一応、可能性として考えているだけのことなんだけど、共有しておきます

投稿日:2023.12.16 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。



 

おはようございます。
反抗期を迎えて(親に反抗して)学校に通い始めた「ゆたぼん」の物語を絵本にしたいキングコング西野です。

さて。
『一応、可能性として考えているだけのことなんだけど、共有しておきます』というテーマでお話ししたいと思います。

まずは雑談から入らせていただきます。
 
 

全力で走っていられるから安定する
 

中堅お笑い芸人の解散ラッシュが続いています。
まったく余計なお節介ですが、本当の解散理由は「不仲」や「食っていくのが苦しくなった」というよりも、「希望を持てなくなった(何を目指して頑張ればいいか分からなくなった)」なんじゃないかなぁと思っていて、

お笑いコンビの不仲なんて珍しい話でも何でもないし(※大体みんな相方の悪口を言っている。キングコングは本当に奇跡的に仲が良い)、少々の貧乏じゃビクともしません…というか「希望があれば頑張れてしまう」のがお笑いコンビです。

だからこそ紳助さんは「解散のキッカケ」を作ってあげる為に(ズルズルと芸人を続けてセカンドキャリアを掴みそこねさせない為に)、『M-1グランプリ』の「芸歴10年以下」の参加資格を設けたそうです。
#本人から聞いたよ
#今は参加資格が芸歴15年になったよね

実際に「10年以内にM-1の決勝に行けなかったので解散」というコンビは結構いて、当時のM-1は芸人全員の「希望」にも「足切り」にもなっていました。

キングコングも(当時は)それなりに不仲な時代もあったのですが、「M-1」や他の賞レースといった目標があったので、「解散」の選択肢は無く、「てめぇ、フザけんなよっ!」と喧嘩しながらネタ合わせを続けていました。

当時の自分達を振り返ってみても、まわりの芸人さん達を見ていても、「目標」や「希望」の存在は大きくて、“賞レースを失ったコンビが途端に生気と安定感を失うケース”は珍しくありません。

キングコングが今も楽しそうにキャッキャとやれているのは、もちろん大変なことだらけで、ラクなことなんて一つも無いのですが、
カジサックが「子供の成長」という“息の長いコンテンツ”を持っていて、西野は西野で『えんとつ町のプペル』を始めとした“古くならないコンテンツ”を持っているからで、それらが定期的に「イベント(目標)」をもたらしてくれるからに他なりません。

繰り返しますが、『幕張メッセ』のイベントを成功させるのも、ミュージカルを作るのも、映画を作るのも全然ラクじゃないのですが、そこに向かって走っているので、意外と安定しているんです。
#進まない自転車は倒れる理論

そういう意味でも「老いないコンテンツ(老いないIP)」を持っておくことの重要性を今あらためて感じています。
 
 

老いないIPを作りにいく
 

あらゆる作品や商品やサービスがハイスピードで消費される時代において、その使い捨て競争に参加しないポジションを築くには、「歴史があるコンテンツ(例=子供の頃にお父さんに連れてってもらった)」を作りに行く必要があり、僕の場合だと「古くならない(老いない)作品」を意図的に作る必要があります。
#なのでテクノロジーが前面に出ている作品は作らない

映画チームとも、ブロードウェイチームとも、出版チームとも、ここは握っていて、最近のミーティングでも「いかにバズらせるか?」よりも「いかに古くならないようにするか?」の話が顕著に増えていて、面白いです。

そんな中、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』はそのド真ん中をいっていて、「売り方・届け方は後で考えるとして、とりあえず今は、本物(古くならないモノ)を本気で作りに行こう!」と燃えております。

『届け方』としては以前もお伝えしましたが「世界中の映画祭にエントリーした後に、YouTubeにアップして、その動画の権利をNFTで出す」という選択肢も一つあるのですが、今ボンヤリと「こんなことって可能なのかなぁ」と思っているのは、YouTubeで出す前に、「『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の前に流す(セットで上映する)」です。

時々、ディズニー映画で見る形ですが、それを日本のベンチャー企業がやった時のインパクトってそこそこありそうなのと(※「CHIMNEY TOWNって会社ヤバくない?」というヤツ)、結果的に、この方法が一番『ボトルジョージ』を観て貰えるんじゃなかろうか…という下心。

これをやるには色んな大人を口説かなきゃいけないと思うのですが、「得をする人しかいないんじゃないか説」はあって、ちょっと探りを入れてみます。

今日はアトリエに籠って、ドラマの脚本を書き書きやったります。
相変わらず簡単なことは一つもありませんが、皆さんがドキドキするような未来を迎えにいきます。
貴方も頑張って。

現場からは以上です。

【追伸①】
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権をお求めの方はコチラまで。
↓↓
https://support.chimneytown.com/hc/ja/requests/new



\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/q7b4Mlz

※この記事にコメントしたい方はFacebook連携が必要です。
5/21
2025
チラ見せ
ギフトとして見る『映画ビジネス』の可能性
5/20
2025
チラ見せ
CHIMNEY TOWNのクレジットカードを作るゾ
5/19
2025
チラ見せ
大阪万博の良いトコロと悪いトコロ
5/18
2025
チラ見せ
ただの日記

ルール

内容はシェア・口外禁止です。

※ただし、投稿から1年が経過した記事はサロンメンバー特典として、
口外 ( コピペ ) OK!でも「右上にマル秘マーク」のあるものは
公開しないようにお願いします。