おはようございます。
「西野さんの投稿から、まったくロサンゼルス感が出ていませんね」とコメントが来たので、「そりゃそうだろ。ホテルから外に出ていないんだから」と思っているキングコング西野です。
#だったらロサンゼルスに行くな
#東京で仕事をしろ
さて。
昨日、一昨日と、エグめの内容をお届けしましたが、どうかドン引きしないでいただきたいです。
西野亮廣の中身は本当に可愛い純白の仔猫ちゃんなのです。ニャン。
というわけで、今日は、ファニーで夢のあるお話をしたいと思います。
#ファニーの使い方あってますか?
僕が次に仕掛ける悪フザケのお話(進捗状況の報告)です。
できっこないをやらなくちゃ
横軸を「解決が望まれている問題(お客さんのニーズ)」、
縦軸を「問題解決の難易度」にした『L字』のグラフを想像してみてください。
右に行けば行くほど、より多くの人が抱えている問題があり、
上に行けば行くほど、問題解決にコスト(人やお金)がかかるイメージです。
「ビジネスを作るぞ〜!」となった時に一番オイシイのは、このグラフで言うと、どこになるでしょうか?
答えは、「右下らへん」です。
「多くの人が求めていて、かつ、その問題解決にコストがかからない場所」ですね。
ちなみに、このサロンでも何度もお伝えしていますが、この考え自体は山口周や尾原和啓さんの受け売りなので、詳しい話を知りたい方は、山口さんや尾原さんの著書を読んでください。とっても面白いのでオススメです。
#そういえば尾原さんが新刊を出すってよ
話を戻します。
※記事の前半は以前投稿した記事の「おさらい」のような内容です。
世界中の人が「夏は暑くて苦しいし、冬は寒くて苦しい。なんとかならないものか?」と困っている時に、「10億円あれば、部屋の温度を自在にコントロールできる『エアコン』という魔法のような機械を開発できます」という案件があれば、それは絶対に「買い」です。
世界中の人に買ってもらえるなら、開発にかけた10億円など5分で回収できます。
「じゃあ、世界中の人が困っていること(求めているもの)に手を出せば、ビジネスになるのか?」というと、実はそうではありません。
「どんな横殴りの雨であろうと絶対に濡れない傘」が500円で販売されていたら、世界中の人が買うと思うのですが、「その傘を開発するのに1000億兆万円かかる」となると、どの企業も手を出しません。
開発費が回収できないから(モトが取れないから)です。
#億兆万円
#アホのみぞ知る単位
「横殴りの雨を防いでくれる傘」を皆が求めていても、「横殴りの雨を防いでくれる傘」が、世の中に誕生することはないんです。
その問題解決を求めている人の数が減れば減るほど(L字グラフの左に行けば行くほど)、実現の難易度を低くしないと(コストを下げないと)、モトがとれません。
この調子で「これ以上行ったら、モトが取れないよね」というポイントを線で繋いでいくと、曲線が出てくるのですが、それを『経済合理性限界曲線』と呼びます。
企業が提供する商品・サービスは全て、この『経済合理性限界曲線』の内側で生まれています。
#尾原さんこの説明で合ってますか?
ただ、この『経済合理性限界曲線』の内側にある問題が「ほぼ解決されている」というのが、現代ビジネスの最大の問題です。
「この問題とどう向き合うのか?」というのが大きなテーマで、西野亮廣は「あるとするなら、エンターテイメントだ」と説き、ウチの後輩達には、「活動が止まらないだけ(スタッフを守り切れるだけ)の売り上げを確保して、その上で、モトが取れないことをやれ」と言っています。
「経済合理性限界曲線の外に仕掛けろ」と。「ボケろ」と。
そんなことを言う西野はどうなんだ?
当たり前ですが、僕も、「モトが取れること」をやるつもりはありません。
もちろん、会社の活動が止まらないだけ(スタッフを守り切れるだけ)の売り上げは作りますが、その上で、モトが取れないことをやります。
経済合理性限界曲線の外側です。
西野の場合は、「L字グラフ」のどこを狙うのか?
答えは決まっています。
「多くの人が求めているけど、コストがかかりすぎるので、実現を諦めているもの」です。
つまり、「L字グラフ」の右上です。
西野といえば、人妻の…(いや、違う!)お母さんの味方です。
お父さんの味方でもあります。
そして勿論、子供の味方です。
子供の頃の僕は、父ちゃんと母ちゃんに、よく公園に連れていってもらいました。
公園でヘトヘトになるまで走り回った夜は家で大人しくなるので、父ちゃんと母ちゃんは大変助かったそうです。
「公園」は、子供の胸を躍らせ、お父さんお母さんを休ませてあげるもので、ファミリーにとって無くてはならないものです。
皆が、公園を望んでいます。
ところが、まわりを見渡すと、なんだか面白味のない公園が目につきます。
子供心をワシ掴みにするような遊具は、あまり見当たりません。
それもそのハズ。
公園にウン億円の予算を割いたところで、回収できないんです。
#だって公園だもの。
公園を作ったところで、回収できないので、企業はあまり公園作りに手を出しません。
というわけで、公園は行政がお金を出して運営する「公共事業」になるわけですが、
税金が元手になっている「公共事業」には、公益性・公共性が求められます。
要するに、エッジの効いたことができない。
ここで諦めてしまうと、「世界の景色は知っているものだらけ」で埋まってしまいます。
そんなの、つまらないじゃないですか?
なので、オンラインサロンの売り上げをブチ込んで、「ただ面白いだけのデタラメな公園」を作ってやろうと思っています。
覚えていますか? いよいよ動きます
覚えていますか?
コロナで、かなり制限がかかる中、実は水面下でチマチマ進めていた、“あのプロジェクト”が、いよいよ形になりそうです。
最近、サロンに入会された方はご存知ないかもしれませんが、実は、一昨年、スリランカで「飛行機」を買ったんです。
「5〜6人乗りのプライベートジェット」じゃなくて、「旅客機」です(笑)
この旅客機を伊豆大島まで運び、伊豆大島の森の中に置く方向で話を進めていたのですが、この度、ようやく、飛行機を置く土地の整理がつきました(無事に確保できました)。
サロンメンバーの山田さんのおかげです。好きです。
旅客機自体は「1日1組限定のホテルにしようかなぁ」と思っているのですが、せっかく、森の真ん中に旅客機が停まっているんです。
こんな楽しすぎるシチュエーション、使わない手はないじゃないですか?
というわけで、森の中で静かに眠っている旅客機のまわりに、公園を作ろうかなぁと思っています。
昨日、社長のヤン君に「スリランカから、伊豆大島まで旅客機を運ぶのに、いくらかかるの?」と訊いたら、「2000万円チョット!」と返ってきたので、「頑張ろう!」ということで話がまとまった CHIMNEY TOWNです。
#これからもよろしくお願いします
飛行機を買って、運んで、公園まで作るのですから、予算の回収なんて、できるわけないんです。
でも、そういうのも、たまにはイイじゃない(笑)
子供の胸を躍らせることができれば安いもんです。
コロナの状況と睨めっこですが、スリランカから旅客機を持ってくるのは、今年の年末か、年明けになりそうです。
ビジネスマンが全く得をしない、子供しか得をしない景色を作ります。
その際は手伝ってね。
現場からは以上で〜す。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!