おはようございます。
身体を張ってガードレールの重要性を教えてくれたインパルス堤下君に感謝状を贈ろうとしてきるキングコング西野です。
#いつまで謹慎してんの
さて。
今日は「まもなく始まるゴミNFT『Poubelle』の理念」というテーマでお話ししたいと思います。
8月29日にヌルッとスタートするNFTプロジェクトで大切にしていることについて…です。
文化を作ることの方が重要だ
もしかしたら、今日の記事の冒頭部分だけは、明日のVoicyでもお話しするかもしれません。
というのも、これに関しては公にしている僕の基本姿勢の話なので、本題に入る前に、まずは(復習がてら)、ここを共有させてください。
先日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロデューサーの瀬戸口が、東京公演にかかった製作費1億6000万円を急いで回収しようとしていたので、「1億6000万円を回収することじゃなくて、東京公演の素材を使って、100億円稼ぐことの方が重要で、そう考えると『急いで回収する』は逆方法に向いてね?」という話をしました。
少し具体的に言うと「1億6000万円を稼ぎたいなら、ここで『お金』をとった方がいいけど、100億円を稼ぎたいなら、ここで『お金』はとらない方がいいよね」というアドバイスと、「お前は100億円を稼ぐ男になるんだろ?」という叱咤激励です。
まぁ、こんな感じで、「ゴールをどこに設定するか?」で、マネタイズのポイントが変わってくることって、あるじゃないですか?
基本、マネタイズを急ぐとロクなことがなくて、「その気になれば、いつでもマネタイズできますよ」という状況まで持っていくことが重要だと思っています。
言い換えると、それは、「文化を作る」ということですね。
文化が無いと「刈り取り型(一度回収したら終わり)」になってしまって、結果的に、めちゃくちゃコスパが悪い。
善悪や道徳の話ではなくて、僕が「詐欺師ってバカだなぁ」と思う理由はまさにそこで、なんで、時間と頭を使って「刈り取り型」に向かうんだろう?といつも思っています。
そんなこんなで、僕はいつも「文化(選択肢)を作る」ということを優先しています。
クラウドファンディングを日本に広めた時も、
無料公開を日本に広めた時も、
オンラインサロンを日本に広めた時もそう。
その瞬間は理解してもらえず、なんかいつも「金の亡者」「ビジネスの人」みたいに扱われるのですが、これまで、そこからは1円も受け取っていなくて(※無料公開で売れた絵本の印税は受け取っています)、受け取るつもりもなくて、そんなことよりも、日本に「クラウドファンディング」や「無料公開」や「オンラインサロン」という選択肢があった方が、皆にとって幸せだし、「広めた」ということで、何かしらの「おこぼれ」は貰えて、僕はそれで生きていけます。
僕がNFTでやらなくちゃいけないことは、まさにそれで、「稼ぐこと」ではなくて、「NFTという選択肢を(日本でも)一般化させること」だと思っています。
ぶっちゃけ、今の日本のNFTマーケットは小さすぎて、どうにもこうにも。
もっともっと…たとえばウチの母ちゃんでも普通に「NFT」を持っているような世界の方が面白いじゃないですか?
それによって、イケハヤさんのNFTが、もっと盛り上がればいいし、先日の収録でお世話になったNEO TOKYO PUNKSさんのNFTが盛り上がればいい。
僕ら(CHIMNEYTOWN)がやるのは、そのお手伝いで、文化創造だと考えています。
そんなこんなで、ここからが本題です。
「心臓」のNFTを販売する理由
先日、Midjorneyのワークショップをやって、皆さんの選択肢の一つに「Midjorney」が生まれたことは、すごくすごく素敵なことだと思いました。
あんな感じで、丁寧にやらないと、たとえば「Discode(ディスコード)」とかって、なんか英語だらけで難しいっすよね?
というわけで、ゴミNFT『Poubelle』がスタートする8月29日に向けて、今日から少しずつ、「NFT」のお話をしていこうと思うのですが、今日は、以前、無料で(2000名ぐらいの方に)配った「心臓」のNFTを、限定1万個で(追加)販売する理由について、お話ししたいと思います。
ここを説明しないと、「なんで無料で配ったNFTを、追加販売するの?」「…というか、そもそも『無料のモノを追加販売』って、どういうこと?」と、頭がこんがらがっちゃうと思うので、丁寧に説明します。
まずは、『数』を整理しよう!
無料で配った「心臓」のNFTは、『約2000個』です。
現在、このNFTを持っている人が『CTD(CHIMNEYTOWN DAO)』というコミュニティーに在籍しています。
今回は、その『2000個』の中から、CHIMNEYTOWNが100個ぐらい貰って(あるいは買い取って)販売するのではなく、2000個のNFTとは、また別に、まったく同じデザイン(心臓)の『1万個』のNFTを販売します。
…つまり、「心臓」のNFTが1万2000個になるわけです。
なんで、そんなことすんの?
NFTにまったく関わっていない方からすると、驚かれるかもしれませんが、現在、「無料で配られた心臓のNFT」は、OpenSea(オープンシー)という市場で、一番安く売られているので「0.3ETH(イーサ)」になっています。
日本円にすると、だいたい「6万7000円」ぐらいです。
一番安くて「6万7000円」ですので、高いのはもっとです。
詳しくはコチラで確認してください→https://opensea.io/collection/chimney-town-dao
これは、CHIMNEYTOWNが望んでいる展開じゃないんですね。
僕らは「投機目的」の人を相手にして儲けたいわけじゃなくて、NFTという文化を一般化させることが目的です。
ならば、入り口は、もっともっと「参加しやすい値段」にした方がいい。
クラウドファンディングでいうところの「ログインしている人」を増やした方がいい。
というわけで、不当に高く売られている「心臓」のNFTの価格を下げる為に、CHIMNEYTOWNから、同じ「心臓」のNFTを「0.01ETH(約2200円)」で限定1万個出します。
そうすると、わざわざ6万7000円で買う人がいなくなるじゃない?
そうすると、「心臓」のNFTは高値で売れなくなる。
「自分達のNFTの価値を、自分達で下げてどうするんだ?」と思われるかもしれませんが、「心臓」のNFTは、あくまでフロントエンドで、8月29日からスタートする『Poubelle』シリーズは、泣いても笑っても、未来永劫1日に1体しか出しません。
パイを大きくした(NFTに参加する人を増やした)方が、『Poubelle』の価値も、他のクリエイターさんが作るNFTの価値も大きくなるので、その為に、まず「心臓」のNFTを、できるだけ安い値段で販売します。
一気に色々喋っちゃうと混乱しちゃうので、「心臓のNFTの買い方」については、また今度。
今日は「文化を作ることの方が大事だよね」という話をさせていただきました。
今日のサロン記事は、サロンメンバーさん以外にとっても重要なことなので、Twitter等で感想を呟いていただけると嬉しいです。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
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