現在地の共有 ~今の時代ってどんな感じ?~

投稿日:2023.02.15 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


おはようございます。
ティラノサウルスの着ぐるみを着て、雪の上を走りたくて走りたくてたまらないキングコング西野です。
#ニュース映像で流れてくるやつ

さて。
今日は『現在地の共有 ~今の時代ってどんな感じ?~』というテーマでお話ししたいと思います。
特にメッセージがあるわけではなく、タイトルそのまま“現在地”を確認する回です。

 

AIは「差し込みどころ」と「ノリの創造」が命
 

やってみないと分からないことだらけなので、少しでも気になった「手段」があれば一旦触ってみるようにしているのですが、ここにきて、ようやく『AI』と『NFT』の扱い方が見えてきました。

これは表の(公開している)Facebookでも書きましたが、AIに関しては、たとえば将棋の場合ならば、最初は『人間vsコンピューター』(@電脳戦)として盛り上がりましたが、まもなく「それって、人間とバイクを競争させるようなものだよね」となり、“プレイヤーとしてのAI”の価値は無くなりました。

しかしながら、棋士を育てる“稽古相手としてのAI”の価値はグイグイあがり、藤井聡太さんのようなモンスターを生み出すこととなります。
その裏で、“稽古相手としてのAI”を使わなかった(使うことが遅れた)棋士は灰燼に帰した。

「生産活動・表現活動のどこにAIを挟み込むか?」が生産者・表現者の大きなテーマで、僕は今日もそのポイントを探っています。

『BAND SAURUS』や『Plus Sustaina』や『CHIMNEY TOWN Landscape』などがソレ。

走らせてみて思うのは、「AIを差し込むだけではどうにもならない」ということ。

たとえば、「AIで描いた絵をNFTで出す」だけでは、そのNFTに価値が発生しません。

そこには“裏付け”のようなものが必要で、『CHIMNEY TOWN Landscape』であれば『えんとつ町のプペル』(絵本、映画、ミュージカル)が、『BAND SAURUS』であれば「面白いアプローチ」が、それぞれの価値を担保しています。

なので(昨日お伝えしたとおり)、「バンドザウルスがNORA美容室で個展をする」というスットンキョウなアプローチは、やっぱり正解で、バンドザウルスは常にそういったネタを世の中に投下し続けなきゃいけない。

ちなみに、NORAさんでやらせていただくバンドザウルスの個展の名前は『NORA SAURUS』で、さっそく、個展のロゴが完成しました。
#下に貼っときます

今後、「AIで描いた絵をNFTで出す」というアプローチは他でも見られるようになると思うのですが、「AIで描く絵は素晴らしいけれど、AIで描いた絵に値段がついているわけではなくて、現象(ノリ)に値段がついている」ということは忘れてはいけません。

 

n対nの世界の現在地
 

もともとは「1対n(多数)」だったものが、SNSや動画メディア、ついにはAIが出てきたことによって、国民全員がクリエイター(発信者)となり、すっかり「n対n」の世界になりました。

一人の歌姫を皆で眺めるのではなく、『一万人の第九』よろしく「全員クリエイター、全員オーディエンス」の世界です。

この時代の勝者は「歌姫」ではなく「第九」です。
僕らは、皆が参加できる(参加したくなる)ゲームを創造しなくてはいけません。
#TikTokの中で起こっていることなんてまさに

そういう意図を持って、バンドザウルス等をデザインしているのですが、これも走らせてみて分かったことがあります。

それは「発信が満たされている人ほど、受信する(お客さんになれる)余裕がある」です。

これは「#バンドザウルス」のツイッターのタイムラインを見ていて気づいたことで、自身のイラストが採用された人ほど、自身のネーミングが採用された人ほど、他の人の発信に対して「それ、いいね!」「素敵!」と声をかけている。
つまり「お客さん(リアクター)」になれている。

そう考えると、n対nの世界で「お客さん」を増やすには、「発信を満たしてあげること」が凄く重要です。

もしかするとバンドザウルスのNFTは、産みの親(そのミニザウルスをAIで生成した人)のハンドルネームを、どこかに刻んでもいいかもしれません。
#オークションサイトに24時間載せておくだけでも違ってきそう
#キン肉マンの超人募集のような

AIの活用方法も、NFTとの向き合い方も、まだまだ掘り下げシロがありそうですが、とりあえず現時点ではこんな感じです。

また気づいたことがあれば共有させていただきます。
面白い時代になってきましたね。

現場からは以上です。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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【親子で学ぶ!】西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』
https://www.picture-book.jp/projects/yume-kane

↑NORAさんでの個展は5月末から

↑#バンドザウルス
https://www.ctdao.io/bs/



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