PFP(TwitterとかのアイコンのNFT)販売開始から半日が経過して、PFPの価値創造と、チムニータウンDAOとの向き合い方が、より鮮明に見えてきた

投稿日:2022.08.30 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
「生まれ変われるなら、オダギリジョーか?竹内豊か?」というテーマで、そこそこ口論したキングコング西野です。
#いいから仕事しろ

さて。

今日は…

『PFP(TwitterとかのアイコンのNFT)販売開始から半日が経過して、PFPの価値創造と、チムニータウンDAOとの向き合い方が、より鮮明に見えてきた』

というテーマでお話ししたいと思います。

 

整理します
 

このオンラインサロンは、「ウチの社員にも読ませたい」という経営者さんからの要望を受けて『法人会員』のサービスもやっているので(※現在の契約企業200社)、もちろん、そちらも意識しながら文章を書いています。
 

大切なのは、「今、何が起こっているのか?」「時代はどう動いているのか?」を現場から現在進行形でお届けすること。そして、「どうすれば伝わるのか?」「どうすれば伝わらないのか?」を机上論ではなく、これもまた現場から現在進行形でお届けすることだと思っています。

その上で、「文化(流れ)を作るのって、すっごい大変で、すっごい丁寧に進めなきゃいけないんだなぁ」と気づいていただければ幸いです。

さて。

昨夜、ゴミNFTプロジェクト『Poubelle』がスタートしました。
現時点で、ゴミモンスター『ORE-KAN』には1.777 ETH(約35万円)の値が付いていて(※オークションは本日19時まで)、0.01ETH(数量無制限)の『SHINZO』は、1000個近く売れていると思います。

まず、ここに「価値が発生している」ということ。
そして、「NFTの幻滅期であろうと、コミュニティーを絡めて、丁寧に進めればキチンと届く」ということ。

この二つは『仮説』ではなく、『結果』として、
『好き嫌い』ではなくて、『事実』として受け止めましょう。
#話はそれからだ

販売開始から半日が過ぎた時点で、今、僕の頭の中にあるトピックは以下の3つ↓

① それでもまだまだ「初心者」に向けて説明し続ける
② PFP(ツイッターとかのアイコンのNFT)の価値
③ DAOとの距離感を再確認

…この3つです。

順に説明していきます。

 

それでもまだまだ「初心者」に向けて説明し続ける


「『向こう2〜3年間は説明し続ける』ぐらいの覚悟で説明し続けないと、日本のN F T市場は広がらない」と確信しました。

「日本人の英語アレルギー問題」と、「説明する側が無駄に横文字を使い過ぎ問題」が悪魔合体してしまっているのが今で、後者に関しては「説明する側の努力」で今この瞬間から改善できることなので、やった方がいい。
#自戒を込めて

わざわざ横文字を使って、「この横文字の意味は〜」という説明を増やしてしまっている。

あとは、画像付きで説明する時は、できれば「スマホの画像」で説明した方がいい。
今どき、パソコンなんてオッサンしか持っていません。
街に出ると、「パソコンを持ち歩いていない人」が95%以上だと思うのですが、彼らに届けないと文化なんて始まらない。
彼らが持っているのは「スマホ」です。

「画面右上の『プロフィールのマーク』をクリックしてもらって〜」も何も、右上に『プロフィールのマーク』があるのはパソコン画面の話であって、スマホの場合は違う場所にあったりして、たったそれだけのことで取りこぼしてしまう(お客さんの気持ちを折ってしまう)場合がある。…ということを分かっていなきゃいけない。

これは「説明する側」が勉強しなきゃいけない部分で、「何が伝わらないのか?」「どこで気持ちが折れるのか?」をちゃんと調べる。

ギター弾きなら分かると思いますが、『Fコード』で一回気持ちが折れたじゃないですか?
誰かにギターを教える時は、あの日の気持ちを忘れちゃいけないし、まだ相手がギターにハマっていない段階で、『Fコード』が入っている曲を課題曲に選んじゃダメ。
#勉強もギターも教えるのが上手いので昔からものすごくモテる西野です

 

