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本当に、ただただ思っていることを、短めに

2022.05.08 / 西野亮廣エンタメ研究所



 

こんにちは。
日曜日の今日は、仕事の話をお休みして、今、思っていることをツラツラと綴りたいと思います。
「日曜の記事は感動大喜利」みたいになるのも嫌なので、そっちには向かわず、本当に、ただただ思っていることを、短めに。

 

子供達の為にできること


あらためまして、こんにちは。西野です。

僕は今、「映画祭に招待されたから」を口実に、ドイツを転々としています。
普段、なかなか作らせてもらえない「一人の時間」も、こっちだと少しだけ作ることができて助かっています。
そして、「違う文化」や「違う景色」を仕入れられることに喜びを感じています。

「インドに行って価値観が変わった」と言うと、バカにされる風潮がありますが、僕自身、インドに行って考えがアップデートされた経験があります。
ドイツの景色もそうで、「歴史」という“個人の力では歯が立たないもの”を見せつけられると、自分が懸命に追いかけてきたニンジンの小ささを思い知らされます。

日本に住んでいると「圧倒的な歴史」に触れる機会は少ないですが、こっちに来ると「徳川家康が作った江戸がそのまま残っています」みたいな景色がゴロゴロ転がっています。
当時の王様や殿様のスケールは、今の成功者とはレベチっす。

一方、ラスベガスや、ハリウッドでは、「歴史」というよりも、「ビジネスモデル」に後頭部を殴られます。
そこでは「クリエイティブ」は、“ビジネスモデルの創造”から始まっていて、その結果、日本の50倍〜100倍の規模のエンターテイメントが実現しています。

「歴史を資産にする」や「ビジネスモデルから作る」は、日本人が最も苦手とするお仕事なのかもしれません。
歴史を資産にしようとすると「いつまで、同じネタにしがみついとんねん!」と言い、
ビジネスモデルから構築しようとすると「金の亡者か!」と言うのが日本人です。
外の世界のスタンダードを知らない島国の残念な性格であります。

こんな日本は僕の代で終わらせたいなぁと思っています。

僕は、よく「子供達の為に何ができるか?」を考えます。
フォロワー数の獲得にあくせくする大人の背中を見て育っている日本の子供達に、
世界にはもっと面白いものがたくさんあることを知って欲しいし、
世界はもっともっと広いことを知って欲しい。

ただ、

ベクトルを子供達に向けるのは、いささか卑怯だと思っています。
そこには、「子供達の為を思ってやっているのに、行政が非協力的だった」という言い訳が残っているからです。

ならば、子供達の為にできることとは一体何なのか?

答えは「自分が圧倒的な結果を出す」に尽きます。
自分が圧倒的な結果を出して、子供支援の体力を作るのは勿論のこと、デタラメなスケール感(世界)を彼らに見せることが、僕が彼らの為にできる唯一のアクションかなぁと思います。

その点でいくと、7月3日のミュージカル『えんとつ町のプペル』のYouTube全編公開なんかは、結構イイかもしれません。
「1億6千万円がかけられた動画」を見る機会って、なかなか無さそうじゃん(笑)
こんな世界があるということを彼らに知って欲しい。

ドイツは今、朝の7時。
ホテルの窓からシュトゥットガルトの街を見下ろしながら、「僕自身が、もっと面白い人間にならないと、話になんねーなぁ」と軽く寝ボケています。
どこまでやれるか分かりませんが、頑張ります。

もう少ししたら日本に帰るので、また相手してやってください。

それでは、素敵な日曜日を。

西野亮廣(キングコング)

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

https://youtu.be/IIABSz01OV0

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