おはようございます。
投稿が鬼遅れてしまってごめんやでキングコング西野です。
さて。
今日は『お客さんに憑依して(お客さん目線に立って)、丁寧に仕掛けていく』というテーマでお話ししたいと思います。
お客さんが“欲しいもの”を作る
朝から夕方まではNYのクリエイティブチームとミュージカルの『えんとつ町のプペル』の制作。
そのまま夜はパーティー(NYチームとの交流会)に流れ、酔い潰れてホテルに帰って、夜中は日本のクリエイティブチームと舞台『テイラーバートン』の制作(※デザイナーの「かんかんサン」はスペイン時間)…という怪奇な生活を送っております。
そんな中、今日のサロン記事は舞台『テイラーバートン』の運営まわりのお話です。
贅沢の類いに興味がない僕の「唯一の贅沢」は、「劇場に行くこと」です。
落語、映画、演劇、ミュージカル、サーカス…等々、ジャンルは問わず、とにかく“お客さんとして”劇場に行くのが大好きです。
開演前のドキドキは、この歳になっても慣れることはなく、「スマホの電源はちゃんと切れているかしら?」と何度も何度もスマホを確認して、公演中にオシッコに行きたくならないように、開演時間ギリギリにトイレに行き、小便の髄(ずい)まで搾り出します。
#小便の髄ってナニ
そんな劇場大好きっ子の僕が苦手な劇場文化が「フライヤー(宣伝チラシ)」です。
普段、鞄を持ち歩かないので、フライヤーを渡されると、ずっと手で持っていないといけないので、結構困っちゃいます。
#なのでいつも受け取らないようにしています
「応援している演者や劇団の『お知らせ』は受け取りたいけどフライヤーという形では受け取りたくない」…というのが僕のワガママな本音で、普段、劇場に通われている方の中にも僕と同じように困っている人がいると思われます。
…というか、そもそも「受け取りたい(持って帰りたい)」と思うフライヤーが少なくないっすか?
世にあるフライヤーのほとんどは主催者さんの「押し付け宣伝」であることがほとんど。
「押し付け宣伝」に宣伝効果があるとは思えなくて、いよいよ本末転倒。
この「応援している演者や劇団の『お知らせ』は受け取りたいけどフライヤーという形では受け取りたくない」という僕のワガママと、フライヤーが「押し付け宣伝」になってしまっている問題にはキチンとメスを入れた方が良さそうです。
というわけで、今回の舞台『テイラーバートン』では、『受け取りたくない人が受け取らなくて済んで、かつ、持って帰りたくなるフライヤー』を開発してやろうと思い、アレコレ考えてみた結果、“劇中に出てくるマフィアのボス『ホイ・コーロー』の名刺”を舞台『テイラーバートン』のフライヤーにしてやることにしました。
「俺、ホイ・コーローの名刺持ってんねん」とドヤれるような。
舞台『テイラーバートン』のお知らせは、「オンライン配信チケットの案内」ぐらいなので、ホイ・コーローの名刺の裏にオンライン配信チケットの案内を載せておくことにしましょう。
「ボスの名刺」ですから、せっかくなら良い紙(高級な紙)で作りたい…と考えているうちに、「そもそも、お客さんが欲しくなるようなものを作っているんだから、グッズ売場で、このホイ・コーロー名刺を販売すりゃいいじゃん。そうすれば、より高級な名刺が作れるじゃん!」(#フライヤーを販売 )というスットンキョウな答えに辿り着きまして、グッズ売場で100円で販売することに決めました。
これだと、受け取りたくない人には絶対に渡らない。
「ホイコーローの名刺、買ってきて」というアホな流れすら生まれるんじゃないかと思っています。
この名刺(フライヤー)を、よりグッズ化する為に(グッズとしての価値を出す為に)、劇中でメチャクチャ自然に名刺を出してやろうと思っておりますので(#脚本家で良かった )、そのあたりも楽しみにしておいてください。
夜な夜な作業を進めながら、「お客さんが欲しくなる宣伝を作るのって大事だなぁ」と思ったので共有させていただきました。
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