おはようございます。
筋肉ムキムキにさせたがるパーソナルトレーナーさんに「いや、筋肉ムキムキにはなりたくないんです」と抗い続けているキングコング西野です。
#なんの時間
さて。
今日は『チーム(会社)が使ってはいけない言葉』というテーマでお話ししたいと思います。
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そんなこんなで本題です。
学校教育(子育て)から間違っている
チームを運営していく上で、「罪」のラインを明らかにしておくこと(チームメンバー全員で共有しておくこと)はとても大切です。
それでいうと、デビューから、これまで23年間のうちに、僕は、ただの一度も「他人の寝坊」を咎めたことはありません。
理由はシンプルで「僕も寝坊することがあるから」です。
寝ている間はコントロール不可なので、「(疲れがたまっていて)起きることができなかった」なんて当たり前にあるし、起きていても「目覚まし時計をセットすることをうっかり忘れていた」や「アラームをセットしたけど、マナーモードになっていた」なんてのはザラにあります。
このように「人は寝坊する生き物」なので、「寝坊したこと」を『ミス(失敗)』とし、叱責してしまうのは、ノロマな亀に「なんで遅いんだ!」と叱るようなもので、実にバカげたことです。
ただ、「寝坊が続いている」に関しては、ミスでも何でもなくて、「寝坊する生き物だと分かっているのに、その対策をうっていない」ということですから、これは明らかに怠慢であり、作為的なもの。
ここは『罪』として、罰するべきでしょう。
今週はCHIMNEY TOWNスタッフの「うっかりミス」が二件ほどありました。
#僕が知る限り
そこでもやっぱり責めることができないのは、「まぁ、そういうミスは自分もしちゃうよなぁ」と思ったから。
「ヒューマンエラーが起きない仕組み」が構築できていないことがチームのエラーなので、なので、スタッフのうっかりに対しては当然、「二度とうっかりが起きないように仕組みを作っていこう」と声をかけるわけですが……その声をかける前に、うっかりミスをしたスタッフの方から「気をつけます!」という声が返ってきます。
※「気をつけます!」という直接的な言葉は使っていなくても、「気をつけていこう!」という雰囲気になる。
うっかりミス(ヒューマンエラー)を指摘された時に返す言葉は「気をつけます!」ではなく、
「二度とうっかりが起きない仕組みを考えて、提案させていただきます」
の“1択”だと思うのですが(じゃないと本質的な改善に向かわない)、どういうわけか、うっかりミスの後には「気をつけます!」という、まったく無意味な言葉(空気)が爆誕してしまいます。
どうやら、これは幼少期から染み付いたもので、これは、親や先生の教育がシンプルに間違っていたのだと思います。
つまり、ヒューマンエラー(うっかりミス)に対して、教育者が「気をつけろ!」という言葉を使ってしまっていた。
ヒューマンエラーに対して「気をつけろ」という言葉を投げてしまうのは『罪』です。
「気をつけろ!」と叱られた子達は「気をつけなきゃいけないんだ(気をつけることが正解なんだ)」という誤った解決策をインプットしてしまって、大人になってもその洗脳が解けない。
ここが今日のパンチラインなのですが、「うっかりミス」を責めてしまうと、「罪の所在」がかえってボヤけてしまうから、そこは責めてはいけない。
強いチーム(失敗を糧にして確実に前に進むチーム)を作りたいのであれば、使ってはいけないのは、「気をつけます!」という言葉と、「気をつけろ!」という言葉。
この二つの言葉はチームから葬った方がいいと思います。
スタッフがうっかりミスをした時のチームの正しい対応は以下のとおり。
↓
①うっかりミスをしたスタッフは「気をつけます!」という返事をしない。
②うっかりミスをしたスタッフに「気をつけろ!」という言葉を投げない。
③うっかりミスをしたスタッフは「二度と、うっかりミスが起きない仕組み」を提案する。
僕が知る限り、多くチームが、この①②③をできていません。
CHIMNEY TOWNに関していえば、①と②はできているけれど、③はできていません。
③の仕事を上司任せにするキライがあります。
が、③こそが反省の証で、うっかりミスを犯したスタッフがいつまでたっても③を返してこなかった時は「てめぇ、ナメてんのか」とガン詰していいと思います。
③を出さないことも『チームの罪』であると。
そして、③の罪に対しては、キチンと罰を与えることも大切。
ちなみに…
昨日の記事の延長みたいな話ですが、西野亮廣が、うっかり交通事故で加害者になってしまった時の損害はとんでもないことになるので(数十億円じゃ効かないので)、どう逆立ちしても交通事故の加害者にならないように、大好きだった車の運転を辞めて、電車移動(タクシー移動)に変えました。
僕はよく「ヒューマンエラーは無い。あるのはシステムエラーだけだ」という話をしますが、今日は、『「気をつけます!」「気をつけろ!」という言葉はチームから葬れ』『③までやれ!』といった具体的な方法について、お話しさせていただきました。
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
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