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ビジネスモデルを作らなきゃ終わる(…を後回しにしてないっすか?)

2022.10.18 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
昨日、サロンメンバーさんから『「子猫」はネコで、「仔猫」は可愛い女の子』という御説明いただいて、ついに積年の謎が解けたキングコング西野です。

さて。
今日は『ビジネスモデルを作らなきゃ終わる(…を後回しにしてないっすか?)』というテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。
 


ビジネスモデルの短命化


「人のふり見て、我がふり直せ」とは、よくいったもので、僕は「あの人(あの会社)が上手くいかなかった理由」をジッと見ています。
#すごくイヤなヤツ

よく言っていることですが、成功事例に関しては「運」なんかも絡んでくるので、あまりアテにはしていないのですが、「失敗」にはキチンとパターン(法則)があるので、ここは無視できません。

『上手くいっていない人(上手くいっていない会社)の共通点』は、時代によって違うのかもしれませんが、今でいうと、『ビジネスモデルを新しく作っていない』が一つあります。

猛スピードで時代が移り変わり、猛スピードで新しい仕事が生まれています。
まわりを見渡すと、「10年前に無かった仕事」がズラリ。

「新しい仕事が生まれた」ということは、当然、その裏で何かしらの仕事は終わりを迎えています。
ここの新陳代謝が早くなっているのが現代で、そうなってくると求められるのは「新しい仕事を始める知識」や「新しいビジネスモデルの構築」です。

昨日、「寄付のNFT」の話をしましたが、あれは一年前の西野亮廣からは出てこないアイデアです。
NFTを学んで、触ってみて、「なるほど!…だったら◯◯と掛け合わせられるじゃん!」といった感じでNFTを絡めた新しい仕事が生まれています。

僕らが生き延びる方法のイメージとしては……まず大前提として『すべての船の船底には穴が空いている』ということ。

次に『空いた穴』のサイズを見て、なるべく『穴の小さな船』を選ぶ。

そして、『穴の小さな船』を乗り継いで、目的地に向かう。

ビジネスモデルは消耗品で、磨耗するスピードを見ながら打ち手を選ぶことが大事で、『沈まない船』を探すのは無駄…と決めきった方がいい。

そう考えると、チームの中に「ビジネスモデルを作れるメンバーがいない」というのは、なかなか致命的です。
#ぎゃあ

ならば「ビジネスモデルを作れるメンバー」を育てたいところですが、これは簡単には育たない。
圧倒的な知識が必要だし、使える知識を獲得するには、変態的な量のトライ&エラーを繰り返さなきゃいけない。

日々の業務に追われている人が、簡単に獲得できる能力じゃありません。

可能性があるのは「経営者さん」ですが、経営者は経営者で会社を守ることに時間を奪われていて、自分の業界の知識しか持っていなかったりします。

「ビール工場で使われているこの手法を、うちのクリーニング屋で試してみよう!」とはならない。

僕のまわりには「連続起業家」が何人かいるのですが、あの人達は『使える知識』という裏付けがあるので、とにかく仕事を作るのが上手いんです。
そして、ゲームのように(楽しみながら)仕事を作っています。

自社で「ビジネスモデルメイカー」を育てるのは難しすぎるので、「ビジネスモデルメイカー」を雇うか、買えるならば、ビジネスモデル(アイデア)を買った方がいい。

この時、『買う』という儀式が重要な気がしています。
お金を払ったことによって、お金を受け取った人(ビジネスモデルメイカー)を味方にする。
#たぶんこの辺が大事

そういえば以前(※行きあたりバッタリで文章を書いてスミマセン!)、箱根にあるサロンメンバーさんの宿で、経営者やクリエイターだけが参加する『クリエイティブ合宿』(限定20名)をやったのですが……あれ、すごく良かったんです。

夜、皆で集まって、順々に自分の会社の悩みを白状していって、それに対して、皆が

「それ、ウチも以前経験したけど、その時は◯◯すればいいよ!」とか、

「あぁ!それだったら、ウチで手伝える!」とか、

「Aに使うお金は確実に溶けちゃうから、Bに使った方がイイ!」

という『自らの経験から出たアイデア』を出しあっていたんです。
#6時間ぐらい呑んだ気がする

皆、それぞれに「弊社では使えない資産(アイデア)」みたいなのがあって、それを与えあっていました。
すっごく建設的な話し合いができた夜で、僕自身、メチャクチャ勉強になりました。


というわけで、突然の業務連絡ですが、CHIMNEYTOWNのインターン生のどなたかへ。

『第二回クリエイティブ合宿』を企画してください。
サロンメンバーさんの応援になるように、サロンメンバーさんの宿を使うことが大前提。
前回のスキームがあるので、それをそのまま使えば、秒で企画できると思います。
宜しくでーす。

とにもかくにも、今乗っている船は遅かれ早かれ確実に沈むので、もっと『ビジネスモデルを作る』というところにコストを支払って(意識を向けて)いった方がイイと思ってんねん。 
#急に関西弁

現場からは以上でーす。

【追伸】

https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

https://nishino73.thebase.in/items/68038167

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