昨夜は田中プロデューサーとアニメーション監督の廣田さんと、電通の福山さんと、ウチのマネージメントチームとで、映画『えんとつ町のプペル』の会議。
美術設定から、キャラクター設定、果ては宣伝についてもあれやこれやと。
劇中で町中のスモーキー(ハロウィンの仮装をしたバケモノ)達が歌って踊るシーンがあるのだけれど、「経費を削減する為に、このシーンのバケモノの数はなるべく減らしたい」という田中プロデューサーに対し、「いやいや、ここは大量のスモーキー達が歌って踊った方がいい!」という廣田さん。
僕も廣田さん側の意見で、「そのシーンでかかる分の経費は、クラウドファンディングで集めたらいいんじゃないですか?」と提案すると、「制作費が膨らむことを、映画(制作委員会)の出資者はあまり良しとしない傾向があります」と電通の福山さん。
「制作費が膨らめば膨らむほど、回収が困難になるから」という。
なるほどなるほど。
「だったら、『映画の宣伝費を集める』という形でクラウドファンディングをして、そのダンスシーンは映画公開前にYouTubeにフルでアップして、宣伝に使ってしまうとうのは?」と再度提案する西野氏。
「ここで集まったお金は映画の制作費としてカウントしない(つまり、制作委員会が回収しなくてもいいお金にする)」というわけ。
これについては、「それだと問題ないどころか、出資者は死ぬほど喜びます」と福山さん。
面白そうだし、その方向で話を進めることにして、「ちなみに、いくらかかるんですか?」と田中プロデューサーに話を聞いたところ、「スモーキー達が少なければ2000万円、増やしてしまうと1億チョット」と返ってきて、興奮した。
ちょうど挑戦したくなるハードルだ。
クラウドファンディングのリターンに映画『えんとつ町のプペル』の脚本を出して、リターンでも広告してやろうかと思っています。
25日は、呑みながら、そんな話ができれば。
つーか、絶対にディズニーを倒す。