おはようございます。
おやつとコーラを卒業することに完全に成功したキングコング西野です。
#卒業できるもんなんだね
さて。
今日は(昨日に引き続き)「早め早めに手を打って、致死率を着実に下げる」というテーマでお話(現在地を共有)させていただきたいと思います。
巧遅は拙速に如かず
過去に1万回言っていますが(今回が記念すべき1万回目)、「無能なリーダー」の共通点は「博打に走る(一か八かに賭ける)」で、博打はどこまでいっても博打なので、そのスタンスでいる限り、どこかのタイミングで必ず終わります。
#勝ち続ける博打は存在しない
「博打をするな」とどれだけ言っても、僕が知るかぎり「博打に走る無能なリーダー」が9割で…ここには「博打が良くないことは分かっちゃいるけど、博打せざるをえないから、博打をしちゃう」というリーダーも含まれているでしょう。
となると「僕らは何故、博打に走ってしまうのか?」という原因を共有しておくのが建設的で…そりゃまぁ「追い込まれたから博打に走る」わけですが、そこに「何故、追い込まれるのか?」という問いを投げてみると、原因が明らかになります。
原因は「着手するのが遅いから」
です。
#これに尽きる
『巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)』という言葉があります。
「上手で遅い」よりも、「下手で速い」の方がイイよね…という意味です。
孫子の兵法にも、
『兵は拙速を聞くも、未だ巧久なるを賭ざるなり。夫れ兵久しくして国を利する者は、未だ有らざるなり。故に尽く用兵の害を知らざる者は、則ち尽く用兵の利をも知ること能わざるなり』
という似たような言葉があります。
#難しい漢字が読めなくても大丈夫
意味は、
「戦争には『ちょっと拙い点はあったけど、速やかに進めたことで成功したよ!』という事例はあるけど、『完璧を求めて、長引かせたことで成功したよ!』という事例はないよね。そもそも戦争が長期化して国家に利益があるわけなんて無いだから、戦争を長引かせるヤツ、バカすぎない?」
といったところです。
#翻訳が分かりやすいだろ
「始めてみないことには修正箇所が分からないんだから、ガタガタ言ってないで、とっとと始めろよ。走りながら考えろよ」といったビジネス芸人の定番ネタですね。
これをもう少し掘り下げると、「締切がある案件の場合においては、スタートが遅れれば遅れるほど、博打的な打ち手を迫られる確率が上がるんだから、とっとと始めろよ」です。
「後回しにしてしまう夏休みの宿題」と少し違うのは、夏休みの宿題に関しては、泣いても笑っても8月31日に力ずくでやりきらなきゃいけないけれど、ビジネスシーンで「集客」や「資金繰り」が8月31日に片付けなきゃいけなくなった場合、「効果があるかどうかも分からない広告代理店にお金を渡して集客してもらう!」とか、「降りるかどうか分からない補助金に賭ける!」といった博打になってしまうんです。
#ここが夏休みの宿題と違うところ
CHIMNEY TOWNのスタッフが西野から説教される時のお決まりのパターンは(皆さん御存知)「ギリギリに告知を開始する」です。
それというのは単純にお客さんに優しくないし(※スケジュールの調整に負担をかけている)、ここは「ギリギリの告知」が通用する世界じゃないし(ディズニー映画ですら1年前から告知をスタートする)、何より、それをやっちゃうと最後の最後は「博打に頼る集客」になってしまうので、西野はそれを許しません。
早めに早めに動いて、着実に赤字を潰す!
長くなっちゃってすみません。
#暇なんです
10月28日に幕張メッセで開催する『えんとつ町の踊るハロウィン』の現時点の収支を共有させていただきます。
ファミリーで参加できるようにチケット代を極端に下げたので(中学生以下=550円)、イベントの収支は一般チケットが完売したのにも関わらず、「-4000万円」でした。
#想定内です
#分かった上でチケット代を下げました
「この赤字分を、(チケット代以外で)どう回収するか?」というのが今回のゲームで、クラファンやら何やらを駆使して、今日も着々と赤字を削っております。
そんなこんなで、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の現在の収支ですが…
#絶対にナイショだぞ
収入が『1億767万6155円』で、
支出が『1億3671万9358円』で、
収益合計が『-2904万3203円』です!
そうです。
どうにかこうにか赤字1000万円潰して、ついに「-3000万円」を切りましたーっ!!
#喜ぶ数字じゃねーだろ
#まだマイナス3000万円だぞ
たしかに喜ぶ数字じゃないのですが、だけど着実に赤字を潰して、着実に前に進んでいます。
ここまでに「何か突拍子もない(独創的な)手を打ったか?」というと、そんなことはなくて、クラウドファンディングを使って事前販売&グッズの受注生産を、かなり前倒しで(速やかに)やっただけです。
早めに早めに手を打ち、ニーズが確認できたグッズを「追加発注&追加販売」して…の繰り返しです。
これにより「1000万円」の赤字を潰すことに成功しました。
多くのイベント主催者は、この作業をイベント開催の寸前にやるか、あるいはイベント当日にやるから、お金が集めきれない。
大切なのは、やっぱり「始めるスピード」で、そのことを知っていただきたくて、今日は具体的な数字を共有させていただきました。
ネクストゴールは「-2000万円」です。
もちろん、全力で狙いに行きます!
『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』が黒字化する瞬間を必ずお見せするので、まぁ、見ててください。
現場からは以上です。
【追伸①】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
10月28日(土)に幕張メッセで開催する大盆踊り大会『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の参加チケットはコチラ↓
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=698180
オリジナル手持ち提灯(赤縁) | クラウドファンディング
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