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ブロードウェイチャレンジの中間報告

2023.11.16 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
当て逃げで逮捕された男のスタイルと軽やかさが良すぎて、そっちに目がいったキングコング西野です。

これ→ https://youtu.be/zO6uuoEWwco?si=OpCBCtASMikxLX-d

さて。
今日は『ブロードウェイチャレンジの中間報告』をさせていただきます。
明日からもニューヨークでのお仕事が続きますが、一旦、リーディング公演(関係者向けの本読み公演)が終わったので現在地の共有をば。

 

山あり谷あり
 

ミュージカル『えんとつ町のプペル@NY』のリーディング公演が終わりました。
雰囲気を少しだけ共有させていただくと、今回のリーディング公演も「劇場」ではなく、稽古で使用した「リハーサル室」でおこないました。
日本では、(メディア向けに時々あるけど)あまり見られない文化です。

そして、お招きする関係者も7~8人に絞っていて、言ってしまったら完全に「狙い撃ち」なんです。
「今回で、○○さんに気に入られるぞ!」という。

今回のリーディング公演では、ブロードウェイのプロデューサーであり、investor(投資家)でもある、ものすご~く有名な方をご招待していて(お忙しい中、来てくださった!)、彼女に見せることが今回の公演およびクリエイティブ合宿の目的の一つでもありました。

終演後。
そんな彼女が僕のところに飛んできて、何度も何度も「感動したっ!」と伝えてくれて、さっそく明日ミーティングが決まりました。
メチャクチャ嬉しかったなぁ。

だからといって、何かがすぐに決まって、話がサクサクと前に進むことは無いとは思いますが(そんなに甘い世界じゃない)、ただ今回のリーディング公演で1歩も2歩も前進したことは確か。
それはチームの全員が感じたことでした。
「ようやく、ここまで来たね」と。

 

引き継ぎ
 

サロンなので少しだけ個人的な話もさせていただきます。正直に。

今回のリーディング公演の実施はラクではありませんでした。
スケジュール的にかなり厳しかったのは言うまでもなく(幕張メッセと同時に準備を進めていたよ)、それより何より「引き継ぎ作業」が無いままプロデューサーのバトンを預かることになっちゃったので、とにもかくにも聞いてない話だらけ。

「ええ? そういう話が進んでたの?」
「そんな契約をしていたの?」
の連続でした。

あとは謝罪の連続。
ただ、これに関しては梶原さんの失踪事件で慣れています(笑)。

「引き継ぎ作業」が無いままのスタートは、ゼロからスタートするよりも遥かに遥かに大変だったのですが、そもそも前任者に仕事を任せていたのは僕なので、ここは頑張らなきゃいけない…と言いつつ、引き継ぎスタッフにも随分苦労をかけてしまいました。

いつも結局、僕一人では何もできなくて、今回もそう。
踏ん張ってくれたスタッフには感謝しかありません。

チームの皆は大変な状況の中、本当に頑張ってくれました。

今回、僕は「演出」としても参加していたのですが、普段は日本に住んでいる日本人が、ブロードウェイのキャスト&スタッフを指揮するのは簡単ではありません。

ブロードウェイはユニオン(労働組合)が本当にしっかりしていて、休憩時間にコミュニケーションを取ろうとすると、「今は休憩時間だから、キャストは休ませてください」という注意が入ったりします。

なので、限られた時間の中で、生まれも育ちも文化も宗教もノリも地雷の位置もまるで違う人達と心を通わせなきゃいけない。

「作者や作品のことを好きになってもらった時の強さ」というのは確実にあって、そこを掴めば、極端な話、空き時間(営業時間外)にず~っと作品のことを考えてくれて、キャストの方から「こんなのを試してみたい!」というアイデアがポンポン出てくるんです。

「限られた時間の中で、どんな言葉を選び、どんな立ち振る舞いをするか?」
そこが大きく求められました。
Voicyでも「世界戦で最も苦労するのは『コミュニケーション』」とお話ししましたが、最も苦労してでも手放しちゃいけないものなんです。

「あ~、なんで、この感じが伝わらないんだっ!でも、そうか。これって日本の感覚なんだな。コッチに置き換えると、何になるんだろう?」
朝から晩まで悔しさやらジレったさにまみれて、それでも、気持ちが折れたらそこで試合終了なので、粘って粘って粘る!

そうして見ることができた今回の景色は、これまでのリーディング公演の中で一番の出来で、「ああ、粘って良かった」と一息ついているのが今です。
ニューヨークは夜の23時半。

明日は今日のリーディング公演の結果を受けてクリエイティブチームとのミーティングが入っております。
いよいよ、来年1月の「投資家向け公演」(こちらは劇場でおこないます)の準備が始まります。

今日、観に来てくださったプロデューサー兼投資家さんも上手く巻き込めたらいいなぁと思いつつ、とにかくやれることは全部やります。
喉を酷使しすぎて、今は、まるで声が出ないのですが、明日には出るようになっているといいな。

ニューヨークのチャレンジは、まだまだ続きます。
言っている間に年末だな。
年末は『天才万博』の客席で呑んだくれてやるっ!
それまで、頑張ろう。

現場からは以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

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