おはようございます。
3日間の走行距離が750kmだったキングコング西野です。
#玄関プペル
さて。
今日は『エグいビジネス』というテーマでお話したいと思います。
本題に入る前にコチラの共有です。
えんとつ町の踊るハロウィンナイト
11月1日(土)、2日(日)に、ミュージカル『えんとつ町のプペル』を仕掛けたチームがお届けする世界最大規模の盆踊り大会『えんとつ町の踊るハロウィンナイトin幕張メッセ』を開催します。
2日目にはキングコングの漫才(新ネタ)もあります。
是非是非、ご家族で御参加ください。
チケットはコチラから↓
https://odoru-halloween.jp/
玄関プペルな日々
今日はかなりボンヤリとした話です。
#怒らないでね
『玄関プペル』で日本各地を回っております。
直近の5日間で「滋賀」「福井」「山形」「秋田」「青森」「広島」を渡り歩くという、デタラメ無茶なスケジュール。
『毎週キングコング』の中で、(「下町ロレックス」の販促を頑張る)梶原君から「本を売るために『ZOOMでマンツーマンで会話できる権』を打ち出して、もし注文が殺到したらどうするんだ?」と問われたことがありました。
僕の答えは一貫しています。
「どうにかする」
誰も足を踏み入れていない領域に至るためには、「極端さ」が必要条件です。
計画や戦略で到達できる範囲は、所詮は再現可能な領域に過ぎず、そこに独自の価値は宿りません。
これからの時代にこそ求められるのは、「理解はできても模倣はできない(誰も模倣しようとしない)」という領域であることは明白です。
たとえば、前売券を10万枚手売りすれば、当然ながら10万枚のチケットが売れます。
けれども「1年間、毎日手売りを続け、3日に2度は複数枚購入してくださる経営者と飲みに行く」という覚悟を実際に行動に移すクリエイターを、僕は未だ見たことがありません。
多くのクリエイターは言い訳を重ね、より楽な道を模索します。
これほど堅実な方法はないのに。
映画の前売券を握りしめ、各地を巡る日々は発見の連続です。
散々全国を飛び回ってきた僕でさえ、まだ見ぬ土地や文化に出会い、そのたびに新しい学びを得ています。
何よりも「こんな遠方から東京まで観劇に来てくださっている」という事実は、強烈なモチベーションへと変わっていきます。
クリエイターは、その事実にもっと触れた方がいいな
青森の算盤教室の話
さて。
昨日は「玄関プペル」の1件目の配達先である算盤教室のオーナーさんに車で送っていただきました。
もちろん車内では、恒例の「インタビュアー西野亮廣」が始まります。
時間を無駄にしたくない僕は、とにかく何かを吸収したいんですわ。
そこで伺った話が実に興味深いものでした。
青森を拠点に展開されているその算盤教室は、現在【700名】を超える生徒を抱え、少子化が叫ばれる時代にあってもなお増加し続けているというのです。
「生徒を増やすための工夫」も非常にユニークだったのですが、それはいつかの「経営者飲み会(クリエイティブ合宿)」で共有させていただくとして、まず特筆すべきは「爆発的な増加に至った転機」です。
現在、その教室は「オンライン算盤教室」として世界中に生徒を持っています。
もともとはオフライン教室だったのですが、そこからオンライン教室へと切り替えたキッカケは、もちろんコロナの影響もありましたが、それ以上に大きかったのは「青森における人口減少の加速」でした。
オフラインでは生徒を十分に確保できないと悟ったからこそ、誰よりも早くオンライン化に踏み切ることができたというのです。
人口の多い都市部では、まだ「オフライン」に可能性が残されているため、どうしてもそこにしがみついてしまう。
しかし、そもそもオフラインの余地がほとんどない地域においては、否応なく「オンライン」に舵を切らざるをえない。
そこにこそ、先手を取る力学が働くのだと気づかされました。
「どこよりも早くに負けが確定したから、勝てた」という話です。
なるほどなぁ。
「勝ちパターン」や既存顧客のニーズに縛られると、利益率の低い新市場や新技術に投資しづらく、その結果、後発の新興勢力に市場を奪われるということがよくあるのですが(イノベーションのジレンマ)、できることならば「勝ちながら、破壊的イノベーションも起こし続けたい」というのが僕のような立場に置かれた人間の本音だったりします。
イノベーションのジレンマをどう突破するか?
僕は比較的「勝ちパターン」を積極的に捨てている方ではあると思うのですが、とはいえ人間なので、ついつい勝ちパターンに縛られてしまうこともあると思います。
この問題(イノベーションのジレンマ)をどう仕組みで突破するか?というのが僕の直近の宿題になっているわけですが、最近、少し良い対処法を見つけました。
バカみたいな方法なのですが、それは手掛けているビジネスのモデルを一度「エグいorエグくない」で分類するというもの。
その視点から手札を見た時に
「面白いけど、エグいほど面白くない」や、
「利益は出ているけど、エグいほど出ていない」や、
「まだどうなるか分からないけど、やろうとしていることはエグい」
といった新しいカテゴリーができてきます。
数年前に「エモい」という指標がありましたが、世界をとるなら「エモいビジネスモデル」よりも「エグいビジネスモデル」だというのがここ最近の結論です。
たとえば、YouTubeが広告主から広告費をいただいておきながら、(広告を観なくてもいい「有料サービス」をYouTube上で展開するような。)
広告を募集しておきながら、「広告って邪魔だよね」なんて、ネジが2〜3本外れていないと言えないし、それを言い続けた先に、今では誰も違和感を覚えずにサービスを利用しているし、広告主はせっせと広告を出しています。
#とんでもねーな
「映画を作りました」「ヒットしました」「やったー」は面白いかもしれないけれど、そこにエグさ(エグいビジネスモデル)は無く、ただ面白いだけ。
そういったものは遅かれ早かれ淘汰されていくのだろうなぁとボンヤリ考えています。
世間には公表しておりませんが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の制作の裏側を積極的に出して、予算問題を解決しているところを見せて、その出口で『キンコン西野の親子で通うお金の学校』を販売し、1億7000万円以上の売り上げを出しました。
この売り上げを全てエンタメにブチ込む…ということを現在やっているのですが、まぁまぁエグい。
ここからは、そういったエグいビジネスモデルを(勝っている間に)どれだけ作れるか?が勝負の分かれ目になってくると感じています。
現場からは以上です。
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