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「老い」にあらがうための環境をつくる

2018.07.25 / 西野亮廣エンタメ研究所

一度大きな成功をおさめると、「成功体験に何年もしがみついてしまって、気がつけば時代に取り残される」ということが、どの分野でも起こっている。

自分でも気がつかないうちに「仮説量」や「実験量」が減っていっているんだろうな。

「老い」の始まりだ。

あの大スターも、あの天才も、すっかり古くなっている。
「まだ、そんなことを言ってんの?」ということを平気で口にする。
生み出すエンタメも切れ味が悪く、退屈なものばかりだ。

そして、『僕だけが特別』なんてことは絶対にないので、ご多分に漏れず、僕も成功体験にしがみつけば古くなる。

僕は25歳の時にテレビから軸足をズラしたけれど、あのままテレビに浸かっていたら、今ごろ取り返しのつかないことになっていた。

これは、「気持ちの持ちよう」では突破できなさそうな問題なので、こうなってくると、“成功体験を定期的に強制的に切り離す”しかない。

毎年、一個、「上手くいっている仕事」を辞めることにしよう。
時間のスペースを作って、新しく生み出さなきゃいけない環境を強制的に作る。

今のところ、2018年に辞める仕事(他の人に任せる仕事)として、『レターポット』が濃厚かな。

サービスの開始から7ヶ月。
実はずっと黒字運転で、先日、被災地にお金を送れることも証明できた。

ユーザーは5万6000人なので、まだ成功もしていないし、「市民権を得た」というほどではないけど、雰囲気は出てきた。コケる気配がない。

ここらで、早いうちに『舵取り』を若いヤツに委ねた方がいいんだろうな。
ジジイが作るサービスなんて、ロクなものがない。

誰か、やりたいヤツいねーかな。
明るいヤツがいいな。

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