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BREAKING DOWNとBリーグの改革

2024.05.27 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
今週の『毎週キングコング』のコメント欄が容赦なさすぎて、朝から何度も見返して笑っているキングコング西野です。
#梶原さんの若作り

さて。
今日は『BREAKING DOWNとBリーグの改革』というテーマでお話ししたいと思います。

「答えはまだ見えていないけれど、この方向で答えを探ろうね」というような話です。

本題に入る前に、まずはコチラの報告から。

 

もうすぐ2000人っ🔥
 

2025年8月9日~8月30日に開催されるファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)に2500人の子供達(ときどき引率の大人)を無料招待する為のクラウドファンディングは現在【660名】の支援者様から【1188万6000円】という大きな御支援をいただいております。

【1981人】の子供達を招待できる計算です。

たくさんの御支援、本当にありがとうございます!!
もうすぐで『2000人』です!!

この手のミュージカルに2000人以上の子供達が足を運ぶ景色なんて、そうそう簡単に見られなくて(※修学旅行で選ばれる劇団四季は別!)、今回は「利用者に買っていただく」から「寄贈者にも買っていただく」へのお引っ越し(改革)が今のところは上手くハマっている感じです。

とはいえ、目標の【2500人】までは、まだまだまだまだ🔥

このプロジェクトはプペルイヤーの初陣でもあるので、持ち前の「しつこさ」で必ず成功させてやります。
#やると言ったらやる
#明日も明後日も明明後日もVoicyで告知をする

引き続き応援宜しくお願いします。

→ https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

 

マネタイズの改革
 

最近、劇団四季さんの『ゴースト&レディ』と『オペラ座の怪人』を観に行ったのですが、劇場を出られる際のお客さんの“手元”がガラ空きで、「おみやげ(グッズ)」の売り方の弱さを見ました。
#ちなみに僕は劇団四季の大大大ファンです

劇団四季のオリジナル作品はさておき、「ブロードウェイ作品を日本に持ってきて…」が劇団四季のルーツ(というかそれで大きくなったカンパニー)なので、察するに、元々、「グッズの契約」が上手く握れていなかったのだと思います。

初期設定が「劇団四季的には、グッズをたくさん売っても、それほど旨味がない」になっていて、なかなか改革を起こせていないのではないかなぁ…と。
#あくまで僕の憶測です

劇団四季の劇場の『グッズ売り場』(劇場の作り)から、グッズ販売のモチベーションの低さは透けて見えて、このあたりは、ディズニーからグッズの権利をゴッソリ取り、『東京ディズニーランド』という「世界最大のおみやげ屋さん」を創造したオリエンタルランドとの違いです。

そういえば、先日、観に行った『重慶1949』(@中国のスゲー舞台)もグッズ売り場が超弱かったです。
あちらは、おそらく行政から助成金が多分に出ていて、カンパニー(スタッフ)のベースに「グッズを売らなくても食っていけるし」があると思われます。

これだとミュージカルの運営は「チケット代でまわすしかない」という、なかなかハードなゲームになってくるので、まずはミュージカルのマネタイズの改革の1つとして、オリエンタルランドに習って、『劇場』から『おみやげさん』…つまり、ミュージカルを「感動的なストーリーを見せるもの」から「“グッズを売るために”感動的なストーリーを見せるもの」に意味変していかなきゃいけないんだと思います。

多くのカンパニーが、ここの意識が完全に抜け落ちていて…

①ミュージカルを作りました
②さて、どんなグッズを作りましょう?

という順番で運営していますが、そうではなくて…

①「グッズを売る為のミュージカル」とはどんなだ? 脚本は、歌は、衣装は、劇場は、グッズを売るためのデザインになっているか?

から思考を開始しなきゃいけない。
#黒西野

次に「集客の改革」について。

 

BREAKING DOWNとBリーグの改革
 

ミュージカルの集客の改革については、まだ答えは出揃っていないのですが(一つはギフト)、「この方向だよな」はありまして…それが、BREAKING DOWNとBリーグです。

BREAKING DOWNの改革については皆さんと知るところですが、「強さの追及→ストーリーの追及」です。

ここには賛否があって、「あんなのを格闘技と呼ぶな!」という声はありますが、今、BREAKING DOWNは多くの格闘技団体を抜いてトップクラスの集客に成功しています。

試合にいたるまでのストーリー作り(選手同士のいがみ合い)をトコトン追及していて、それによって選手一人一人に「思い入れ」が生まれています。

これまで格闘技にあまり興味がなかった層が求めていたのは「技の巧みさ」ではなくて、良くいえば「ストーリー」で、悪くいえば「喧嘩」だった…という結果です。

Bリーグの改革に関してはVoicyでも少しお話しさせていただきましたし、先日アップされた動画(※ https://youtu.be/XE22tgrttxc?si=qRXx6XQsBhyR6uhm )でもお話がありましたが、昇降格の基準を「競技成績」から「事業成績」にお引っ越しされたのは、「お見事」という他ありません。

強いもん勝ち」という世界ではなくなったので、お金持ちオーナーによるお金による「選手補強」が、そこまで効いてこない。
#札束の殴り合いがそんなにできない

勿論、監督も選手もお客さんも「強さ」を求めているけれど、実際に試合が盛り上がるのは「拮抗(接戦)」で、「チームの拮抗がより生まれるようにした」というのが今回の改革で、これがドンズバ。
#ここからBリーグは更に盛り上がると思います

BREAKING DOWNとBリーグの改革が叫んだのは、「プレーの上手さは勿論大事だけれど、『プレーの上手さ』だけを売りにしていても、コアファンしか集まりません!」で、ミュージカルも、ここに習う必要があると思います。

ミュージカルでは、脚本や歌の面白さ以外に、どんな体験ができるのか?
劇以外に何を得られるのか?

ここの答えを見つけないとミュージカルに明日は無いので全力で探してみます…というのが今日の結論です。

応援宜しくお願いします。

現場から以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」と「#レターポット」を付けて今日の記事の感想をXでポストした後、この記事のコメント欄に“ご自身の”レターポットのリンクを貼ってくださった方に5レター(ciao!)を贈らせていただきます。

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ミュージカル『えんとつ町のプペル 2025』(日本公演)に2500名の子ども達を無料招待したい!
https://www.picture-book.jp/projects/2025poupelle-musical-gift

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