続・ディドロ効果

投稿日:2024.05.14 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。




おはようございます。
「休みの日にしたいことは?」と聞かれて「仕事」と返して、人として色々と諦められてしまうキングコング西野です。

さて。
今日は『続・ディドロ効果』というテーマで、昨日の話の続き(補足説明)をさせていただきます。

昨日の記事をまだ読まれていない方は、そちらを先に。

 

アートパネル&アートシートでマネタイズ
 

2025年冬に公開予定の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』に向けて弾みをつける為にもミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演(8月9日~30日)は落とせない戦いとなります。

お伝えしたとおり、すでに全公演の終了後にロビーに立って映画のムビチケを手売りをするスケジュールを切っておりまして(※こういうことが前回はコロナでできなかった!)、その期間だけで1万枚ほど販売できると良いなぁと思っております。

1公演平均400枚ペースです。

これだけの人数を捌き、かつ満足度も確保するには、秒単位で無駄を省く必要があるので、『西野亮廣講演会』のコーヒー販売で学んだ「開演前に『引換券』を販売&終演後に手渡し」が良いと思っています。
#業務連絡も兼ねてるのでCHIMNEYのスタッフは覚えておいて

この際、SNSでの「拡散」のことを考えると、「手渡し」よりも「西野とツーショット」の方が良いので、「事前にカメラを起動しておいてもらう&スタッフが撮影」がスムーズかと。

「西野とのツーショット写真はSNSへのアップは禁止だけれど、『映画 えんとつ町のプペル』のHPかYouTubeのリンクを貼っていただけるならOKよん」とすると、拡散に加速がかかって良さそう。
#黒西野

その為の『ツーショット撮影ブース(プリクラ機みたいなやつ?)』は少しコストをかけてでも作った方が良いので、作ります。

とにもかくにも映画をヒットさせる為にやれる努力は全てやります。
全ての可能性に賭けます。

そんな中、ミュージカル『えんとつ町のプペル』(日本公演)の製作費を作る為のアートパネルの準備が進んでおります。
#かんかんサンがお酒を我慢して頑張ってくれました

30種類(すべて一点かぎり)販売する予定で、販売サイトとなるクラウドファンディングも間もなくスタートします。
#今週中にいけるかも

この記事の最後に30種類のデザインを添付しておくので、是非是非御確認ください。
このうちの1枚が家か店かオフィスに飾られていれば、すんごくステキだと思います。
#西野のサインが必要な方はリターン購入の際に備考欄に書いておいてください

そんなこんなで本題です。
#こっから本題かいっ

 

恋愛感情(ファン心理)よりも、ディドロ効果
 

昨日は『ディドロ効果 ~揃えたくなる心理~』について書かせていただきました。

こんな仕事に就いているものですから、僕のまわりにはライブ・イベント・演劇・ミュージカルを作っている人間がたくさんいるのですが、それらの会場のグッズ売場を見てみると、『ディドロ効果』を狙った設計になっていないことがほとんどです。

いってしまえば「行き当たりばったりの(単なる思いつきの)グッズ」を作ってしまっていて、「行き当たりばったりの(単なる思いつきの)並べ方」になっていることが、ほとんど。

たとえば、『ディドロ効果』を引き出すには、「揃えたら(コンプリートしたら)どういう世界観になるか」を見せる必要があるのですが、それができていなかったりします。
#他にも色々あるよ

中でも個人的に気になるのが「恋愛感情」を利用してグッズを売っているケース。

「インパルス堤下のアクリルスタンド」といったアレ。
#もっともインパルス堤下に恋愛感情を抱く人間は一人もいないのだけれど

インパルス堤下に恋愛感情(ファン心理)を抱いている人間からすると、「インパルス堤下のアクリルスタンド」が手に入れば満足で、他の出演者のアクリルスタンドは要りません。

つまり、恋愛感情を利用すると基本的には一人につき一個しか売れません。

それを阻止しようとして(一人に何個も買わせようとして)、「アクリルスタンド」や「ブロマイド」をガチャ(袋とじ)形式にする打ち手がよく見られますが、ファンの間でSNS(メルカリ)での交換が常習化しているので、結果的には焼け石に水。

どう考えても「揃えたくなる気持ち」を味方にした方が売上は大きくて、その際、邪魔になってくるのが『実写』です。
僕らは「人」に対して、「この人は好きだけど、この人は苦手」といった感じで感情が乗りすぎてしまっているので、「全出演者分を揃えよう!」とはなかなかなりにくい。

もっとパズルのように考えた方がよくて、パズルのピースが一個だけ埋まっていなかったら、僕らはそこを埋める為にコストを割きますが、そのピースに特別な感情を持っているわけではない。

ただ「揃えたい(穴を埋めたい)」だけ。

最初にミュージカル『えんとつ町のプペル』を作った時(2021年)に、スタッフには「ポスター(メインビジュアル)に俳優の顔を載せちゃダメ。長期的に見たら売上が落ちるから」という話をしました。

メインビジュアルに俳優さんの顔を出すぐらいなら、グッズ化できるビジュアル(グッズ化した時にディドロ効果を狙えるビジュアル)をメインに出して“グッズの宣伝”をして、あとは「(俳優さんの顔を表に出して宣伝できなかった分は)死ぬ気で集客をする🔥」が売上的には正解だと思います。

グッズの売上が弱ければ、公演内容も弱くなるので、ここはキチンと人間心理を学んで進めた方が良いと思います。

現場からは以上です。

【追伸①】
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