進めていく上で、
「ここ(住宅街)に美術館を作るのは違うよね。美術館は、もっと大通り沿いに作ろう。そして、この土地(A+B)にはアパートを建てよう。…でも、どうせアパートを建てるのなら、できるだけ大きなアパートを建てて、人口を増やした方が安定すんじゃね?」
と西野が言い出しやがって、AとBの隣にある『土地C』を購入。
 
CHIMNEYTOWNは、この流れで「隣接する3つの土地(一つの大きな土地)」を買うことになりました。
 
ちなみに、ここではサラッとお話ししていますが、「隣接する3つの土地」を買うのは、めちゃくちゃムズかったです。
#交渉に次ぐ交渉
 
そして。。
 
これは地元住民の方へのパフォーマンスも含まれているのかもしれませんが、やっぱり「外野の人間が勝手なことをしている」というのは見え方としても、あまり良くないので、(会社とは別で)個人で小さな土地を買って、そこに僕の家を建てることにしました。
来週から工事が始まるのは、この家です。
「地元住民の痛みを知るには、地元住民になることだ」と判断しました。
 
ちなみにアパート建設予定地(CHIMNEYTOWNの土地)は、僕の家から「徒歩15秒」です。興味がある方はアパートに住んでください。
「ご近所さん」になりましょう。
 
 

「暮らし」に意味がある
 

町を作る(皆様からもアイデアを頂戴する)上で、整理・共有しておいた方がいいことがあります。
それは、「暮らすことに意味がある」ということです。
 
たとえば、僕の家をNFTで出すことはできます。
しかしそれをやると、「家に住みたい人」「家を購入して貸したい人」以外に、「アート作品として持っておきたい人」もお客さん候補に入ってくるでしょう。
それだと町は「空洞化」してしまい、近所のパン屋さんや、近所のクリーニング屋さんにお金が落ちません。
 
不動産ですから、どこまでいっても「投資」の要素は入ってくるのですが、その要素を高めすぎてしまうといけませんし、ましてや「コレクションアイテム」にしてしまってはいけません。「いけない」というか、シンプルに面白くない。
 
僕は「数字ゲーム」よりも、「コミュニケーション」や「コミュニティー」に興味があって、「新時代の集落がどこに向かうのか?」に興味があります。
なので、「人が住んでいる」ということが最も重要です。
 
そんでもって、これは、どこでも話していない僕の裏設定ですが、皆で引っ越してしまって、町の平均年齢(有権者の平均年齢)を下げたら、政治がもう少しだけ平等になる(次の世代の子達のことも考えてくれる)ようになるかなぁと思ってたりします。
 
ちなみに、昔、家入一真さんと、そこそこ本気で田舎(人口が超少ない村)に引っ越して、「若者の声が反映される町」を作ろうとしていました。
 
とにもかくも、「選挙」というのも、町づくりの一つの大きなテーマではあるので、「投資家」ではなくて、「住む人」を優先するべきだと思っています。
 
 

売り上げを作る
 

ここからがサロンメンバーの皆さんと一緒に考えていきたいテーマです。
 
僕の家は「売りながら住む」として(※売れたら、また近くに作る)、 CHIMNEY TOWNで運営するアパートもいろいろやれるなぁと思っています。
 
こんなことを言うと怒られちゃうのですが、「持ち家vs賃貸」を『支払い額ベース』で議論するのは本当にウンコだと思っていて、「売り上げを作る(働いてお金を稼ぐ)家を作ればいい」が僕の結論です。
「家に働かせたら、家代、タダじゃん」というアホ算数です。
 
ちなみに、コロナがやってきた時に、自宅の壁をブチ壊して、動画映えする壁にして(時計台にして)、その壁を背景にした『スナック西野』(月額590円)をスタートさせて、ナンジャカンジャで1年半ぐらい経ちましたが、たぶん家代ぐらいは稼いでくれたと思います。
#YouTubeの売り上げは全額会社にあげてるから詳しくは知らない
 
ちなみに、川西に作る「売りながら住む僕の家」は、僕がいない時は「撮影スタジオ」として貸し出せばいいと思っています。
 
そんなノリでお届けしているものですから、個人的には、アパートの「家賃収入一本勝負」というビジネスモデルが全然イケてないと思っています。
「家賃収入以外の売り上げ」を作れるようにアパートを設計して、
家賃収入以外の売り上げを作って、キチンと、アパートの働き方改革をした方がいい。
 
昨日、「ふるさと納税」を調べていたら、熊本見八代市で、「八代亜紀さんの油彩画」が、ふるさと納税の返礼品で出ていて、「八代市で描いた」というのも『地産(※ふるさと納税の返礼品の条件)』としてカウントされることを知りました。
 
CHIMNEYTOWNのアパートに「プペルのイラスト(グッズ?)」を描いてくださるクリエイターさんに住んでもらって、そこで、ふるさと納税の返礼品(プペルの絵)を作ってもらう…というのは可能でしょうか?
 
もうちょっと調べてみますが、たとえ申請が通らなかったとしても、このライン(※ふるさと納税の返礼品を生み出す工場)としてアパートを設計したら、川西の税収は増えるし、アパートや住人の売り上げ(仕事)を作ることができる。
 
このあたりは、まだまだ掘り下げシロがあると思うので、一緒に考えていきたいです。
 
「ふるさと納税」に詳しい方がいらっしゃいましたら、アドバイスください。
 
あと、アパートの名前、何かイイ名前ありますかね?
『月光荘』とか、そんな感じのやつ。
思いついたら、コメント欄までお願いします。
 
皆に優しい町を作ろうと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
現場からは以上で〜す。
 
【追伸】
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