おはようございます。
スマホの検索欄に「日本刀 輸出」の検索履歴があるキングコング西野です。
#なんで
さて。
今日は『集客と正常性バイアス』というテーマでお話したいと思います。
さっそく本題です。
「 なんで、もっと早く言わないの?」
密着ドキュメンタリー『BackStory』の最新回( https://www.youtube.com/watch?
これは次回の『BackStory』で配信する『プペルバレエ』
詰めるような言い方をして大人げないなぁと思いつつ(ここは反省!)、ただ、ことイベント運営に関して「公演直前になって集客の問題を抱える」というのは僕の理解の範疇を超えています。
というのも「当日を迎えてみないと分からない」という【お店や映画の集客】と違って、【イベントの集客(券売状況)】は、もう何ヵ月も前から結果が出ていることで、集客が伸び悩んでいたら、その時点で手を打てばイイだけのこと。
#その打ち手がハマるかどうかはさておき
ところがイベント主催者の99%は、チケットが売れていないのにも関わらず、その問題を後回し後回し後回しにして、公演直前になって「ヤバーイ! チケットが売れてませーん!」と泣き叫ぶ始末。
「いや、チケットが売れていないことは千年前から分かってただろ? 今、知ったわけじゃないでしょ? 」という話です。
今日お話ししたい話がまさにコレで、「なぜ、多くのイベント主催者は、必ず解決しなければいけない『集客』の問題を毎回後回しにして、毎回ピンチに陥っているのか?」という疑問です。
一言で言えば
「イベント(エンタメ)をナメきっているから」
といったところなのですが、ナメている自覚が無いからナメてしまっているわけなので、「お前はエンタメをナメてんだよ」という言葉は薬にはならないと思っています。
なので、もう少し具体的な話(腹落ちする話)をすると、おそらく「集客の問題を後回しにする主催者」に働いている力は『正常性バイアス』だと思います。
『正常性バイアス』というのは、予期しない事態にあったとき、「そんなことはありえない」といった先入観や偏見を働かせて、「事態は正常の範囲」だと自動的に認識する心のメカニズムのことです。
津波が迫っているのに、ゆっくりと歩いて避難している(そして逃げ遅れる)動画を一度は見たことがあると思うのですが、ああいう人に働いている力です。
#速く歩けない高齢者を除く
『正常性バイアス』は、最悪な事態に巻き込まれたことによるストレスを回避するための人間の基本的な心の防衛反応で、この『正常性バイアス』というものがないと僕らは環境の変化などによっていちいちストレスを感じ、疲弊してしまうんです。
なので、僕らの身体は想定外の事態に直面した際に(心を守るために)『正常性バイアス』が発生するようになっているのですが、これが「集客が上手くいっていない」という緊急事態に直面しているイベント主催者にも発生していると考えられます…というか考えた方が良さそうです。
絶対に大丈夫じゃないのに、「まだ大丈夫」「たいした問題じゃない」と思ってしまう…という。
この問題に対してどう対応するか?という話なのですが、こればっかりは生理現象であり、気持ちの持ちようで回避できる問題じゃないので、イベントを開催する際の説明書の1ページ目に「主催者には正常性バイアスがかかる」と記しておくといいと思います。
チーム全体として「主催者はイベント集客に関して、『まだ大丈夫』と思ってしまう生き物だ」という認識を持っておくのがイイと思います。
参考までに。
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」と「#レターポット」を付けて今日の記事の感想をXでポストした後、この記事のコメント欄に“ご自身の”レターポットのリンクを貼ってくださった方に5レター(ciao!)を贈らせていただきます。
【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【共同オーナー】(年間3日×7年分の貸し切り利用権)をお求めの方はコチラまで。
↓↓
https://chimney.town/hoshino-jutan/
『星の絨毯』の【1日利用権】は仮予約コチラまで↓↓
https://forms.gle/oc3QADMxAcgHEAtYA
★毎週金曜20時公開「Back Story」★「信じることができなかった時代がある」
https://www.youtube.com/watch?v=Yk1d5bU62hY
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/q7b4Mlz






