こんにちは。
せっかくドバイにいるので、一旦ダメ元で、街中でガーシーさんを探してみたキングコング西野です。
#ガーシーさんはいなかった
さて。
今日は、『井戸の中を知ることも大事だし、大海を知ることも大事』というテーマで、少しフワッとした、しかし大切な内容を皆さんにお届けしたいと思います。
「虫の視点」とか、「鳥の視点」とかの話。
昔から僕は「凝り性」で、一度ハマってしまったらトコトン(本当にトコトン)やり抜く男なんです。
「オセロ」にハマれば自分が一番強くなるまで辞めないし、「数学」にハマった日にゃ(中学3年)、「興奮する数学問題を作る」という謎の趣味まで持っていました。
当然、キングコングを結成した時は「圧倒的なスピードで一番売れる」という問題と向き合い、朝から晩まで、その為に行動しました。
とにかくトコトンやってしまう性格です。
仕事に置き換えた時に、この性格には「良いところ」と「悪いところ」があります。
まず、良いところは「業界(市場)1位に近づける(頑張れば1位を取れる)」というところ。
悪いところは「業界の現在価値を見落としてしまう(後回しにしてしまう)」というところ。
後者は本当に厄介で、業界1位をとったところで、業界自体が沈んでしまっていたら、『生み出している価値』でいうと、「イケイケの業界の800位ぐらいの人と同等」ということがザラにある。
悲しいかな、これは伝統工芸の職人さんが陥りがちなポイントです。
経営者さんもたくさん参加してくださっているこのオンラインサロンで、こんな話をするのは釈迦に説法ですが……努力をすることは大切だけど、「どこで努力をするか?」の方が遥かに重要で、そのこと(努力を投下する場所の正解)を知る為に、かなり意識的に「アトリエ」と「世界」を行ったり来たりしています。
頑張っている人と、頑張り方を知らない人
そんなこんなで今回のドバイ旅は仕事(UAE大学での上映会&講演会)終わりにキチンと時間をとって、中東(オイルマネーまわり)の世界を知ることにしました。
街を歩きまわっているだけだと仕方ないので、ちょうど“ドバイで大富豪をやっている友人”がいたので連絡を入れて、できるかぎり彼らと時間を共に過ごして、「中東の成功者」の立ち回り(仕事の規模や、立ち振る舞い)を近くで見させてもらいました。
#毎晩会食したよ
#イスラムなのでお酒は飲みません
そこで見えてきた彼らの姿は、僕らがイメージしていたものとは全然違っていました。
すっごく簡単に言っちゃうと、たとえば「王様」って、メチャクチャ働くんです。
フカフカの椅子に座って、美女に挟まれて、四六時中、見たこともないフルーツを食べてるもんだと思っていたら、とんでもない。
いろんな事業を立ち上げて、とにかくトライ&エラーの繰り返し。
昨夜も、僕がこれまで出会った中で一番の大富豪とご飯をご一緒させていただいたのですが、まず驚いたのが、僕に会うまでに僕のことをキチンと勉強してきているんです。
(※コレ、皆さん、できてます?)
席について、『えんとつ町のプペル』の話になった時に、最初に質問されたのが「アマゾンprimeとは、どういう形の契約になっているんですか?」でした。
もちろん、「砂漠のバギーで死にそうになった!」というどうしようもない話に笑顔で付き合ってくださるのですが、仕事の話になると、受け答えの全てがクリティカルヒットで、発言のイチイチが「現在進行形で現場で汗を流している人」のソレでした。
あの人達、メッチャ努力してるんです。
しかも、先代が築いた資産にキチンとあやかって、「正しい場所(努力が真っ当に反映される場所)」で努力をしている。
ひるがえって日本(人)を見てみると、「頑張ります!」と言うだけ(口先だけ)の努力や、1ミリも成長してない老人みたいなヤツが「脱・成長」を熱心に唱える始末。
くわえて、中東の成功者に対しては「オイルマネーか何かで、何もせずに稼げてるんでしょ」ぐらいに思っている。
ザコだし、頑張らないし、ひねくれてるし…まったく、どうしようもない。
すごくシンプルな世の理を言うと、たとえ自分が成長しようが、競合がそれよりも成長していたら、当然、その差は開く一方で、「成長する」をゴールにすることは間違いです。
大切なことは、「競合が、そして世界が、どれだけのスピードで成長しているか?」を知り、その上で「自分はどれだけのスピードで成長しなければいけないのか?」を知ること。
ちょうど自分がドバイに来ている時に(中東でメチャクチャ頑張っている大富豪らと会っている時に)CHIMNEY COFFEEのモヤモヤ問題がありました。
真面目でイイ子達なので勿論応援していますが、「悔しい!」「頑張ります!」と言う彼らを見て、言葉を選ばずに言うと、「まわりには頑張っていない人(自称 頑張っている人)しかいないから、“プロの頑張り方”が分からないんだろな」とも思いました。
日本に戻る度にゴーストタウンと化した東京(静かな東京)に唖然とします。
諦めの境地に突入した国では「頑張る」の合格ラインが極めて低くなっていて、CHIMNEY COFFEEと同じようなことは、きっと今、日本中で起きていると思われます。
まずは一度、外の世界をキチンと見て、自分達が今、どこに努力を落としているのか?、そして、どんなものを「努力」と呼んでしまっているのか?を知った方が良いような気がします。
素人に毛が生えたような自称プロではなく、鬼と同じ時間を過ごして、鬼Al Naboodah Groupの価値観や活動量を目の当たりにして、自分の可能性(努力の合格ライン)を引き上げてもらうとイイかも。
昨夜の会食では、ドバイ進出の際のサポートの約束をとりつけました。
#瀬戸口Pを彼らに紹介できたのは良かった
正しく頑張ります。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【西野亮廣最新刊】
『夢と金』(幻冬舎)
→https://www.amazon.co.jp/dp/4344040503?tag=chimneytown-22
【親子で学ぶ!】西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』
→https://www.picture-book.jp/projects/yume-kane
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/q7b4Mlz