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ファンタジーを作れる人

2019.08.06 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。

1時間後には家を出なくちゃいけないのに(これからフィリピン!)、荷造りを後回しにして、サロン記事の執筆に挑んでみるキングコング西野です。

さて。

そういえば最近、タイムラインに流れてくる他人のインタビューなどで、「…いや、それ、僕が5年前に言っていたことだけどな…」と思う機会が増えてきました。

たぶん、今の『キングコング西野』は、国内においては、「ちょっと成功したヤツ」みたいなポジションに立たされていて、西野のやり方がコピーされ始めたのだと思います。

クラウドファンディングへのバッシングは随分減りましたし、オンラインサロンを始めたがっているタレントさんは随分増えました。

成功パターンがコピーされるのは世の理なので、これに関しては何とも思いませんが、ただ、あらゆる局面で「コピーのスピードが上がったな」と思う機会が増えました。

こうなってくると、「コピーされやすいもの」の価値はドンドンドンドン下がっていきます。

その代表格が『情報』でしょう。

誰よりも早く『情報』を仕入れて、それを販売していた人は、一昔前なら「時代を牽引するリーダー」的なポジションに立つことができましたが、これだけ高速で『情報』がコピーされ、大量に出回ってしまうと、そういうわけにはいきません。

情報が大量にコピーされ始めると、『情報強者』の価値は下がり、相対的に、“コピー不可能”な『個人の物語』を持っている人の価値が上がります。

(※4コマ漫画で自分の人生を描ける人は強いよね)

価値というのは「希少価値(=雑に言っちゃうと、少なければ少ないほどイイ!)」なので、他人がコピーできない人になる努力を重ねた方がいいと思います。

その点でいうと、もう1つ。

『ファンタジーを作れる人』は圧倒的に強いですね。

ファンタジーは「世間の正解」ではなく、「作家個人の強烈なワガママ(=世間的には間違い)」なので、誰でも正解が出せる時代になればなるほど、重宝されるでしょう。

僕の肌感だと、「マーケティングかっこいい」「仮説をたてて、実行して、狙いを的中させるのカッコイイ」は2018年の前半で終わっていて、もう皆がやり出したので、これから何か仕掛けてやろうと思っている人は、『正解』ではなくて、『ファンタジー(不正解だけど許される)』に賭けるのもいいかもしれませんね(*^^*)

僕個人としましても、正解を出す仕事はスタッフさんにお任せして、「西野はファンタジーにしか手をつけない」という方向で、社内を整理していこうと思っています。

今、映画『えんとつ町のプペル』という圧倒的なファンタジーを作っています。

世間の度肝を抜いてみせますね。

現場からは以上でーす。

【追伸】

サロンメンバーの皆様だけにチラ見せ。

絵を描く前に、3Dで町のモデルを作っちゃうんです。

お楽しみに!

https://vimeo.com/621531585/7bbfd78c33

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