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受け入れること。受け入れちゃいけないこと

2024.07.05 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
NONSTYLE石田君が好きすぎて、酔っ払って抱きしめたくなったキングコング西野です。
#必死で我慢した

今日は『受け入れること。受け入れちゃいけないこと』というテーマでお話し(皆さんと共有)したいと思います。

さっそく本題です。

 

TBSラジオのこと
 

すでに皆様のお耳には入っているとは思いますが、先日、芸人の中山功太(同期です)がTBSラジオ『山里亮太の不毛な議論』の中で、CHIMNEY TOWNのお仕事に対してネガティブな発言をしちゃいました。

直後、ブチギレ西野が発動し、まもなく本人から謝罪があったので、これ以上、中山功太に何かを言うことはしませんが、「なんで、そんなことでキレるの(笑)? 芸人なら、お笑いにしろや」という頭の悪い日本人が大多数なので、「僕が受け入れることと、僕が受け入れちゃいけないこと」について、あらためて説明させていただきます。

まず、大前提として、僕が「お笑い」の仕事をする時は、「どう考えたって、今日のMVPは西野だよね」レベルで、すべてのボケ(イジリ)に対して全力で対応しますし、ディレクターさんに寄り添って、その企画を全力で成立させます。

至らないところもあるとは思いますが、とはいえ、この道ではそれなりに結果を出している方だと思います。
#ここに関しては1年目の頃からスパルタ教育を受けているので

Xにも投稿しましたが、以上が「お笑い」のルールです。

ただそれは「社会のルール」ではなくて、「社会を知らない芸人」や「社会を知らない"雇われの番組スタッフ”」がいて、「『社会を知らない芸人』や『社会を知らない"雇われの番組スタッフ”』が社会を知らない…ということを知らない日本人」が大多数だということに、それなりに失望しています。

今、パッと思い出したのは、吉本興業の闇営業問題の時のこと。

あの時の吉本興業の対応には吉本芸人もそこそこ怒っていて、その勢いに乗る形で、「単独ライブでチケットを完売させたのに、ギャラは雀の涙だった」と会社批判をした芸人がいて、その発言にファンも「ひどーい!」と続きました。

サロンメンバーさんなら御存知だとは思いますが、自分で劇場を借りて、自分でスタッフを雇って、さらには美術セットを建て込んだ場合、チケットが完売してプラスなんて勿論出ませんし、イベント当日にグッズをどれだけ売っても、利益は雀の涙です。

参考までに、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』は【マイナス1億円】からのスタートです(笑)。

事務所に守られている芸人(社会を知らない芸人)は、このことを知らず「ワリに合わない!」と言い、残念なことに、そのファンもそこに続きます。

このように「発信力を持った人間が社会を知らない」というのは、なかなか難しい問題です。

今回のTBSラジオ『不毛な議論』の出演者もスタッフもリスナーも社会を知らなくて…というか「会社経営」を知らなくて、彼ら的には西野個人をイジッているつもりでいる。

これは「社会を知らない芸人業界あるある」なのですが、芸人本人が個人をイジッているのか、会社に風評被害を与えているのかが、まったく区別がついていません。

「クラウドファンディングで、ミュージカルの照明の支援を集める」は、「『星空証明書』というグッズの予約販売」であり、公共の電波を使って、その行為を否定して、支援の勢いを止めてしまうのは、社会のルールとしてはれっきとした業務妨害で、普通に訴訟案件です。

来週の放送で番組サイドがキチンと時間を割いて謝罪をしなかったら、それなりの対応はさせていただきます。

前々から抱いていたメディアの扱いの違和感は、まさにここにあって、「西野亮廣」の活動を『芸人』と『営利企業を経営している人間(※僕は社長じゃないけれど)』とで、まるで区別できていない。

なので「オンラインサロンで、信者を騙して儲かっていいっすねー!」みたいなイジリ方をしてしまう。

その発言を、電波を使って産経新聞の社長に言っていることを(置き換えて)考えてみると、自分達がどれだけ間違ったことを言っているかは少しは想像つくと思うのですが、会社経営をやったことがない人間は絶望的に、その想像ができない。

自分達がどれだけの暴力を振るっているかが理解できていなくて、その無知にファンも見事に洗脳されてしまう。

今、見たら、ホリエモンもこの件に呆れていて(→https://x.com/takapon_jp/status/1808872773953204598)、これって、社員の生活を守っている会社経営者からすると1ミリも受け入れられない案件で、「お笑いだからいいだろ!」「芸人ならネタにしろよ!」は暴力になってしまうんです。

会社を運営している社会人としては受け入れられないし、
僕が大好きな「お笑い」をそんなことに使って欲しくないし、
「お笑いにしろよ」と言うのであれば、「僕と平場で勝負しようよ。才能の違いを見せつけて、絶望させてあげるよ。キミには1ミリも仕事をさせないからね」という鬼西野の発動による3本セットで、今回の一件はアウト。

後ろの2つ(僕の個人的な想い)はいいとして、あらためて「社会を知らない芸人(発信力のある人間)による無自覚な暴力」はキチンと叱っておきたいと思いました。

「自分達の給料がどこから来ているのか?」
「自分達の給料を作る為に誰が動いてくれているのか?」

このあたりの教育が1ミリも無い日本を憂いています。

僕にはビジネス書を出すことぐらいしかできないのですが、それでも、やれることからやっていこうと思いました。

以上、芸人と社会人の二刀流でお届けしている西野亮廣の線引きでした。

現場からは以上です。

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