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大手(レガシー)の価値

2024.05.15 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
仕事と電動アシスト自転車さえあれば幸せなキングコング西野です。

さて。
今日は『大手(レガシー)の価値』というテーマでお話ししたいと思います。

さっそく本題です。

 

大手配給会社の強み
 

最近は、とにもかくにも作りまくっています。
昨日は『ボトルジョージ』のミーティングが(みっちり)あった後、ミュージカル『えんとつ町のプペル(2025)』の脚本会議が夜中まで。

今日は絵本『夢幻鉄道』のミーティングがあった後に、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のミーティングが夜中まで。

ちなみに、この間にブロードウェイもブイブイ進めております。
#もちろん被災地支援も

さて。
そんな中、昨日の『ボトルジョージ』のミーティングは、ドワーフの松本Pが「面白い配給会社の人がいるので、一度、会ってみてください!」とセッティングしてくださった会でありました。

具体的に何かを決める会ではなく、「今の映画の価値はどこにあるのか?」「今のお客さんは何を求めているのか?」といった意見交換会で、これがもう、大変勉強になる大変面白い時間でございました。
#松本さんありがとうっ!!!!

その中でも、海外の映画祭における配給会社の役割と下心の話が面白くて、配給会社と組むと、海外の映画祭に出品(パイプを使ってプッシュ)してくれるのですが、配給会社が海外の映画祭に作品をプッシュする理由は「映画祭で賞をとって、劇場公開時ににお客さんを呼ぶ為」で、【劇場公開をしても集客が見込めない作品(それこそ短編アニメーション作品)】などを海外の映画祭に猛プッシュしたところで、集客できないのであれば配給会社に旨みがありません。
#なるほど
#そりゃそうだよね

劇場集客が見込めない作品をプッシュする配給会社の旨みを、しいて言うなら「クリエイターと関係が作れる」「『海外の映画祭で賞を取らせた』という実績が作れる」ぐらいで、それだと少しヒキが弱い気がします。

色々と不利な(組む必要が無い)条件がミーティングの机に並んだわけですが(正直で良い!)、こうして対面で会っているわけですから、せっかくなら答えを探したいのが西野亮廣。

こういう時はいつもニヤニヤしています。
「萌えますねぇ」とか言ってる気がします。

そこで、一旦、業界のことは後回しにして、シンプルに「『ボトルジョージ』が配給会社と組むなら、自分達にどんなメリットがあって、配給会社さんにどんなメリットが作れるかなぁ?」と考えてみました。

辿り着いたのは、やっぱり「アート」で、オンラインサロン内でも散々言っていますが、「短編映画を『映画』として届けてしまうから、届けにくいだけで、『アート作品(美術品)』として届ければ、それはアート作品なので、10~15分が短く感じないので、届けやすいのでは?」という話をさせていただきました。

「『ボトルジョージ』を映画館で上映するのではなくて、額装されたコマ撮り短編アニメーション作品が展示されている『ボトルジョージ展』として、各地の美術館で巡回展をしてみては?」と。

昨日、お話しさせていただいたのは、皆さんも御存知の大手配給会社さんで(とっても歴史がある会社)、「美術館で巡回展をやるのならば、大手配給会社さんを絡める必要が無いじゃん!」となりそうなものですが、「大手配給会社が映画館以外で映画を届ける試みをするから面白い」というのがあると思いました。

個人でやるなら、そんなの(映画をアート作品として届ける)はいつでもできるんてす。

これまでそんなことを一度もやってこなかった大手が一個人よりも面白くて新しいことをやるからテコの原理が働いてザワザワしちゃうわけで、大手の価値は「歴史をフリにできること」にあるなぁと思っています。

それこそ、「講談社さんと組んで、絵本『夢幻鉄道』を川西の山奥の自販機だけで販売する」みたいな。

AIという無限の労働力が爆誕し、今は大手の図体のデカさが仇となっていますが、おそらく大手の現代戦のカギは「大手の歴史(名前)をフリに使う」で、ここを押さえないと一気に崩壊に向かう気がします。

最近、舞台制作などに力を入れている大手芸能事務所が色んなクリエイターやキャストにヒアリングをして「西野さんは、どうやってるの?」と、やたら探りを入れてくるのですが、そんなことをしてるから出遅れるわけで「直接、聞けばいいじゃん(あるいは外注で雇えばいいじゃん)」と思っています。

おそらくプライドが邪魔をしていると思うのですが、僕は情報(や経験)を独り占めするつもりは微塵もありません。
求められれば、昨日のように積極的に勉強会(意見交換会)をしていこうと思います。

その日に備えて、とっとと先に進んで、とっとと新しい経験を積もうと思います。

明日から、いよいよミュージカル『えんとつ町のプペル 2025』のクラウドファンディング(子供達2500人を無料招待したい!)がスタートします。

2025年の映画公開に向けて、落とせない戦いです。
応援宜しくお願いします。

やってやるぞ🔥

現場からは以上です。

【追伸①】
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『令和6年能登半島地震』の被災地に 絵本「えんとつ町のプペル」を届けたい!
https://www.picture-book.jp/projects/nanao-gift

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