PFP(ツイッターとかのアイコンのNFT)の価値


半日走らせてみて、最初に芽生えた感情は「チムニータウンのPFPを買ってくれた人に、どんなメリット(特典)を付けられるだろうか?」でした。

まぁ、そりゃ、そう考えますよね。

ただ、ここは間違っちゃダメなラインだと思っていて、「こんなメリット(得)がありますから、チムニータウンのPFPを買いませんか?」という感じで『機能』を販売するのではなくて、「私はチムニータウンの世界(理念)を支持しています」というブランドロゴ(コンセプト)を…つまりは『意味』を販売することが重要だと再確認しました。

ここは結構、陥りがちですね。

「チムニータウンDAOを充実させる為に、チムニータウンDAOの機能を追加しよう!」と、ついついなっちゃいますが、もちろん『機能面』を洗練させるのは大事ですが、それより何より、『意味(世界観)』を充実させる方が1000倍重要です。

なので、何度も言いますが「ダサいこと」は絶対にやっちゃダメ。
「チムニータウンDAO発のプロジェクトは、いっつもデザインが美しいな」が重要で、
「チムニータウンDAO発のプロジェクトは、いっつも優しいな」が重要で、
「チムニータウンDAO発のプロジェクトは、活動を継続させる為の取り分だけは確保しつつ、いっつも世の中の為に動いているな」が重要です。

「機能」ではなく、「意味を充実させること」こそが、ブランド創造の本質であり、これはDAOに限らず、今、あらゆるサービスで求められていることですね。
たとえば、チムニータウンDAOの売り上げで『孤児院』を運営するとか。
あるいは圧倒的なエンタメを作って、無料で提供するとか。
そういった「売り上げの使い方」も、ブランド創造の一つで、ここに「品」が必要です。

 

DAOとの距離感を再確認


これは、ここ最近の記事の延長になるのですが…以前、「フットサルのユニフォームを作ろうよ」というお題を出して、サロンメンバーさんに丸投げしたんです。
結果、それがものすごく良くて、そのお題に応える為にチームが生まれて、コミュニケーションが生まれて、そこで生まれた繋がりが、プロジェクト終了後も続いている。

大人になると、会社外で「お題を出される」という機会が無くなり、その結果、コミュニケーションが減り、「知り合いは会社の人間だけ」という大人が完成してしまいます。
「定年退職後の友達が一人もいなくなるパターン」です。

今のところ、僕がDAOには積極的に参加しない方がいいと思っています。
ただ、DAOで解く『お題』みたいなものはあった方が、結果的に、コミュニケーションが増えると思っていて、もしかすると、僕の役目はそこなのかなぁと。

なので、僕がサロンで『お題』を投げて、会社じゃないんだから「やる/やらない」もDAOの皆で決めて、「面白そうなら、やる」ぐらいの感じで進めるといいのかなぁと思っています。

ただ、この距離感が正解かどうかは、しばらく続けてみないと分からないので、探る時間をください。
今、個人的には「チムニータウンDAO発のAIアート(一生無料で使える)」と、そこから生まれる「ヘッダー画像(ツイッターの背景画像)に興味を持っています。

ちなみに、Twitterのヘッダー画像の推奨サイズは横長で「1500(横)×500(縦)px(ピクセル)」らしいです。
このサイズに合わせることで、画像がずれることなく正しく表示されるのですが、「ピクセル」とか言われてもよく分からないので、誰か翻訳してください。

そして、DAO発の「ヘッダー画像(アニメ風の『えんとつ町』)」が描けたら、都度、サロンのコメント欄に共有していただきたいです。
「この方向で進めようぜ〜」という感じで、「画風」を確立できれば最高だなぁと思っております。

…すみません。

今日は少し長くなっちゃいましたが、とり急ぎ、NFT販売開始から半日の時点での現状報告です。
ジックリと丁寧に文化を作っていきましょう。
#優しくね

現場からは以上でーす。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【★『SHINZO(心臓)』NFTの買い方&チムニータウンDAOの参加方法】(by ザッキー)

https://note.com/20220201zak/n/nba97090f3510

↑メチャクチャ素敵なイラスト!
 これはMidjorney かな。

↑ヘッダーは、こんなサイズ感がいいんだろうなー!

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