CHIMNEY COFFEE 2号店でアルバイトをして見えてきたこと

投稿日:2023.04.06 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


 
 
おはようございます。
言葉が出てこない時の悪口ランキング1位が「ウンコ」のキングコング西野です。
#すぐにウンコって言う
 
さて。
今日は『CHIMNEY COFFEE 2号店でアルバイトをして見えてきたこと』というテーマで、昨日のボランティアアルバイト(ハイボール屋)さんでの学びを共有させていただきます。
 
 

良かったこと
 

見切り発車で始めたわりには(見切り発車で始めたから?)、本当に「気づき」の多い時間となりました。
 
まず、一番良かったことは「現場に立ってくださるスタッフさんの気持ち」を僅かでも知れたこと。
とにもかくにも手を止める時間なんて1秒もなくて、立ち仕事なのでキチンと足もムクみます。
 
あと「面倒くさい客」もちゃんといるので、その対応もしなきゃいけない。
#コーラやスイーツの差し入れを持ってきたバカがいた
#求めてない差し入れは要らねーんだよタコ
 
一つ一つは大したことじゃなくても、積もるストレスはあるわけで、ここを笑顔で堪えてくださっている現場スタッフさんに改めて感謝した時間となりました。
 
次に良かったのは(これはハイボール屋さんならではかもしれませんが)、「コミュニティーが生まれること」。
 
「西野が仕掛けること」や「CHIMNEY TOWNの世界観」に興味がある人はいても、その人達同士が面と向かって繋がれる場所というのはあまり無かったりするのですが、昨日は、お客さん同士がみるみる繋がっていて、「お店で出会ったお客さん同士が二軒目に流れる」ということが少なくありませんでした。
 
あらゆるサービスのクオリティーがドングリの背比べを始めた今、「人との繋がり(コミュニティー)」というのはやっぱり大きくて、その瞬間の売り上げには反映されなくても、確実に押さえておいた方がイイ。
 
そう考えると、ハイボール屋さんとして使った『CHIMNEY COFFEE 2号店』は“ついつい隣の人に話しかけてしまう”絶妙の広さで、「たまり場」「出会いの場」としての価値を感じました。
 
個人的に一番好きだったのは、悩める20代前半の子達に先輩方(別グループのお客さん)が、真剣に相談にのったり、真剣にアドバイスをしていたシーン。
後輩にも、先輩にも「役割(あなたが必要である理由)」が生まれていて、きっと双方が救われていて、すっごくすっごく素敵でした。
 
 

数字のこと
 

次に昨日の「数字」を共有させていただきます。
 
昨日は19時~22時まで営業。
来客数はカウントしていませんが、お店の前には常に行列ができていました。

3時間かけて、一杯300円のハイボールをひたすら売ったわけですが、売り上げは(カード決済手数料を抜いて)『8万5982円』。
 
販売数は『286杯』。
 
西野がボランティアな上に、「差し入れで貰ったお酒を売る」という暴挙に出たので、原価はゼロ円。
#フードロスもゼロ
 
水と電気をチョット使った程度なので、『売り上げ』は、ほぼそのまま『利益』になります。
 
ぶっちゃけ、これらは“ボーナスタイム上の数字”なので何の参考にもならないと思っているのですが、一方で、自分で手を動かしてみて(原価がある前提でシミュレーションしてみて)、飲食の利益率の低さを骨の髄まで再確認しました。
 
「5000円の利益を出す為には、どれだけ時間を投下しなきゃいけないんだよ」という。
 
参考にならないかもしれませんが情報として共有しておくと、先日のオンライン勉強会『夢と金』の話をすると、800円のチケットが7400枚ほど売れたので、販売手数料なんかを差っ引いても、2時間喋って(西野一人が稼働して)利益は500万円ぐらい。
#アーカイブは今も売れ続けています
 
※こちら→https://chimneytown.net/products/411900yumekane
  
「機能を売る」「意味を売る」「オフラインで売る」「斜陽産業に居座る」「盛り上がっている業界に張る」「ローカルメジャー」「グローバルニッチ」…こういったことの一つずつの見直しが、大きな違いを生み出します。
 
昨日の現場で労働力と(通常時の)売り上げを目の当たりにした上での僕の結論は、月並みですが、「店内のコーヒーの売り上げで、コーヒー屋さんをまわすのは難しい」です。
 
ここに関しては、あまり異論が無いと思います。
 
 

じゃあ、コーヒー屋さんはどうすれば?
 

閉店後、「現場で働いてみて…」という、それなりの説得力をブラ下げて、コーヒー屋さんのビジネスモデルについて皆で考えてみました。
 
そこで、日々勉強されているサロンメンバーさんにはお察しのとおり、「コーヒー屋はフロントエンド商品(集客装置)なので、バックエンド商品(大きな利益を作る装置)が必要だよね」という結論(再確認)に至ります。
 
CHIMNEY COFFEE 2号店が渋谷のド真ん中で「家賃ゼロ円」の理由は、2階から上がカプセルホテルになっていて、ビルのオーナーさんからすると、「カプセルホテルの集客に繋がるなら」という狙いがあり、「カプセルホテルに泊まってくださったお客様が朝イチで美味しいコーヒーを飲めたら」という想いがあるからです。
 
「家賃ゼロ円」というのは、「大きな利益を毎月貰っている」と同じ意味で、つまるところ、CHIMNEY COFFEE 2号店は、「コーヒー屋(夜はハイボールBAR?)」がフロントエンドで、「カプセルホテル」がバックエンド。
 
これだと運営の難易度はグッと下がります。
 
1号店も同じような理由で、東京ではありえないぐらいの家賃で場所を貸していただいていて、あとはバックエンドがあると、かなり余裕が出る。
 
それで言うと、CHIMNEY COFFEEの最強のバックエンドは「卸」と「カフェオレボトルのサブスク」で、考え方の一つとして「カフェオレボトルのサブスク契約を取るための店」として導線設計してみるのもイイ。
 
問題はスタッフ一人一人の意識で、目の前のお客さんに対応しているだけじゃダメで(※「美味しいコーヒーを提供する」なんて当たり前)、一人一人が経営者として、「この店が何の為に存在していて、どこで利益を生んでいて、利益を生まなかったらどうなるのか?」を考えること。
 
そこの(キャッシュフローを見ながらの)話し合いにスタッフ全員がキチンと時間を割かないと、どれだけ好条件を与えられようが潰れてしまうでしょう。
 
そんなこんなで…
 
スマホゲームにハマるぐらいなら、「コーヒー屋さんを当てるゲーム」の方が1000倍面白そうなので、また時々、「現場でアルバイトをして、閉店後に戦略を練る」をやりたいと思います。
 
この流れだと、どうしたって宣伝になっちゃうのですが、CHIMNEY COFFEE のカフェオレボトルは死ぬほどオイシイ(僕も毎日飲んでいる)ので、超絶オススメです。
一度、試してみてください。
 
【カフェオレボトル】
https://chimney-coffee.com/products/shibuya-chimney-coffee-cafeaulaitbase-sweet-minorfiguresorganicoatmilk
#これは本当に美味しい
 
現場からは以上です。
  
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