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グランドデザイン ~理念と鮮やかさ~

2024.10.29 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
出演したところで一個も得をしないインパルス堤下君のトークライブの準レギュラーみたいになってしまっているキングコング西野です。

さて。
今日は『グランドデザイン ~理念と鮮やかさ~』というテーマでお話ししたいと思います。

さっそく本題です。

 

BackStoryからのスマッシュヒット
 

オンラインサロンの中で何度もお伝えしているとおり、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のチケット戦(集客戦)は【第2弾チケット】が天王山で、「第2弾チケットさえ完売させてしまえば、第3弾チケットの販売時には枯渇感(公演チケットが買えないかもしれない)が発生し、一気に勝負を決められる」と黒西野が言っています。

そんなこんなで【第2弾チケット】のプロモーションとして、密着ドキュメンタリー『BackStory』を走らせ、昨日、【第2弾チケット】発売開始から1日が経過した時点での販売枚数が出たのですが…結論から言うと、予想を大幅に超える結果が出ました。

詳しくは今週配信される『BackStory』をご覧いただきたいのですが、販売開始から1日で既に「完売」している日程がポコポコ出始めていて、これまで「第2弾チケットは年内に完売させる」というスケジュール感で動いていたのですが、この様子だと予定を前倒しできそう。

来年の春(公演5ヶ月前)までにはオフラインのチケットを全て完売させ、そこから先はオンライン配信チケットの販売に注力し、日本の演劇・ミュージカル業界が無視することができない圧倒的な数字を残せたらいいなぁと思っております。
#こういう勝負は得意です

「【第1弾チケット】(初動)よりも【第2弾チケット】の方が売れるペースが速い」という(業界人からすると)チョット考えれない結果が出ており、今回のアタックで「裏側密着×チケット販売」の威力が明らかになりました。

 

グランドデザイン ~理念と鮮やかさ~
 

これは演劇・ミュージカル関係者だけでなく、全てのサービス提供者に言えることだと思うのですが、作り上げた作品や商品やサービスを大衆に届けきる時に最も必要なのは「理念」と「戦略の鮮やかさ」だと思っています。

理念というのは「それが売れることは分かっている。だけど、それは今やるべきなのか? それは僕たちがやるべきことなのか?」という自問自答をチームの皆に共有することです。

昔から追いかけてくださっている方ならば『ボトルジョージ・シアター』という答えに辿り着くまでの紆余曲折を見てこられたと思うのですが、僕らが「流行り」に飛び付いたことはただの一度もなく、どこよりも早く「流行り」をインプットした上で「う~ん、オモロイけど、これは僕たちがやることじゃないね」を繰り返してきました。

そして、お客さん自身がまだ言語化できていない声に耳を澄ませて、「僕も皆もまだ言語化はできていないけど、なんとなく○○を求め始めているぞ」という場所に矢印を向け、テストを繰り返し、(夢幻鉄道の自販機案なんかを挟みながら)『ボトルジョージ・シアター』に辿り着きました。

「戦略の鮮やかさ」というのは、たとえば…

① AIで生成できてしまうモノには価値がない
② AIで生成できないモノって何だ?
③「思い出」だな
④ Amazonや楽天で買い物した時に「買い物の思い出」が残らないな
⑤ 移動しないと購入できない仕組みを作って「買い物の思い出」を創造しよう
⑥『ボトルジョージ』の専用劇場を作ろう

みたいな話(展開)です。

他には…

①『ボトルジョージ』の映像データを関係者に送っても広まらないな。どうしよう?
②『ボトルジョージ』専用劇場を「BAR(二軒目に行くスナック)併設の劇場」にして、関係者を連れていき、そこで『ボトルジョージ』を見せる。
③ 関係者が『ボトルジョージ・シアター』の写真や動画を撮り、自身のSNSにアップする
④ 関係者に広まる

といった「映像を体験化することで生まれる広がり」とか。

「何の為に、それをやっているのか?」の根拠を明らかにすること(チームの皆に共有すること)は勿論のこと、大切なのはその戦略(文脈)の鮮やかさで、そこに「なるほど。おもろいね」と膝を打つ【鮮やかさ】が無いと誰もついてこない。

やっぱり当たり前だけれど人が動かないと波は生まれないので、そこには「人が動きたくなる理念」と「人が動きたくなる戦略の鮮やかさ」が必要で、いつも「理念はあるのか?」「鮮やかか?」と自問自答を繰り返しています。

一言で言っちゃうと「おもろくないと何も始まらない」といったところなのですが、「面白さ」を生み出すには知識と経験(根拠となるデータ)が必要なので、今後もそこを探り続けていこうと思います。

ひとまず「BackStory×第二弾チケット販売がハマりました」という御報告でございました。
いつも本当にありがとうございます。

今週の『BackStory』をお楽しみに!

現場からは以上です。

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