おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリした話をお休みして、今、僕がボンヤリと思っていることをお伝えします。
オジサン(イケメン)の日記ですので、たいして中身はありませんので、どうしても暇になった時に(期待せずに)読んでください。
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ニューヨークから帰ってきて、しばらくは講演会で全国を転々としました。
「講演会」は(もちろん仕事ではあるのですが)、話せば話すほど自分の考えがクリアになるし、なにより仕事の「始まり」と「終わり」が明確で、そのスパンも短いので、気持ちがリフレッシュします。
「ヨガ」みたいなものでしょうか。
ちなみに、日本のメディアに出演すると「講演会で儲けてるんでしょ?」と言われるのですが(面倒くさい…)、今も昔も「講演会」の売り上げは1円も受け取っていません。
今回は、すべて「お遊戯会」の制作費に充てさせていただきました。
もちろん、講演会の売り上げをたとえ受け取ったとしても1ミリも非難される要素はありません。魚屋さんが魚を売って生計を立てているのと同じです。
講演会ツアーの前半戦が終了して、昨日から、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の脚本の執筆がスタートしました。
「プロット(ストーリーの流れをまとめたもの)」ではなく、「脚本(セリフが入ったもの)」の執筆です。
#他の仕事を全てズラして脚本執筆だけの3日間
初日(昨日)は、「筆が進んだ!」と言えるほどではなく、スロースタートでした。
しかし、まぁ、筆が進まないのは慣れっこで、「こんなもんだよね…」といった感じで、初日が終了。
集中して(初稿の)執筆ができる日は、今日を入れて、あと二日。
今日、明日でイイトコまで持っていきたいな。
たとえば、1日“も”あれば、いろんなことができます。
ここで具体例をあげてしまうとカドが立つので、ボヤかして言うと、「遅い企業」が1ヶ月ぐらいかけてやるような仕事は、大体1日あれば十分です。
いや、半日で十分。
ところが、昨日の僕の仕事の成果は「4行書けた」です。
朝から翌朝まで費やして、たったの「4行」。
そして、この「4行」も丸々カットになる可能性があります。
砂山とピラミッドをそれぞれ完成させるまでの時間がまったく違うように、仕事の規模が大きくなれば大きくなるほど、「進み具合」は確認しづらくなります。
お客さんにとっても、そして、自分にとっても。
なので「講演会」というスモールゴールがある仕事に救われるのでしょう。
「プロセスエコノミー」とは言ったものの、“進み具合が確認できないプロセス”ほどつまらないものはないので、「プロセスエコノミー」にも適正サイズがあるように思います。
そして、僕は今は、そのサイズをオーバーしてしまっている。
昨日、ラジオの生配信中に、遊び半分で「『えんとつ町のプペル』の続編、書いてみたい人、います?」とリスナーさんに投げかけたところ、「書きたい!」という声がたくさんありました。驚いた。
まぁ、「憧れの仕事」として見てくださっているのかもしれません。
#イイコトなのかもな
ただ、「えんとつ町のプペルの続編のストーリーを書く」という仕事をオススメできるわけがなく、これほど重く苦しい仕事は他になく、僕自身、この苦しみを背負わずに済むのであれば背負いたくはありません。
しかし、背負うことを放棄すると一生後悔することは分かっていて、このサロンでも何度かお伝えしていますが、『えんとつ町のプペル』の制作というのは「呪い」のよう。
そんなことを昨日、あらためて思いました。
さて。
繰り返しお伝えしますが『えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の脚本執筆が始まりました。
今回は、遠くの世界に行ってしまったゴミ人間『プペル』を迎えにいく物語です。
今回のルビッチのバディ(冒険のパートナー)は、「変な世界で出会った太っちょで性格の悪いモフモフの猫」です。
上手く書き上がるといいな。
頑張ります。
皆さんも頑張って。
あ、そうそう。
今夜19時から、お遊戯会『えんとつ町のプペル』の動画が公開されます。
子供達が一生懸命頑張ってます。見届けてやってください。
それでは素敵な日曜日を。
西野亮廣
【追伸】
「https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=7HgJIAUtICU