おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリ話をお休みして、今、ボンヤリと考えていることを一筆書きで綴ります。
#二日酔いなので短めに
丁寧に、誠実に。
エンターテイメントの世界に首を突っ込んで、かれこれ20年以上になるので、その時代その時代で何が(どんなアプローチ)求められているか?は分かります。
コロナは「頑張ったって無駄」という空気を作り、ついには「成功者を引きずりおろす(他人の挑戦を無駄にする)」という運動を生み、そして時代は、そういった国民感情を扇動する人達を歓迎しました。
ガーシーさんの『死なばもろとも』は、今の時代を的確に捉えたキャッチコピーだと思います。
「自分は、幸せになることは諦めたので、せめて他人も不幸せになって欲しい」という感情に寄り添った見事なキャッチコピーです。
しかし、そこにあるのは「嘲笑」と「破壊」で、しかも今の日本で起きているのは、「世界から相手にされていない島国の人間が島国の人間を嘲笑い、蹴落とす」という田舎の高齢者達の小競り合いで、1ミリも価値(世界に売れる商品)を生んでいません。
僕達はそこに参加するつもりは一切なくて、今日も『ハッピーエンドのファミリーエンターテイメント』を作っています。
「流行らないことをやってるなぁ」といつも思います。
流行らないどころか、エンターテイメントの仕事は「ワリに合わないこと」だらけです。
エンターテイメントを続ける為にアルバイトをしている人間なんてゴマンといます。
どこまでいっても自分で選んだ道なんだから、言いっこナシなんだけど、実に「食えない仕事」です。
「やりがい搾取」が当たり前の労働環境を是正しようと、「クラウドファンディング」「プロセスエコノミー」「オンラインサロン」「NFT」といった新しい働き方(新しい収益源)を提案すれば、アンチのみならず、守りたい人からも石を投げられる始末。
そういえば以前、「私達はクラウドファンディングという手段を使って自分達でお金を作っていますが、西野さんは詐欺みたいなことをしてお金を集めてるんですよね?」と関係者から言われたことがあります。
「……いや、あなた達が今やっているクラウドファンディングを日本に(あなた達に)提案した時に、あなた達から『詐欺!』と言われたんです…」とお返事しました。
もう何年も何年も、こんなことの繰り返し。
#とほほ
流行らないし、ワリに合わないし、踏んだり蹴ったりですよ、ホント!
ですが、時々(本当に時々!)、自分が続けてきたことが間違いじゃなかったことを確認できる夜があります。
昨夜、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演のキャスト&スタッフさんが遠路遥々、我が家(※https://iookup.base.shop/categories/4731920)まで遊びに来てくださいました。
ビール缶を傾けながら、皆で『えんとつ町のプペル』について語り明かしたのですが、話を聞けば聞くほど、キャスト&スタッフの皆さんの「作品愛」が伝わってきて、本当にビシバシ伝わってきて。
#嬉しかったな
そして散々呑んで、二日酔いの今朝。
駅のホームで電車を待っていると、スーツの男性から声をかけられました。
「西野さん!『えんとつ町のプペル』を、いつも息子と一緒に観てます!息子がプペル大好きで大好きで…」
作品を愛してくれる優秀なクリエイターがいて、
そして、こんなところまで作品が届いている。
これ以上、何を望むことがあるのだろう?
昨夜と今朝、僕は、作品を産み落とすまでに受けたたくさんの暴力や誤解や理不尽すら無駄じゃ無かったと思えました。
頑張ろう。
大変だけど、まだまだ頑張ろう。
丁寧に、誠実に、ハッピーエンドのファミリーエンターテイメントを描き続けて、
子供達や爺ちゃん婆ちゃん達に、希望を、可能性を、届け続けようと思います。
昨日、キャスト&スタッフの皆さんのお話しして確信しましたが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の大阪公演は、すっごくすっごく面白い作品になります。
大切な人と観にいらしてください。
※チケットはコチラ→https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2224382&rlsCd=001&lotRlsCd
それでは、素敵な日曜日を。
西野亮廣(キングコング)
【追伸】
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宜しくお願いいたします。
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