大おはようございます。
ついに日本時間を追い越しはじめたキングコング西野です。
#ニューヨークから
さて。
今日は、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の第二回リーディング公演の総括をしたいと思います。
現在地の共有です。
修正箇所が分かった
9月30日と10月1日に、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の第二回リーディング公演がありました。
先日もお伝えしたとおり、リーディング公演の目的は「データをとること」であり、「データがとれれば成功で、とれなければ失敗」です。
前回のリーディング公演では、『日本公演(東京公演)』でやったものをそのままブロードウェイ関係者に届けるハズが、コミュニケーションエラーもあって、内容が大幅に改変されてしまっていて(※これはこれで勉強になった)、「東京公演と比較して、何が良くて、何が悪かったのか?」のデータをとることができませんでした。
確認がとれたのは、「『えんとつ町のプペル』のストーリーが刺さっている」ということぐらいで、「あの台詞は要らない」「あの曲はハマっていない」という細かい部分までは分かりませんでした。
前回のリーディング公演終了直後、「データ(良い反応も、悪い反応も含む)をとることが目的だから、(この時点では)絶対に内容を変えちゃダメっ!」という話をミッチリとさせていただいて(※アメリカ人をガン詰めしていた西野氏)、あらためて、今回のリーディング公演がありました。
そんなこんなで、第二回リーディング公演があったわけですが、結果は大成功。
押し出していく部分や、カット(変更)すべき部分が全て分かって、昨夜ひらかれたクリエイティブチームの飲み会でも、「あそこは、こうした方がいいよねー」「あそこは、カットしようぜー!」という話が加速しました。
前回のリーディング公演では、「脚本の魔改造」の件を含めて、ご心配をおかけしましたが、今回は凄く凄く凄く良かった(とても実りのある時間になった)ことを御報告いたします。
ここからの動き
クリエイティブチームの、ここからの動きとしては、まずは僕が、今回のリーディング公演で皆からいただいたフィードバックを踏まえて、脚本を書き直します。
たとえば。。
映画『えんとつ町のプペル』でも、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の東京公演でも、ルビッチの一人語り(回想)から始まりましたが、ニューヨークでの反応を見る限り、『スコップ』を今よりも、もっともっとサーカスのピエロ(クラウン)の立ち位置に持っていって、物語の登場人物達とお客さんの橋渡し役をさせた方が良さそう。
つまり、ブロードウェイ版のミュージカル『えんとつ町のプペル』は、スコップの一人語りから始めた方が良さそう。
これは現地の空気を見て感じたことです。
あと、東京公演のスコップは酒瓶片手に喋らせてましたが、ニューヨークだと、「屋外で酒瓶片手に喋るヤツ」は本当にヤバいヤツ(下手すりゃジャンキー)みたいに見られてしまうので、そこはカットした方が良さそう。
このあたりは、国(文化)によって違ってくるところなので、キチンとチューニングしていきたいと思います。
昨夜、チームメンバーからは「次の脚本は、どれぐらいで仕上がりそう?」と聞かれ、ひどく酔っ払っていたので「2週間!」と答えてしまいました。
なので、これから日本に帰って、2週間で仕上げます。
2週間後には、チームメンバーに脚本を共有し、演出のウィルや、振り付けのエレノアや、音楽のKOさんや、パーカッションのYakoさんや、美術の佐藤さんの意見を、そこにのせていきます。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』のクリエイティブが第二段階に入りました。
圧倒的なものを作って、世界を力でねじ伏せます。
また進展があれば共有します。
取り急ぎ、「すごく良いリーディング公演になりました」という御報告でした。
現場からは以上です。
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。