キンコン西野が「著作権をナアナアにする」理由

投稿日:2020.06.09 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


見出し画像おはようございます。
昨日、Instagramに「トウモロコシの茎は持つところを残してカットした方がよくない?」と投稿したところ、友人から「インスタ見たよ!BBQの時なんか、持つところがあった方がいいよね!これが西野が言う『BBQ型』の話かぁ」と言われたのですが、それは『BBQ型』の話じゃなくて、『BBQ』の話だと思っているキングコング西野です。

さて。
今日は、あまり、この興奮を共感されないけれど、個人的にはとっても興奮した発見についてお話ししたいと思います。

子供の頃、一番身近にあったクラッシック音楽は『カノン』(パッヘルベル)でした。
卒園式や卒業式などで使われていた記憶があります。

『カノン』がここまで広がった背景には、「曲のキャッチーさ」もさることながら、「著作権がフリー」という理由もあると思っています。
もし、『カノン』を利用する度に、逐一、料金を支払わなきゃいけない制度があったら、きっと『カノン』は、ここまで普及していなかったでしょう。

ここで、「著作権」について少し説明させていただきます。

「著作権」というものは、何かしらの機関に申請を出すことで発生するものではなく、著作物が誕生した瞬間に自動的に発生します。

「著作権」には保護期間(権利が生きている期間)があって、それは、作者の没後70年で切れます。
あまり知られていないのですが、この保護期間は国によって違っていて、たとえばコロンビアだと没後80年、メキシコだと没後100年。
一方で、イランは没後30年と言われています。
(※詳しくは調べてください)

著作権が切れたヒット作品を使ったビジネスを展開したい方は、ただちにイランに飛んでみてください(笑)。

著作権は、その気になれば「譲渡」することができる権利であり、生きている間に「放棄」することもできるそうです。

今、僕の著作物は「著作権は西野にあるけれど、ある程度、ナアナアにしている」という状態にあります。

たしか、「年間100万円以上の売上が出るもの(=本気で商業利用を考えているもの)」に関しては、キチンと契約しようね」という立て付けになっていたと思います。
詳しくは知りません。(#知っとけよ)

(※西野の著作物の二次利用の問い合わせはコチラ↓)
https://akihironishino.zendesk.com/hc/ja/requests/new
 

著作権をナアナアにしている理由は、(先日もお話ししましたが)2次展開、3次展開を準備している人間からすると、多くの人に使ってもらって、多くの人に知ってもらった方がリターンが大きいからです。
『ポケモンGO』は、皆がポケモンを知っているから誕生しました。そんな感じです。

なので僕は著作権をナアナアにするどころか、僕の作品を使って活動をされている方を積極的にシェア(後押し)します。

2次創作者が著作物を利用するには、著作物に対する深い理解が必要です……というか具体的な話をすると、

「西野のような著作権をナアナアにしている作者は、作品を深く理解してくださっている方の二次創作物を積極的にシェアする」

と考えていただけると間違いありません。

「そうじゃねぇんだよなぁ」というような二次創作物は見て見ぬフリをします。
つまり、「作品に対する理解を深めた上で二次創作した方が、二次創作物が拡散しやすいよ」という話です。


そんなこんなで『夢幻鉄道』の話

僕は『夢幻鉄道』という作品や設定を、誰もが自由に使えるもの(=パブリックドメイン)にするつもりでいます。

僕以外の誰かが『夢幻鉄道』というタイトルの小説を出して、その内容が面白かったら僕は積極的に宣伝しますし、僕以外の誰かが『夢幻鉄道』というタイトルの舞台を発表したら、お客さんとしてお金を払って観に行きます。

一人でも多くの方が『夢幻鉄道』という設定でオリジナルストーリーを書いたり、一人でも多くの方が『夢幻鉄道』という設定で、オリジナル楽曲を作る展開を期待していたりします。

この時、作品に対する理解が無かったら(=設定にズレがあったら)西野は見て見ぬフリをしてしまうので、今日は『夢幻鉄道』の(最近、西野が発見した興奮する)設定をサロンメンバーの皆様に共有したいと思います。

大まかな設定に関しては、10日ほど前の投稿で「プロット(物語の設計図)」を共有させてもらっているので、そちらをご覧ください。

『夢幻鉄道』は、要するに「現実」と「誰かが見ている夢の中」を行き来する電車です。

ポイントは「死後の世界」ではなく、「夢の中の世界」という点です。
…つまり、死んだ人が出てくることもあれば、生きている人が出てくることもあり、学生時代の自分が出てくることもあります。

「夢の世界」というのは、夢を見ている人が作り出す世界なので、その世界の中に存在するあらゆるモノは「夢を見ている人の記憶」に由来しています。

「夢の世界」にあるアレやコレは、「夢を見ている人が現実世界で取り込んだ記憶」にアレンジが加わって、存在しているわけです。

つまり、「夢の世界の住人」は、(たとえば)その壁の向こう側に何があるかは知りませんが、「夢を見ている人」は、その答えを知っていることがあります。


たぶん、今、メチャクチャ複雑な話をしていると思うので、具体例を出して、頑張って説明してみます。貴方も頑張って

たとえば貴方(今日の記事を読んだサロンメンバーさん)が『夢幻鉄道』に乗って、「誰かが見ている夢の世界」に迷い込んだとします。

最初は得体の知れない世界ですが、その世界に存在しているコンテンツが『梶原』だったり、『絵本』だったり、『持つところがあるトウモロコシ』であった瞬間に、「もしかして、この夢はキングコング西野が見ている夢なのでは?」という予想がつく。

たとえば、その世界では今、キングコング西野が行方不明になっていて、町の人達が探し回っているけど、どうにもこうにも見つからない。

聞けば、町の外れに『トウモロコシ畑』があるといいます。

現実世界の西野が『持つところがあるトウモロコシ』に興味をもっていることを知っている貴方は、「もしかしたら、西野は、トウモロコシ畑でトウモロコシをカットしているのかも?」という予想することができる。

この予想は、「夢の世界の住人」には立てることができなくて、「夢の世界と現実を行き来していて、かつ、最近の西野に詳しい人」にしか立てることができません。

「夢の世界で行方不明になっている西野を探し出せるのは、貴方しかいない」という話です。

このロジックを利用して、夢の世界で起きている問題を解決する物語は、いくつか作れると思います(^-^)
ちなみに、『夢幻鉄道』の第3話は、そんな話です。

なんとなく、御理解いただけたでしょうか?

「分からない!」という方は、コメント欄で、分かってそうな人にアタックして、質問してみてください。

今日は「『夢と現実を行き来する』という設定にな、こんな遊びシロもあるよ」という話をさせていただきました。

「夢幻鉄道で、こんなストーリーを考えてみましたー!」という方は、ブログかnoteに書いて、西野まで御一報ください。
面白かったらシェアさせていただきます。
もちろん、noteは有料にしていただいても構いません(^-^)

現場からは以上でーす。

【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

https://youtu.be/U93sbHs7nM4

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